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2005.03.11

コーチ差し置き

昨日、サーブがヨレヨレで相当落ち込んだ様子でコートを後にした丁稚ですが、レッスン終了後はスクールフロントでクラス仲間と談笑。ウィルソン・トライアドの赤を愛用するクラス仲間の女性の「肘がよく痛くなるんです。テニスお休みしたら良いんでしょうけど、週2,3回ペースを減らしたくないし、どうしたら良いんでしょう」という悩み告白が発端になり、スイング談義に花が咲きました。

痛くなる箇所から察するにバック側に問題がありそうでした。彼女は女性にしては珍しいシングルバックハンドです。薄いコンチネンタルグリップでフラットに打ちだしていますが、インパクトでヘッドが下り、面がオープンになるので若干スライス回転でボールは飛んでいきます。そういうスイングですので、スピードや威力はあまりありません。

ただ彼女は面感覚がとても優れいて、追い込まれても押し込まれても滅多にネットに掛けたりアウトさせたりしないんです。あの感覚は本当に素晴らしい。彼女とボレストラリーをやると丁稚がボレーミスしない限りは続きます。ですから色々フォームをいじるとその優れた能力が失われてしまうのでは?と懸念されますが、軽くてパワーがあって振動吸収性も良いトライアドでさえ肘が痛くなるのではスイング矯正も必要なのかも。

丁稚から見て彼女のバックハンドの問題とおぼしき点は、ちょっと振り出しが遅くて「レイトヒット」気味な点と左手を添えずにラケットをテイクバックしているところ、そしてラケットヘッドが落ちたままインパクトしているところ。多分、レイトヒットが肘には一番良くないはずです。加えて右手一本のテイクバックで腕に負担をかけた上にラケットヘッドが下って(手首のコックが無い)インパクトするので相手ボールの衝撃を上手く腕の各部位で吸収出来ない。それでも器用に面を作って返球出来てしまうから、肘に破綻が来るんでしょう。

「両手打ちに変える」「少しグリップを厚くしてフラットに打つ」「スライス打法をマスターする」などの対応策が仲間内から出ました。それぞれが今のフォームからは劇的に変えてしまうものですから、彼女にとっては大変でしょうね。

「両手打ち」 ... シングルバックからダブルバックに変えるのは並大抵じゃないですからねぇ。肘への負担は激減すると思いますが、あんまり現実的なチョイスじゃないと思います。丁稚も大変さが身に沁みています。

「グリップを厚く」 ... 今のフォームに一番近いし、コンチネンタルより肘に余裕を与えやすいので一番現実的で理想的だと思います。ただグリップを変えちゃうと面感覚にズレが出るかもしれませんね。左手を添えてテイクバックし、手首のコックを使ってヘッドを落とさずに面を押しだすフォームはすぐに習得出来ると思うんだけど。

「スライス打法」 ... コンチネンタルの面感覚を重視しながら肘の負担を無くすなら、本格的な伸びるスライスをマスターするのも一案。コンチネンタルでフラットやドライブを打つのは非力な女性には大変(男性でも大変)ですが、スライスにはもってこいのグリップで腕力もそんなに必要ないですし、レイトヒット気味の彼女にもスライスならボールを呼び込める分だけ慌てず打てるはずです。ただスライス独特のスイング感覚をすぐに呑み込める人とそうでない人いますからねぇ、切り下ろしのカットになっちゃう可能性もあるしなぁ。

そもそもコーチを差し置いて生徒達がアドバイスを送るのも何なんですが、丁稚を含めてこのクラスのみんながいわゆる「テニス馬鹿」ですから、そういう悩みなら「いつでも来い」という雰囲気でgoodです。彼女にとっても自分のバックハンドに対して侃々諤々のスイング談義が展開された事が凄く嬉しかったみたい。彼女のバックハンドは果たしてどう変わっていくのでしょうか?だいぶみんなに色々言われてパニックになってましたが、彼女にとって一皮剥ける良い機会なのかも知れませんね。

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コメント

うーん腕が痛いなら私なら両手打ちを勧めると思います。

シングルのバックは打点が前ですからねぇ。追いつけないと遅れてしまいますね。肘の負担が心配です。

ダブルハンドはリーチは短くなってテイクバックも窮屈に感じるかもしれません。

でも安定感も出ますし、割とキビシイボールでも返せるしなぁ。バックでも攻撃的なショットが打てます。何よりも痛みがあるし(-_-;)

センスがよさそうなのでコツをつかむのもそれほどかからないかもしれませんよ。
個人差はありますが完全にものにするまではタイヘンですが...

今後長いテニス人生のうち、しばらく我慢すればバックのダブルハンドをモノにできて、腕への負担が軽くなるならば安いものという気もしますがねぇ...。

投稿: うにのり | 2005.03.11 18:27

なるほど。

うにコーチ、コメントありがとうございます。コーチのおっしゃる通り、まずは痛みをなくすのが大前提ですよね。そこを軽視し過ぎていましたね。肘に痛みやハリが来ると誰でも「遂にテニスエルボー来た〜!」と不安になりますもんね。

彼女には両手打ちをすすめてみます。片手から両手は本当の踏ん切りが付くまで、めっちゃくちゃ大変ですけど、彼女の場合は痛みが来るんですから選択の余地は無いと...。

投稿: 丁稚 | 2005.03.11 21:19

みんなで親身になって相談に乗ってあげるなんてすごく仲がよくていいクラスなんですね。
そういう仲間たちとならいつも楽しくレッスンを受けれるんでしょうねぇ・・・・
彼女がどういう選択をするかはわかりませんがとにかく無理して悪化することだけは避けてほしいです・・・・ σ(TεT;)

投稿: みるくん | 2005.03.11 23:07

そうですね、肘の痛みはテニス好きにとって一番不安になることですから、うにコーチのおっしゃる通り遠回りでも両手打ちにチャレンジした方が良いでしょうね。

ホントにレギュラーのクラスの仲間は良いメンバーが揃っています。みんな真面目にメニューに取り組むし、明るいし。ホント楽しいですよ。きっとコーチも雰囲気が良いからラクだと思います。

投稿: 丁稚 | 2005.03.12 09:53

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