【テニス】褒められて伸びる...いや登る子なんです
良いお天気の3連休ど真ん中、皆さんいかがお過ごしですか?チャリンコでお得意様回りをしたのですが、そこかしこで運動会が行われてました。やっぱり運動会はこの時期にやるべきですよね〜。選手も応援団も気持ち良い一日だったのではないでしょうか(^^)
* * *
ボクは褒められて伸びる子です。なんでもそうなんですけど、他人様に良いところを見つけてもらって、ことさらに褒めてもらうとグッと頑張れちゃう子です。勉強にしても、歌にしても、テニスにしても、写真にしても、ブログにしても....
他人様より秀でた部分などありゃしませんが、それでも「キミのソレはイイね!」って言われるだけで高い木にだって登れます。
皆さんはいかがですか?叩かれて叩かれて反骨精神で這い上がるタイプですか?それともボクと同じようにおだてられているうちに思い込みが自信に変わるタイプですか?
テニス、いやテニススクールにおいては、少数精鋭方針だとかよっぽどコーチと親しくなるとかじゃないと、褒められるにせよ叱咤されるにせよ、上っ面なさらっとしたものになりがちですよね。
そりゃそうだ、コーチは自分だけを見ていてくれるわけじゃありませんからね。「そのクラス全員が等しくプレー出来るように」とか「抱えている生徒全員に満足感を持ってもらうように」という考えが当然ですから。
それでもちょっとした時間にコーチを捕まえて意見を求めるということは皆さんもなさっているでしょう?やっぱり第三者や自分より上手い人の評価を聞きたいですからね。
そういう状況になるとコーチというものは俄然、現状で自分に足りない部分の指摘を始めますよね。「せっかく意見を求めてくれたんだから、ぶっちゃけていいっすか?」的に(^^)あぁそりゃ出るわ出るわたくさん貴重な意見が聞けます。
率直な意見を求めているのですから、ぶっちゃけのダメ出しは本当に有り難いんです。でもそこで無責任なまでにその生徒の光る部分だけを必要以上に褒めてみるコーチが1人ぐらい居ても良さそうなもんです。
「丁稚さ〜ん、イイですよ〜!あのエロいボレーは取れませんよ〜!反応力も良いんですから、とにかく深くアプローチしてボレー!ボレー!レッスンでは総合的に練習しますけど、丁稚さんはボレーをどんどん伸ばしたら良いですよ!」とか「丁稚さ〜ん、イイね〜あのフォア!かなり重いボールが来てますよ!いやホント!ホントに迷い無く振り切ってる時の丁稚さんのフォアはイイ!」とか....
え!?ちょっと都合が良過ぎる?(^_^;)まぁイイじゃないっすか、誰も言ってくれないんだから自分で書くぐらい。
かつて「壊し屋」と呼ばれる打撃コーチがおりました。現役時代に有無を言わせぬ大実績を残し、引退してもコーチとして様々な球団(監督)の信頼を得ていたのですが、確かに潰してしまった期待のスラッガーは1人や2人で済まなかった記憶があります。
想像するに彼は揺るがない打撃理論を確立し、絶対の自信を持って選手を指導していたに違いありません。ではなぜ彼の指導の元で伸びなかったのか?はたまた潰されてしまったのか?
プロ入りするぐらいですから、選手はみんな光る部分を持っているんです。特に遠くに飛ばせる打撃や速いボールを投げるってのは、持って生まれた才能なんですよね。きっと野球を始めた初っぱなから人とは違っていたはずです。
その類い稀な才能を認められプロ入りし、壊し屋と揶揄された彼と出会い、彼の理論の型にはめられる。名球会入りした先輩に指導されてなお自己流を通そうとすれば、それこそ干されるに決まってますからね。
バチィッ!と噛み合えば最高の打撃コーチだったでしょう。でもグリップやスタンスの広さ、顔の位置やボールの見方、タイミングの取り方まで弄られたらどうでしょう?自分なりに研鑽し積み上げてきた打撃は見事に崩れてしまうでしょう。そしていつしかパニックに陥り打撃コーチや監督、球団の批判に凝り固まり、輝きを鈍らせていってしまう......
そこ行くとメジャーリーグはフォームを改造させるコーチは少ないとよく言われます。バッターもピッチャーも荒々しく個性的なフォームの選手が多いですから、きっとその通りなのでしょう。ただ壊し屋は居ないかわりに親身になって指導してくれるコーチも多くないということでしょう。長所や個性を伸ばす指導方法ではあるけれど、調子や才能に見るものが無ければ直ぐにその選手を切ってしまう厳しさがありそうです。
プロフェッショナルなスポーツにおいてはどちらが良くてどちらが悪いとは判断しかねます。でもこと「愛好家」に関して言えば、後者の個性や才能を褒めちぎって伸ばす方がお互い幸せになれる気がします。
そうそう日本野球界にも個性を伸ばす優秀な打撃コーチがいましたし、います。西鉄を豪打で引っ張ったあの方。そしてルックス的にもかぶるんですが現役時代は名捕手の影で冷や飯を喰らわされ移籍先でもレギュラーを掴みきれなかったけれど、古巣に打撃コーチとして戻り今年美酒に酔ったあの方。
彼らだって打撃理論はもちろんしっかりと持っていらっしゃるでしょう。でもそれ以前に指導する選手のタレントをしっかりと愛してやれる度量がある気がします。テニスだっていつまでたっても苦手なプレーやショット、あってもイイじゃありませんか(^^)名球会に入るような大打者だって打てないコースや弱点は必ずあったんですから。
弱点をことさら意識させるよりもっともっと自分の強みや個性への自信を深めさせてあげられたら.....
誰にも負けない武器とは言いません。自分らしくプレーするために不可欠なショットをもっともっとレベルアップするべきなんです。プロフェッショナルとしてではなくテニスを愛しているボクらならです。弱点を潰すより得意なショットを伸ばす方が限りある時間を有効に使えるのでは?
対戦相手としてはなんでもそつなくこなす相手より、飛び道具はあるけれどあからさまな弱点のある相手の方が御しやすいかも知れません。でもそれでもなお飛び道具を強化したらどうなんでしょう?
弱点を突き続ければ優位にゲームを進められるとはいえ、本当にそれが自分のプレーなのか、相手の武器怖さに窮屈なプレーを余儀なくされているのでは?と自問自答させるようになったらしめたものです。「足を痛めた山下を相手に平常心で攻め切ることが出来なかったラシュワン」という図式もアリではないでしょうか?
試合に負けて勝負に勝つ。フェデラーよりもサフィン、後味を残すプレーヤーにボクは憧れます。そして太っ腹なコーチとの出会いにも焦がれます。
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