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2004.06.01

シングルバックハンド

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ちょっとづつ実家の姉貴が録ってくれている全仏の試合を観ているんですけど、男子でも少数派になりつつあるシングル・バックハンダーの振り抜きの凄さにビックリしています。フェデラー、クエルテン、ロブレド、ガウディオといったあたりのスピン多めのバックハンドストロークなんて「おいおい!そんなに振ったら肩が外れるよ〜!腕も飛んでっちゃうよ!」って思っちゃいます。

あのぐらい速く大きく振らないとベースライン際の深さまでヘビースピンのボールが飛ばせないのかも知れないけれど、めちゃくちゃヒットポイントはシビアでしょうね。少しでも食い込まれたらフレームで強打、ボールが真上に飛んで行きそうな雰囲気。丁稚あたりがあんなヘビースピンを掛けて返す場面なんて無いからどうでも良いんですけど、プロのシングルバックハンダーはリスク高いですよね。両手打ちが増えるのは仕方ないですね。

シングルバックハンドのメリットってあるのかなぁ。リーチ面では優れているっていわれるけどそれはスライスでの場合でしょ?ドライブやフラットでは両手打ちと違って打点が遅れると目も当てられないから、準備のタイミングは早めにしなきゃいけない分、アタック出来る機会は少ないと思う。スピン多めのショートアングルは打ちにくいし、高い打点は強く返しにくいし、トップスピンロブだって難しい。

そう考えると本当にプロのシングル・バックハンダーは頑張ってるなぁ。あと数年もしたら「あ、あのおじさん見てみ!片手でバックハンド打ってるよ。昔の人は片手で打ってたんだってさ。お?スピンも掛けれるんだ片手で、へ〜器用だね。」って感じに若い人から言われんだろうなぁ。「お?あのおじさん、フォアハンドをコンチネンタルで打ってる!やっぱりスピン掛けるの苦労してるなぁ。うわぁ手首折れそう。」って丁稚が先輩方に思うように...。

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