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2005.03.19

疑わしきはイン?アウト?

岩佐徹さんのon-air/off-airが、もうじきblog化されるそうですね。すごく楽しみです。テニス界の楽しい裏話が満載なうえに、ダバディさんとの絡みの一件の様に時には波紋を広げてくれたりとホットな情報発信源であります。今後は即時性をも手に入れるわけでいよいよテニスブログコミュニティーの中心となること請け合いですな。トラックバック機能は全開バリバリでよろしくお願いしますね。

さてblog化までネタを温存するような方ではないので、現HPでも精力的に更新をしていらっしゃいます。一つ前のエントリー「2005.3.10 アラカルト/花粉まみれにて」の『かくありたし』に少し引っ掛かりを覚えました。

「とある大会のQFでナダルがカレリを追いつめマッチポイント」という場面でのお話しで

ナダルのスピンサーブに対するカレリのリターンはベースラインぎりぎりに落ちましたが、ラインパーソンはアウト判定で主審のオーバールールも無くカレリはネットに歩き始めていました。しかしナダルは立ち止まり、入念にボールマークをチェックし、シューズでマークを消したのです。「グッド」であることを認めたわけです。..... 中略 .....試合後の会見でナダルは「特別な事をしたわけじゃありません。善良で名誉を重んじる人間としてやるべきことをやったまで」と語ったそうです。
という内容でした。

このナダルのとった行動に対して誰しもが非常に清々しい感想を抱くはずです。丁稚ももちろんそうです。ただ一方では....

たしか一昨年の全米女子シングルス決勝、女王に君臨するエナンと初のグランドスラムタイトルに燃えるクライステルスが激突し非常に白熱したゲームでした。結局はエナンがクライステルスを下し優勝を勝ち取りましたけれど、ゲーム後半にクライステルスが劣勢をはね返し反撃の狼煙を上げ始めた時にソレは起こりました。

エナンを強打で押し込んで浮いてきたチャンスボールをクライステルスが踏み込んでオープンスペースにドライブボレーを叩き込みました。このポイントでクライステルスに一挙に流れが傾き、逆転もあり得ると誰しもが感じた瞬間。無情にも「アウト」のコール。確かに少しボールは長かったけれど、ベースラインの上に落ちていたんです。これは明らかにミスジャッジですが判定は覆らず、引き戻したはずの流れが再びエナンへ行ってしまいました。

こんな光景はよくある事なのですが、あの時のエナンの態度が忘れられません。クライステルスの放った強烈なドライブボレーにはどう転んでも追いつけないエナンは、目線の先のベースライン上にボールが落ちた瞬間に「アウト」のジェスチャー。一番近くで見ていたエナンは「グッドかアウト」かを一番よく知っているはずですが、彼女のアウトのアピールは執拗でした。この場面に遭遇して以来、丁稚はどうしてもエナンが好きになれません。

ただプロスポーツにおいては、どんな手段をもってしても勝つという貪欲さと狡猾さが無ければ勝ち残り続ける事は出来ないのかも知れません。スポーツマン精神遵守の清々しさは観ている側の単なる押し付けなのかも知れませんね。エナンの取った行動は非難されるべきものじゃないのかも。

テニスは選手の一挙手一投足を観客や視聴者に全て監視されるスポーツで、選手の人間性まで丸裸にされるからこそ際立ってしまうのかな。サッカーなんて違いますよね。審判の見えないところで足を引っ掛けウェアを引っ張る、触れられてもいないのにファウルを迫真の演技でもぎ取るなんてのはテクニックの一つですもんね。日本代表のサッカーを観る時は「おい!もっとウマイことやれって!」って、そんなプレーをけしかける勢いですから丁稚も。

さて身近なところに話しを持ってくると、ほぼセルフジャッジでゲームを進行する草トーナメントで自分に有利な判定を繰返す人がよく居るという話しを聞きます。こういう所業に対して「疑わしきはインとするのが当たり前だ」「疑わしい所に打つ方が悪いんだ」などの両極端の意見がありますよね。丁稚は気が弱いんで大事なポイントであったとしても、やはり「疑わしきはイン」派です。届かないボールであったならば尚更です。

でもきっと逆の人も居るんだろうなぁ。草トーの成績に生活がかかっている人はいないと思いますが、そうせざるを得ない理由は何なんだろう。プライドなのかなぁ?アマチュアスポーツにおいては、相手を蹴落とさんばかりの殺伐とした雰囲気は相容れないと思うんですが...。

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つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私もインですねぇ
たまに「オイそりゃ無いぜ」なひともいますが、ソレにこだわってその後にひびくと悔しさ倍増なんでw
さっさと忘れるようにしています。

フットフォルトも気になりますねぇ。

投稿: うにのり | 2005.03.19 13:55

セルフジャッジ。ほんとは簡単なことなんですけど難しいです。
インならイン。アウトならアウト。よくわからなければイン。これだけのことなんですがねぇ・・・
それにしてもナダルのセリフ「善良で名誉を重んじる人間としてやるべきことをやったまで」ってどうなんでしょ?これって自分のことを・・・??(。-`ω´-) ンー

