狩猟生活ノススメ: 丁稚のあれこれ雑記帳

2008.09.26

狩猟生活ノススメ

ゲームセンターあらし世代の皆さん。インベーダー、平安京エイリアン、ギャラクシアンにパックマン、ラリーXにゼビウスなどのアーケードゲームを少ない小遣いの中から貴重な100円を投入してプレーし、マリオ、ファミスタ、ファミテニ、ドラクエをファミコンでプレーした同年代の皆さん。

狩猟生活始めませんか？

いや確かにゲームにうつつを抜かしている時間なぞ無いでしょう。でも通勤のひとときや寝しなの戯れにかつて燃やしていたゲーム魂を再燃させてみませんか？

240万本を出荷したというモンスターハンター・ポータブル2ndG。「この歳になってモンスターハンターもないだろう.....」と興味にフタをしてきた同世代の友よ、なぜこのゲームが今の若者の心を掴んでしまったのか、かつてボクたちが熱中したゲームとは何が違うのか再確認してみませんか？

確かにモンスターへの当り判定に飛び散る血が用いられたり、こちらが何もしなければただ大人しく草を食む草食動物達に刃を向けなければならない時もあり、お世辞にもお上品なゲームではありません。

だからこそ厳しい狩猟生活や世話になる村の存続など、世界観の苛酷さを本当に理解し、糧になってくれる動物やモンスターに感謝しながらプレー出来るのは、すっかりオヤヂになった我ら世代しかいないのであります。

序盤は炎のコマ的な連打でさくさくと課せられたクエストをこなすことが出来ますが、このモンスターの討伐を村長さんに依頼されてから、自分の狩りのスタイルに疑問を持ち始めることとなります。

自分のPSP捌きもさることながら、頼れる得物（武器）や防具の強化、強いモンスターを仕留める戦術の見直しなどにも直面することになります。そして本当の狩りの緊張感や醍醐味を知ることになるのです。

殺伐とした狩猟生活でのホッと出来る存在、相棒アイルー。ともにモンスターに立ち向かってくれるオトモアイルーと自分の家でご主人様のために料理の腕を揮ってくれるキッチンアイルー。

モンスター討伐の大事な局面でご主人様であるプレーヤーを誤爆したり、傷んだ食材でプレーヤーのスタミナをごっそり奪ったりと有能な相棒とばかりは言えない存在です。それでもゲーム仲間、狩り仲間を現実世界で見つけることが困難な我ら世代はどうしても独りぼっちのシングルプレーになりますから、アイルーの愛らしい姿や声には癒されます。お父ちゃんを助けてくれる息子や娘みたいな存在です。