なんだかんだと忙しくてblogの更新を滞らせているけれど、定休の木曜と今朝はレッスンに行ってきました。
木曜のレッスンは主婦層に人気のある客員コーチのクラスに入ってきました。実戦的なドリルをふんだんに盛り込んでくれるコーチなので最初から最後まで刺激的にレッスンを受けられます。丁稚が特にお気に入りのドリルはコーチの球出しからのダブルスドリル。
「浅い球出しをアプローチから」とか「ボールを4人に1周させてから」というダブルスドリルってパターンはよくあるんですが、このコーチはランダムに「前衛の頭を抜かれた状態」「後衛前にドロップを落とされた状態」を球出しで演出、そこからの攻守の展開作りを生徒達が取り組むワケです。一球目を落とされた守備側はエマージェンシーな状態、つまり陣形を崩された状態からいかに凌いでポイントに繋げていくかが課題となるし、相手を崩した状態からスタートする攻撃側もきっちり攻めきることが課題となります。
一球目を拾いに行く生徒は「相手の攻撃をかわしイーブンに近づける配球」、そのパートナーは「攻撃に備えスペースを埋めるポジショニング」に腐心しなければいけませんし、攻撃側も「どこにボールを返してきても有利な状況を譲らないポジショニング」を考えなければいけません。コーチの矢継ぎ早で気まぐれな球出しに攻守が目まぐるしく入れ替わり身体というよりも頭が疲れるドリルですが、サーブやリターンの出来に関わらず全員がダブルスの醍醐味が味わえるから楽しいんですよね。いやぁ、しかしポジショニングとは難しいもんです。
今朝は仕事の都合で古巣のクラスに振替で入ってきました。親しい仲間がいるクラスなのでリラックスしてレッスンを受けられますが、自分より上手い人に囲まれて緊張感たっぷりの新しいレギュラークラスの方がやはり上達には良い環境です。ただリラックス出来るこのクラスだからこそ、ちょっと思い切った事を始めるには好都合でした。
思い切った事とは...。実はまたバックのダブルハンドにチャレンジし始めました、これで3度目のトライです。前回、ちょうど一年前に両手打ちにチャレンジした時は大ホームランの連続に我ながら辟易し「もう迷わない!」と片手打ちの精進を心に誓ったんですけどね。ちょっと悩みが深くなると目新しい方に変えてしまう堪え性の無さが片手バックの上達を阻んでいるのは重々承知。ただ今回は本気でダブルハンドに取り組んでみようと思っています。
変心の一番の理由はダブルハンドの方がテイクバックがシンプルになるし、懐が深くなるのでドライブショットを選択出来る機会が増えると思ったからです。上級クラスは行き交うボールの速度もアップし、なかなか万全の態勢で片手バックのドライブが打てないんです。丁稚の準備が遅いのと思い切りの悪さが原因なんですけどね...。
とにかく今回は失敗しないように前回のミスを踏まえ変えるところは変えてみました。左手のグリップはウェスタンまで厚くし左のフォア感覚でボールを運ぶ感覚を掴みやすくし、面の開き具合を掴むために右手は片手打ちと同じようにバックハンドイースタンにしました。以前よりも左右とも厚くなっています。大ホームランになりにくいグリップのはずなんですが、さてどうなることやら。
レッスン序盤のミニストロークからダブルハンド開始。ストローク練習の時は球出しのコーチが「いったいどうしたの?」というように苦笑していて正直恥ずかしかったですが、決めたことですから仕方ない。ボール自体はいい感じに飛び出してくれています。さすがにボレストの時は打点が定まらずホームランやネットを連発、相手に頭を下げながらの練習。コーチとのロングラリーの時はダブルハンドから良いボールが行ってましたが、打ちやすいボールを返してくれるから調子に乗ってはいけません。
レッスン通してドライブで打てる場面は全てダブルハンドを選択しましたが、違和感こそ無いもののまだまだ打点やスイング軌道が一打毎に違うので、良いボールの次はフカしたりネットしたりと打球面が安定していません。ボールを迎えに行ってしまうとフカしちゃうようですね。今まで以上にしっかり引きつけるのが肝要のようですね。まだ左右のコンビネーションが取れるほど生粋のダブルハンダーではないので、取っ掛かり左手主導でスイングすると良い感じにボールが行ってます。
まだまだ感想を訊ける段階ではないけれどコーチや仲間からは「良い感じだねダブルハンド、いつ練習したの?」なんて持ち上げてもらえました。褒められるとヤル気が出るのが丁稚のイイ所、頑張ってフェレーロになってみるか。がはは。
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