投稿: みるくん | 2005.03.19 13:58

うにコーチへ

確かにそういうタイプに負けたりでもしたら悔しさ倍増でしょうね。丁稚は熱くなって崩れるタイプかも...。

草トーではジャッジを巡る揉め事に対するルールが確かあるんですよね?そこまで荒立てる人もいないでしょうけれど、嫌みの一つ二つは飛び交うんでしょうな。

フットフォルトを厳密に取り出したらエラいことになるでしょうね。ラインを踏むならまだしも、大きく踏み込んでサーブ打ってる人がけっこう居ますもんね〜。

投稿: 丁稚 | 2005.03.19 14:08

みるくんへ

敬称略で良いっすか?

セルフジャッジはプレーヤーがボールを追って動いてますし、目線もブレているでしょうから厳しいボールのジャッジはしにくいですよね。でもイン・アウトどちらとも取れるボールを周囲の空気もお構いなしに、ハッキリ「アウト」と言い放ってプレーを止めてしまえる肝の据わった人も居る訳で不公平感はありますな。

ナダルのコメントの真意は「僕は間違った事は間違いだと言える正直な人間だし。そもそもジャッジでゲームに勝ちたくは無い。自分のプレーで勝ちたいんだ」ということでしょうか。

投稿: 丁稚 | 2005.03.19 14:23

はじめまして。FPラヂカルの検索でたどり着いて
以来、毎日のように拝見させていただいてます。
私も気が弱いのでイン派です。それにやはり勝っても
負けても気持ちよい試合にしたいですからね。
ただ、やはり女子の試合ではきわどいボールをアウト
コールする人やフットフォルトする人は非常に多いで
すね。それに、間違いなくアウトなのでコールしても
今の入ってましたよね?ってわざわざ聞いてきたり、
戦意喪失してしまいそうなことが多々あります。
私のサークルの人で実際に女子の試合のそういういや
らしい部分に嫌気がさして試合に一切出場しなくなっ
た人もいます。こういうのにも地域性ってあるんで
すかねぇ?ちなみに私は大阪在住なんですけど…。

投稿: yuka | 2005.03.19 14:26

yukaさん、コメント有り難うございます。

> 間違いなくアウトなのでコールしても今の入ってましたよね?ってわざわざ聞いてきたり

いやぁヤラしい!かなりの神経の持ち主ですな。プレッシャーをかける意味での物言いでしょうか。そういう相手とゲームすると自然に殺伐としてきちゃうでしょうね。草トーはこういう神経戦も含まれるんですな、恐ろしや〜。

ちなみに地域性はどうなんでしょう。文句言いで思い込みの激しいタイプはどこにでもいますし、丁稚はどこも同じじゃないかと想像しますが...。

「テニス愛好家は性格が悪い」ってまことしやかに言う人がよくいません?「そんなことぁ無い」といつも否定していますが、プライドが超高くて手前勝手な根性ババな人がやっぱり多いのでしょうか...。

投稿: 丁稚 | 2005.03.19 15:11

試合で熱くなって、「アウトになってほしい!」と思った時ってアウトに見えることがあるのですよね。
私も自分ではアウトだと思ったのに、後で他の人に入っていたよと言われたこともあり・・・。

相手のコールに文句をつけることってよくありましたよ。そうすることで、次のきわどい球をインにしてくれたりもするので。
当たり前のように結構みんなこうしていましたね。
「どこに目つけとんねん!」って相手選手に言われたりも。
テニス強い人って気も強い。
こわいこわい。

投稿: ねむ | 2005.03.19 20:11

さすがはねむコーチ、直球ですね。実業団入りを果たした猛者達と日々しのぎを削っていた方と単なるスクール生が対等に話しあえる問題ではありませんが、思う所を書いてみます。

疑わしきボールが相手有利にジャッジされ続ける前に牽制することは大事だとおもいます。ジャッジを真剣にさせるためにもするためにも緊張感は大事です。ただアマチュア同士の試合において丁稚はセルフジャッジにブレが出たり公平さを欠いては試合自体が成り立たないと思います。

ポイントの重要性やゲームの流れでジャッジがブレるのは見苦しいです。仮にジャストアウトだろうが打ち抜かれてしまったボールなんです。セルフジャッジの力を借りて自ポイントにして果たして自分は強いと胸を張れるのでしょうか。そもそも相手の放った際どいボールの前は自分の打ったボール。苦し紛れにせよそんな際どい所に狙い打たれるボールを相手に渡してしまった事をまず悔やむべきかと。

矛盾しますが、丁稚の語る甘っちょろいメンタリティーをこれから世界を目指すジュニア世代には持って欲しくはありません。カラタンチェワのような自信に満ちあふれたビッグマウス上等です。日本選手からタフさやダーティーさを兼ね備えた強者が現れ、世界のてっぺんで暴れ回って欲しいものです。

投稿: 丁稚 | 2005.03.19 22:42

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