プレースタイル解剖
マンションのエレベーターでよく一緒になるおばあちゃん「出前ご苦労様」といつも声を掛けてくれます(^_^;)たいがい作務衣姿の丁稚ですから蕎麦屋か寿司屋の出前の兄ちゃんだと思っているんでしょうな。もう何年も同じマンションじゃないの....そろそろ顔憶えてもらっても良い頃ですが「はぁ、どうも」と。
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丁稚はハードヒッターご用達のラケットを好んで使っておりますが、決してハードヒッターではありません。ではなぜ不安定なのか?丁稚の不安定テニス・笑われ系テニスの原因を探ってみます。
......実は「探る」ってほど複雑ではなくって(^^)単純明快なのですよ。
「一発狙いだから」
の一言に尽きますな。ハードヒッターの打ち抜いていく一発と手法は違いますが、結果はほぼ一緒でリスク背負いまくりとなります。
「ハードヒッターじゃない一発屋って?」
とお思いになることでしょう。でも皆さんの周囲にも居ると思いますよ丁稚みたいな一発屋。ではダブルスにおいての具体的な例を挙げてみまっす。
----- 丁稚のサービスゲーム -----
いつものようにバカ打ち1stが収まらなかった後の2ndが、センターを狙ったのに上手い事ワイドに飛んで入りました。しかしリターナーはポンと当ててクロスへリターン。前にエッチラオッチラ詰めてきた丁稚の足元に落ちるであろうナイスリターン。サービスライン手前で一旦立ち止まりセオリーなら一歩踏み込んでローボレーをクロスへ深くというケースです。ところが....
丁稚「う〜ん、どうしよっかなぁ〜。クロスに深く打ってもポイントは獲れないし....アングルにドロップ?それも悪くないけど.....そうだ!ココで止まっておいてハーフボレーでふわっと打ち気マンマンの相手前衛の頭を抜いてやれば、ポイントゲットじゃん!よっしゃそれで行こう!」
----- 丁稚のリターン -----
【パターンA】しっかりとバック側にコントロールされたサーブが飛んできました。しかし相手サーバーはネットに詰めてくる風情ではありません。セオリーならクロスへ深くリターンというケースです。ところが....
丁稚「うまいことバックに打って来やがったな。さぁて、リターンはどうすっかなぁ?クロスに深く打っても決まらないし.....そうだ!激アングルにスライスでポトリでポイントゲットじゃん!よっしゃそれで行こう!」
【パターンB】しっかりとバック側にコントロールされたサーブが飛んできました。相手サーバーはネットに詰めてくる様子です。セオリーなら相手サーバーの足元へ軽くリターンというケースです。ところが....
丁稚「うまいことバックに打って来やがったな。さぁて、リターンはどうすっかなぁ?足元にポンと打ってもあの人ローボレー上手いからなぁ.....そうだ!クロスに打つと見せかけて低めのスライスロブで前衛の頭をス〜ッと抜けばポイントゲットじゃん!よっしゃそれで行こう!」
【パターンC】しっかりとバック側にコントロールされたサーブが飛んで来る予感がします。相手サーバーがトスを上げました。そんな時....
丁稚「またバックに打ってくるんでしょ?今度はフォアに回り込んで逆クロスに激打ちしちゃおう!もうコッチのこと見てないし(^○^)あからさまに動いちゃいますよ〜さぁいらっしゃい。よっしゃ!思った通りバックに打って来やがったな。うほっ!待ってました!さぁて行くよ〜〜〜〜バチコ〜ン!」
はい。もう一事が万事こういう思考回路なのです(-_-;)戦術・戦略・組立・展開、丁稚はテニスの奥深さが分かってないのであります。目先のボールをいかに相手が予想もしていないところに打つか、どうこの一球でポイントを獲るかしか考えていないのであります。一発屋というより『浅はかさん』です。
愛読書であるT.T.やスマッシュにも毎号のようにダブルスのより良き戦略が載っています。しかし丁稚はあろうことかいつも斜め読み&読み飛ばし......おのれに一番必要な記事やろがい!
