GX200、がちんこリターンマッチ!vs K10D / GRD2。そして背景ボケを絞りで調節。
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K10D | SIGMA30mmF1.4DCEX | 1/125 | F1.4 | ISO100 | -0.3EV
なにか釈然としない昨日の対決レビュー、そんな悶々とした気持ちを一掃すべく夜討ち朝駆けでGX200のリターンマッチを催しました!
まずはGX200 vs K10D!前回は近景だったので今回はちょっとした遠景(自宅ベランダからUNYにフォーカス)対決。GX200のステップズーム(24・28・35・50・72mm)の各画角に最も近しい交換レンズをK10Dに装着して検証。
『プログラムモード、マルチ(分割)測光、ISO100固定、太陽光、-0.3露出補正、JPG撮って出し』で条件を揃えてみました、多分今回は大丈夫かと(^_^;)ピントがずれてたり手ブレてたりしてたらごめんなさい。
【24mm / GX200 vs K10D+SIGMA17-70mm】
左:GX200 | 1/640 | F6.5 | 24mm相当
右:K10D | 1/500 | F8.0 | 26mm相当
【28mm / GX200 vs K10D+SIGMA17-70mm】
左:GX200 | 1/640 | F6.8 | 28mm相当
右:K10D | 1/400 | F8.0 | 29mm相当
【35mm / GX200 vs K10D+DA21mmF3.2Ltd.】
左:GX200 | 1/640 | F7.3 | 35mm相当
右:K10D | 1/400 | F8.0 | 32mm相当
【50mm / GX200 vs K10D+SIGMA30mmF1.4】
左:GX200 | 1/640 | F7.8 | 50mm相当
右:K10D | 1/640 | F6.3 | 45mm相当
【72mm / GX200 vs K10D+FA50mmF1.4】
左:GX200 | 1/400 | F10.0 | 72mm相当
右:K10D | 1/640 | F7.1 | 75mm相当
おっと〜(^_-)これはどうですか〜!色味こそ違いますが、GX200がかなりイイ写りしてるんじゃないっすか〜!!! マイナス補正が足りずにシアンがかってしまってますが、もしもモノクロだったとしたら、とてもコンデジのズームレンズで撮ったとは判別しにくいんじゃなかろうか。
Picasaアルバムだとオリジナルファイルサイズでアップ出来ず(と思う)、1600×1066にリサイズしてしまうのが惜しいです。特にGX200の24mmなんて切れ味イイもん。ちなみに17-70の広角端での一枚は手ブレ発生(^_^;)良いズームレンズなんですがね〜、使い手が悪い。
* * *
続いてはGX200 vs GRD2!今回は高感度(ISO400以上)ノイズや解像感喪失の具合に加えて暗部ノイズの出具合の違いも検証してみました。今回はちゃんと両機ともノイズリダクションはオフです。
sRGBのGX200に対して意味も無くGRD2の色空間がAdobe RGBになっていたことをご容赦下さい(^_^;)画角を28mmで揃えたのもあまり意味はありませんが....。
【ISO400 / GX200 vs GRD2】
左:GX200 | 1/6 | F2.7 | 手ブレ発生(ごめんなさい)
右:GRD2 | 1/2 | F2.4
【ISO800 / GX200 vs GRD2】
左:GX200 | 0.625sec | F2.7
右:GRD2 | 1/4 | F2.4
【ISO1600 / GX200 vs GRD2】
左:GX200 | 1/6 | F2.7
右:GRD2 | 1/8 | F2.4
ISO400は両機とも十二分に実用域!ボクが手ブレさえしなければGX200の素晴らしい画質をご覧いただけたのに.....嗚呼。ISO800だって全然OKです!
ただしISO800あたりから少しづつ両機に差が出るようです。発売日が後のGX200の方がこうしたノイズや解像感喪失に対する処理は熟成されているはずですが、やはり高感度域でも高画質を粘り強くキープしているのはGRD2の方という印象です。ISO1600となるとカラーではさすがに両機ともツライ画像になりますが、GRD2はそれでもなんとかシャープさを保っていますから。やはり処理エンジンというよりも単焦点レンズとズームレンズの光学的な違いもあるのでしょうか?
