ラウドネスと過ごした青春時代
ラウドネスのドラム、樋口が亡くなったというニュースを目にし驚いた。同時に甘酸っぱい青春時代の情景が心に浮かびました。
ラウドネスと言ってもご存知じゃない方も多いと思いますが、邦楽にヘビーメタルというジャンルを確立したバンドなのであります。
樋口宗孝はラウドネスの前身でアイドルバンドのレイジー(銀座ナウなどで活躍。アニメ主題歌の重鎮である影山ヒロノブがVo.として在籍)の頃からのオリジナルメンバーで、ギターの高崎晃とともにバンドの中心人物として、いや日本のHR/HM界の大御所として長く君臨してきた男です。
故人を茶化してはいけませんが、かつて熱狂的に応援していた浜田麻里ちゃんとも噂になっていて、ある意味アンチとして印象に残っているオトコでもあります。(浜田麻里ちゃんは結局、樋口と高崎のどっちと結婚したんだ?)
さておき。ラウドネスはボクをヘビーメタルに傾倒させたバンドであります。
自分自身がバンドを始めた頃で、同じバンドのベーシストでもあった友人からラウドネスの「DISILLUSION / 撃剣霊化」を借りて聴いたのがキッカケでした。アイアンメイデンやAC/DCのアルバムとともに貸してもらったのですが、良くも悪くも一番インパクトのあるサウンドでした。
それまではTOP40系の洋楽ばかり聴き漁っていた少年ですから、正直とても聴きづらいモノでした。二井原のヴォーカルスタイルや歌詞が特に.....。でも組んだバンドの方向性がハードロックでしたので、今までの嗜好とは真逆の音楽の魅力も見つけなきゃと必死で聴きましたっけ。
当時、入り浸っていた音楽スタジオで仲良くなったバンド仲間達も、こぞってラウドネスをコピーしていました。特にギター小僧達は高崎のプレーを完コピするのに夢中でしたね。そんなバンド仲間に透明感のあるハイトーンでラウドネスを完璧に歌いこなす子が居まして、ヴォーカル担当だったボクはすごく刺激されましたっけ。
HR/HMって「いかに速く弾けるか」「いかに難しいフレーズを叩けるか」「いかに高い声が出せるか」っていう競い合いみたいなもんですからね。みんなラウドネスをコピーすることで仲間内での順位付けをしていたようなところもありました。
勝手にライバル視していたそのヴォーカルは本当に美しい声の持ち主で、初期のバンバン声が出ていた頃の二井原どころか、イエスのジョン・アンダーソンばりでした。それでもプロにはなれなかったでしょう。上手いヤツなんて掃いて捨てるほどいるんですよね〜。
話しをラウドネスに戻します。彼らは次のアルバム「THUNDER IN THE EAST」でアメリカに殴り込みをかけました。海外で成功したかどうかは別にして、ボクとしてはあの頃のラウドネスが絶頂期だったと思ってます。その後はメンバーも移り変わり徐々に縮小均衡していった印象です。
近年は紆余曲折あったものの最終的にオリジナルメンバーに戻ったラウドネスでしたが、樋口の死で完全にその活動に終止符が打たれることになるのでは無いでしょうか。邦楽HR/HM(ニチメタ)を牽引したラウドネスは4枚目の「DISILLUSION / 撃剣霊化」ですでにその役割を果たし終えていたんじゃないでしょうか。
たしかにラウドネスの演奏は凄かった。高崎の超絶テクのギターに耳を奪われがちだったけど、今、ジョン・ボーナムやイアン・ペイスと互角とも言われた樋口のドラミングがまた聴きたくなった。
歴史に残るバンドと評価を残した樋口はミュージシャンとしては幸せだったのかも知れません。きっとこれからも『凄かったドラマー』として語り継がれることでしょう。
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コメント
ラウドネス、僕も大好きなバンドで、中学生のときにはまりました〜
なかでもSDIが、大好きです。が…いまは心にSo Lonelyが流れています。(T_T)
投稿: ひき | 2008.12.01 18:53
■ ひきさんへ
おっ!ひきさんがラウドネスファンだったなんて、すっごい意外です!ヘビメタ耐性もお持ちなんですね!では次回オフでは一緒にラウドネスをカラオケで!(テニスでオールよりしんどいかも)
投稿: 丁稚 | 2008.12.05 15:59