トリッキーなプレーが毎回決まるワケが無いのにコートに居る丁稚以外の3人が「えっ!?」と動きが止まってしまうようなショットを打ちたがってしまうんですよね〜。こういう思いつきの独りよがりなプレーはマッケンローのせい......いやいやマッケンローはダブルスもすこぶる強かったんだよな〜(^_^;)パートナーと共に戦う姿勢がマックにはちゃんとあったんだよね。
そろそろちゃんとしたテニスも身に付けなきゃ、いつまで経ってもイロモノだ。
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コメント
丁稚さん、非常に感激しております。
blog拝見させて頂きましたが、非常に近い思考回路をお持ちと推察しました。
(丁稚さんは、うれしくナイですよね)
雑誌関連は、プロの連続写真を見ても体がいうこと利かないので私は何を見ているのかと
今更ながら考えてしまいました。
オイラは体力ないので「いやらしい」所に1発攻めを心がけています。
若い衆からは「オヤジ攻め」と言われています。
投稿: QP | 2005.11.02 12:43
なるほどそういう一発屋なんですね?
よーーーくわかりますよ。
なぜって?僕もそうですからはっはっはっは・・・。
わーすごいー。って言われたいんです困ったもんです。
だから試合弱いです。練習強いけど・・・。
投稿: あに | 2005.11.02 14:21
> QPさんへ
>> 非常に感激しております。.....非常に近い思考回路をお持ちと推察しました。 (丁稚さんは、うれしくナイですよね)
とんでもない!嬉しいですよ〜!!! イロモノは僕だけじゃなかったって.....(こちらこそゴメンナサイ)
>> オイラは体力ないので「いやらしい」所に1発攻めを心がけています。若い衆からは「オヤジ攻め」と言われています。
あいたたたた「オヤジ攻め」と言われちゃうのね、やっぱり(^_^;)でも丁稚は若い時分から「オヤジ攻め」一本槍できちゃってます。見た目はトッチャン坊やなのに....(いやもといガキおやじだった)
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> あにさんへ
お珍しい時間にオンラインでありますな、あにさん。目下、休憩中でごわすか?
>> わーすごいー。って言われたいんです困ったもんです
おっとコンチ族の首領殿に心の内を見透かされたのかと思いましたぞ。まさに、まさにおっしゃる通り「ほへ〜(@o@)そんなトコよく打てるね〜」っていうのが最高に欲しい言葉なのよ。お互い狙いは一緒ですな。
>> 試合弱いです。練習強いけど・・・
くっくっくっく(^_^;)いや、あにさん、練習で強いだけ恰好良いじゃないっすかぁ。
僕も1レッスンにせめて1プレーはセンスあるところを見せたいと思っておるのですが.......どう強く生きていったら良いのか分からなくなる時があります。
投稿: 丁稚 | 2005.11.02 15:09
ははは...痛いほどよく分かる.
ボクもアングルのドロップ合戦にはまるクチです.
コンチネンタル族ですし(^_^;)
>こういう思いつきの独りよがりなプレーはマッケンローのせい......
ボク自身はヤマッ気の強いルコントやマンドリコワ気取りでした.天才と○○は紙一重ってヤツ...
>いやいやマッケンローはダブルスもすこぶる強かったんだよな〜(^_^;)パートナーと共に戦う姿勢がマックにはちゃんとあったんだよね。
マッケンロー=フレミング組は強かったですもんねー.二人ともMAX200Gのペアでありました.
投稿: clioclio | 2005.11.02 16:36
■丁稚さん
常に休憩みたいなもんです。
CADやりながら、エクセルやりながら書き込んだり。(不良社会人)
最近の悩みは、絶妙なアングルとかたまに決まると昔は
「うわーあざやか。」って褒められたのに最近では全員口をそろえて
「うわ、エロい~。」って言われることです。
なんでエロいねん。
■clioclioさん
>ボクもアングルのドロップ合戦にはまるクチです.
うんやるやる。アングル好きなコーチがいてねーよくこれやります。
これやってると、コートを横に使うなって怒られます。
懐かしいですねーハナ・マンドリコワ。
あの人も天才肌でしたねぇ。
投稿: あに | 2005.11.02 17:36
> clioclioさんへ
>> ボクもアングルのドロップ合戦にはまるクチです.コンチネンタル族ですし(^_^;)
出たなっ!宿敵コンチ族!迎え撃つぜイースタン族の一等兵として!
いやぁアングルのドロップ合戦ってめっちゃ不毛ですよね〜(^_^;)でも楽しくってやめられない。この戦いに乗ってくれない人とは友達になれなかったりします。いやマジで。
>> ボク自身はヤマッ気の強いルコントやマンドリコワ気取りでした.天才と○○は紙一重ってヤツ...