ちなみにGX200のISO1600でノイズリダクションをオンにしてみると....
GX200 | ISO1600 | 1/6 | F2.7 | 28mm
こうなります。確かに少し秩序立った画像になりますが、絵の具でベタッと塗ったように現実感というか立体感が失われます。これはGRD2でも同様でべったりしてしまってねむ〜い写真になります。ISO1600はやはり「どうしてもシャッターが切りたい」って時の緊急避難的領域?いや、荒々しいモノクロ写真を求めるならばISO1600はアリかもしれない。
* * *
不毛なガチンコ対決はこの辺にして、GX200単体の持つ魅力を探ってみますか。
リコーカメラの特徴としてマクロ撮影の強さがありますよね!このGX200も伝統の(レンズ前)1cmマクロ撮影が可能な機種であります。
広角24mmで超近接撮影ってのはめちゃくちゃ楽しそうですよね!フォーカス部分以外にも広く写し込めますし、広角ならではのパースペクティブをマクロ域でさらに強調!なんていう構図も素敵っぽい。
そんな広角マクロにおいて被写界深度の調節は大事........「コンデジのましてや広角なら被写界深度はメチャ深いんじゃ」ってお思いでしょうけれど、GX200の広角端はF2.5の大口径ですし撮像素子もコンデジとしては大きめの1/1.7ですから案外浅いんですよ〜(^_-)
f/2.5
f/3.2
f/4.1
f/5.7
f/7.2
f/9.1
チョッパーの左目にピントを合わせて、適当と思われる絞り値に変えながら撮影してみました。最短撮影距離であるレンズ前1cmよりも少し被写体から遠いですが、レンズの影がチョッパーに当たらないギリギリでレンズ前1.5cmぐらいでしょうか。
ほら、開放のF2.5だとチョッパーの角がボケてますでしょ?全長3cmぐらいのちびっこいフィギュアでさえ、絞りを開けてしまうと全てにピントが合わないぐらい被写界深度が浅いのです。
ボケ好き、背景をボカして処理したい派のボクは絞りを開けたボケボケショットが好みですが、GX200の近接撮影の強さをブツ撮りに用いたい方だとかなり絞り込まないといけないかも知れませんね。
まぁこのチョッパーの場合は近付き過ぎてますから余計に深度の浅さが強調されてますけど、F5.7〜7.2ぐらいならチョッパーが被写界深度の中に収まって、且つ背景との分離が良くて好ましいかも知れません。
* * *
「GX200(GX100)をどういうカメラにしたくて開発したんだろう」とレビューを何度か書いているうちに強く感じ始めました。GRDは「フィルムコンパクトのデジタル判"GR DIGITAL"を作っちゃえ!」という単純明快な理由で誕生したんだと思いますが、GX100は「GRDにズームレンズをくっつけちゃえ!」「GXシリーズにGRDの撮像素子と映像エンジンを載っけちゃえ!」っていう理由?
う〜ん(・_・)なんかもっと理想みたいなものがこのGX200には秘められている気がするんだよなぁ。開発者の抱いた理想の具現化されたものがGX200だとしたら、それを読み解いてみたい。
* * *
第1回目レビュー : 独特な立ち位置にあるGX200
第2回目レビュー:GX200の魅力はズームなの?
第3回目レビュー:ガチンコ勝負!GX200 vs K10D/GRD2
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
K10Dのほうが少しアンダー気味に思いますが、画質は深みのある(奥行きがある)感じでいいと思いますが。デジイチは撮影者のいろんな意図をうまく表現してくれる道具だと思います。逆に言えば思い通り使いこなせない撮影者もいるということです。
投稿: | 2008.10.27 14:30
↑さんへ
コメント有り難うございます。
かつて福本豊がサラブレッドとガチンコかけっこ勝負をしたそうですね。真剣にハラハラして事の成り行きを見つめる人あり、シャレとして大いにその興行を楽しまれた人ありだったことでしょう。
真剣であればあるほど失笑を買うボクのブログらしい記事ということでご苦笑賜れば幸いです。
投稿: 丁稚 | 2008.10.27 21:16