コンチネンタルなバックハンド
いま盛大にとっ散らかしている自分のテニスですが、その最たるものがバックハンドストロークであります。
実はここ最近、コンチネンタル1本で打ってます。そうスピンもドライブもスライスもフラットも全部コンチで。
かつてレンドルに憧れ、ダブルハンドを放り投げシングルハンダーになったボク。もちろん握りはレンドルと同じコンチネンタル、手首を窮屈そうに折ってドライブショットを打つ練習を必死にしたものです。
でもその頃は今ほど反発の良いラケットを使ってませんでしたし、ラケット自体も重く、コンチでのドライブ系の強打は非常に難しくパワーも必要なショットでした。ヤケになった時以外はスライスしか打てないという悪癖はこの頃に身に付いてしまったわけです。
んで35歳を過ぎ、ほぼ10年ぶりにラケットを片手にスクール通いを始めた数年前、もちろんボクのバックハンドはコンチネンタルでした。そして若かりし時と同じようにバックに来たらスライスでシュ〜でありました。
テニス熱がすっかり再燃したボクは、数回目のレッスンでラケットは早々に当時最新だったリキッドメタルラジカルOSに持ち替え、レッスンの頻度も週2回に増やし、いよいよ自分のプレースタイルもラケットのようにアップデートしようと必死に試行錯誤し始めました。
薄い当りでスピン回転重視のフォアハンド、スライスで時間を稼ぐバックハンド、そんなボクのストロークは前時代的なモノと痛感するのに時間はかかりませんでした。世はベースラインからでも相手を打ち抜くパワーテニスの時代に変わっていたのです。
厚い当りのストロークを打つために深い森を彷徨い続けました。いや今でも彷徨っている道中ではありますが、フォアはスピンの打ち方をすっかり忘れてしまうまでになりましたし、バックも強打するために慣れ親しんだコンチネンタルを捨てて厚い厚いグリップへと変化していきました。
自然な成り行きで厚くなっていったバックのグリップ。それを何故にいまさらコンチネンタルに戻すのか?
理由は自分でも分かりません(^_^;)ただキッカケはひきさんのバックハンドを見たことです。ひきさんが薄いグリップでとてもナイスなフラットショットを打ち続けていたのを見たことがコンチに戻すキッカケになったのだけは間違いない。
ボールの下に身体を入れ込むような厚いグリップでのドライブショット、確かにパワーが乗りますし打ち負ける頻度は減ります。軟庭のようにバックも手の平感覚で打てますし、逆クロスにも打ちやすいしメリットはいっぱいあります。
でもやっぱりコンチ1本でのバックハンドをかつて完成出来なかった悔しさが、残滓のように心に残っているのかも知れません。打ってみたかったショットが思うように打てなかった悔しさが。
久しぶりにコンチに戻してのドライブショット、以前とは較べ物にならないほど楽に打てるようになってました(^^)以前のように手首を押し出していくようなドライブではなく、ヘッドを積極的に走らせていく打ち方が出来るようになったからです。グリップの薄い厚いに関わらず、この数年、ドライブショットを練習し続けていた成果なのでしょう。
厚いグリップでのそれと遜色ないボールが打てます。球種によってグリップを持ち替えなくて済むのでボールへの反応も上がったような気がします。
ただ押し込む力はヘッドの走りが頼りの打ち方ですので、クロス方向には引っ掛けやすくなってしまいます。そして案の定、逆クロスにドライブを打つのは難しいです。ストレートとアングルクロスには打ちやすいんですけどね。
それとドライブを打とうとしてレイトヒットしてしまった時の無残さは厚いグリップでのそれとは比較になりません(-_-;)特に球足の速いカーペットではその頻度が......。
まぁ悲喜こもごもなコンチ復活ですが、しばらく続けてみようと思ってます。だって楽しいもん。
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コメント
コンチ系?のひきでございます。
僕のバックハンドのイメージは、フェデラーが比較的高い打点のバックを直立不動して打つあのときのイメージでございます。
ほんとはワウリンカのように華麗なバックをうってみたいですが、それもまた上達の楽しみを残すということで・・・
駄作なバックハンドを成長させていく過程はとても楽しいですよね。。
投稿: ひき | 2008.08.13 08:16
■ ひきさんへ
ボクのバックハンドは駄作の最たるものですが、ひきさんのバックは良いですよ~。当たりが厚くて見事なフラット系を放っておられます。
ピンと背筋が伸びたバックハンドはとてもパワー効率が良いのではないでしょうか?身体の大きな部位の捻り戻しがロスなく伝わりそうですよね。
ひきさんをキッカケに始めたコンチ、結構楽しいです。どこまで続けられるかなぁ~。コンチ1本に出来たら一番楽なんだけどなぁ。
投稿: 丁稚 | 2008.08.17 15:22