ルコントって微妙にテニスから遠のいている時のプレーヤーなのでファミテニでしか彼を知りません。ファミテニでの彼は強かったですよ〜!クロスへのストロークは全てノータッチで決まるぐらい(^_^;)
>> マッケンロー=フレミング組は強かったですもんねー.二人ともMAX200Gのペアでありました.
あらま二人ともMAX200Gだったですか!やっべ〜全然記憶に無い....。マッケンローといえば、いまアメリカのデ杯チームの監督のマッケンローはマッケンローの何なんでしょう?弟ですか?ん?パトリックって言いましたっけ?
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> あにさんへ
>> 常に休憩みたいなもんです。CADやりながら、エクセルやりながら書き込んだり。(不良社会人)
おやま(^_^;)開店休業の丁稚と環境が近いような遠いような....。CADということはクリエイティブでオサレなご職業でいらっしゃるのですね!う〜んカッコいいですなぁ。こちとら風呂敷に反物包んで押し売り稼業であります。
>> 最近の悩みは、絶妙なアングルとかたまに決まると昔は「うわーあざやか。」って褒められたのに最近では全員口をそろえて「うわ、エロい~。」って言われることです。
がはははははは(^○^)
アングルとかドロップとかに決めちゃうと周囲がゲンナリしがちなのは何故でしょう(^_^;)ドロップが姑息とか卑怯っていう風潮はいけませんな。
僕たちはテニスをする国、いや生まれる国を間違えたのではないでしょうか?南米に生まれていれば「出た!出たで!お得意のドロップが(-_-;)」てな言葉を聞かずに済んだはずですから。アルゼンチンに移住しますか、いっそ(^○^)
投稿: 丁稚 | 2005.11.03 21:50
■あにさん
>うんやるやる。アングル好きなコーチがいてねーよくこれやります。
これやってると、コートを横に使うなって怒られます。
学生時代,部内で試合をするとき,サイドに短いボールが出ると,打つ前から相手がショートクロスに走っていたものです.でもそこに打っちゃうんだよなー.まっすぐ打てば完全に逆をつくのに...
■丁稚さん
>マッケンローといえば、いまアメリカのデ杯チームの監督のマッケンローはマッケンローの何なんでしょう?弟ですか?ん?パトリックって言いましたっけ?
パトリックはジョンの弟です.プレースタイルは兄貴と全然違って,右利き・バック両手打ちでした.性格も全然違っていて温厚で人格者です.ラケット投げたりしません.だから個性派揃いのUSAチームでキャプテンが務まるんでしょう.
>ルコントって微妙にテニスから遠のいている時のプレーヤーなのでファミテニでしか彼を知りません。ファミテニでの彼は強かったですよ〜!クロスへのストロークは全てノータッチで決まるぐらい(^_^;)
ファミテニ(名作!!)は設定が絶妙で,ルコント(すこんちょ,という名前でした)は微妙にタイミングがずれるとアウトしまくりでした.ゲームでも天才肌,ムラッ気ありかよっ,てつっこんでたものです.
まけろう,えどまえ,なぶらっち,ぶんぶん(誰か分かりますよね?),ぷくい(違ったっけ?)なんて選手がいました.なつかしいなぁ.
投稿: clioclio | 2005.11.04 13:08
> clioclioさんへ
>> サイドに短いボールが出ると,打つ前から相手がショートクロスに走っていたものです.でもそこに打っちゃうんだよなー.まっすぐ打てば完全に逆をつくのに...
目に浮かぶようです。どうしてアングルに打つのって楽しいのでしょうか(^_^;)ネットに平行に打ちたいぐらいです。
>> パトリックはジョンの弟です.
あ、やっぱり兄弟なのね。そして性格やプレースタイルは正反対と。まぁジョンが二人もいたら大変ですよね〜マッケンローの親御さんも(^_^;)
>> ファミテニ(名作!!)は設定が絶妙で
そう!すっごい絶妙でしたよね〜。もっぱらすこんちょばっかり使ってましたけど、ぶんぶんも好きなキャラでした。でも使いこなすのが難しかったなぁ。あのサーブと飛びつきボレーは反則。
投稿: 丁稚 | 2005.11.04 14:06