未だに定額給付金が支給されない横浜ですが、思い切った散財で手に入れたDP2を使用期間1日時点で早くもご紹介(^_^;)嫁さんにバレないようにおっかなびっくりの使用ですので、あんまり枚数稼げておりませんが....。
DP2の化粧箱はシグマらしい光沢ある黒を基調とした高品位なモノでした。エコロジーに配慮した箱が多い昨今ですが、やっぱり高級コンパクトが納まる箱はこうでないと。
開梱して実物とのご対面となるわけですが、一瞬買ったことを後悔するぐらいデカいです(^_^;)タテヨコの大きさは十二分にコンパクトなのですが、奥行きが.....。
ボディ部の厚みはそれほどでもありませんが、レンズ部分が半端じゃなく突出しております(^_^;)まぁデジイチ規格の撮像素子、フランジバックを確保しなければいけないのですから当たり前の話なんですけどね。
GRD2と並べて見ましたけど(^^)
さすがはGRD2ですね、無骨なDP2と較べるととても完成され洗練されたフォルムでうっとりします。まぁDP2は見てくれよりも写りで勝負のカメラですからね。
そんなDP2のフォルムもレンズの出っ張りにウッとなりましたが、嫌いじゃありません。K10DはもちろんE-420+ZD25mmやPENなどに較べたら圧倒的にコンパクトですしね。
するっとした表面加工な上に、GRD2の様なグリップ部の膨らみもありませんので、ホールディングはあまり良好ではありません。ただ表裏の必要箇所にディンプル加工(?)がされてますのでパナソニックのLX3よりは落下の不安は薄れます。
ただ片手持ちだとけっこうずっしり来ますので、メーカーとしては附属の両吊りストラップで首から提げて使って欲しいのでしょう。ま、首からっていうスタイルが好きじゃないボクは、結局チャムスのハンドストラップに替えちゃいましたけどね。
ちょっと操作しにくい場所にある電源ボタンをONにすると、冒頭のロゴが表示されDP2が始動します。
「起動」ではなく「始動」と書いたのは、結構な音がするからです(^_^;)何かのマシーンを始動させ発進させるような勢いです。え?嫌いじゃありません。音がしたって良いんです。でも静かな室内で相手に悟られないうちにレリーズっていう撮影方法には向かないカメラです、きっぱり。
軍艦部のモードダイヤルは非常に適切な節度ある重さを伴って回転し、しっかりとしたクリック感が心地良いです。カメラバッグ等から取り出した時に予期せぬ撮影モードに変わっているという現象は、多分起きないんじゃないでしょうか。
ダイヤルにあるSETUPに合わせると初期設定メニューが呼び出せます。ダイヤルにあるのも珍しい気がしますが、これは便利ですね。
ちょちょいと初期設定を終えて、まずはPモードで撮影態勢に。
光学ファインダーはありませんし、専用のビューファインダーは高価。やっとの思いでDP2を購入したボクにはこの背面液晶モニターが頼り。
見えは悪くありませんが、全体に青っぽい気がするのはボクだけでしょうか?まぁ構図や露出のあんばいを見るには充分ですし、ホワイトバランスだって色々と切り替えているうちに適当と思われる設定が見つかるので問題はありません。ただ23万画素とイマドキとしては微細・詳細な表示ではないですし、MF時にそのままの表示ではピントの山を掴むことは困難です。
というのもDP2。コントラスト検出方式のAFを採用しているわけですが、ぶっちゃけ、今までのカメラと同じように使っていると合焦しないケースが多々あったりするんですわ(^_^;)
・白い壁など、コントラストのない被写体
・画面の中央に強い光源がある場合
・動きが速い場合
・フォーカスフレーム内に近くのものと遠くのものが混在している場合
使用説明書にはAFの苦手なケースを以上のように記載しています。ただこれに加えて「充分な光量がない場合」ってのも加わる気がしました。
RAW | F2.8 | 41mm | ISO200 | 0.5s | SIGMA Photo Pro
2段ベッドの下で寝入った長男をパチリ。蛍光灯の光りがベッド上段で遮られてISO200ではかなり厳しい状況ですが、ベッドの柵にDP2を置いて押さえつけ、右のまつ毛にフォーカスして撮りました。ただなんともピントが怪しい(^_^;)合焦のサインである緑枠が表示されないままでした。
でもMFだとピントの山が分からないし「ま、いっか」と撮ったんですが、説明書を読むとMF時にはOKボタンと▲ボタンを押すことで拡大表示されるそうな。それならもう少しピントを追い込める気がします。
気になる操作性ですが、ダイヤル系のインターフェースが無いのでデジイチやGRD2にこそ及ばないものの、なかなかに快適です。
十字キーの上でフォーカスモード(AF/スナップ/MF)、十字キーの下でフォーカスエリア選択(9点)、十字キー左右で露出補正(右上部の▲▼ボタンに割当て可能)がダイレクトに出来ますし、DP2から新設された「QS(クイックセット)ボタン」でその他の撮影設定も素早く変更できます。
QSひと押しすると↑の画面が表示されます。
十字キーの上がISO、右が測光方式、下がホワイトバランス、左がフラッシュ設定。それぞれのキーを押すたびに設定が切り替わっていきます。一方通行ですので例えば「ISO200をISO100に変えたい」とか「ホワイトバランスを晴れからオートにしたい」って時はちょっともどかしい時もあります。
QSふた押しで↑の画面に切り替わり、十字キーの↑画像サイズ、→ドライブモード、↓カラーモード、←画質で1ページ目と同様に切り替えられます。GRD2のアジャストレバーも便利ですが、DP2のQSもとっても便利ですね。
RAW | 1/25 | F2.8 | ISO800 | SIGMA Photo Pro | Exposure Compensation:+0.2 | Shadow:+0.3 | Saturation: +0.5 | X3 Fill Light:+0.4 | Color Adjustment:4C
ただ面食らったのは、DP2の「ISO AUTO」は、ISO100かISO200のどちらかを自動選択ってことらしいのです。さすがは画質にこだわるシグマらしいですな。でもISO200上限ってボクには厳しすぎます(^_^;)
ISO AUTOの上限を自分で設定できるのかと思いきや、「そんなカメラ任せの露出をこのカメラを使う人は嫌うでしょ?」ということなのでしょう、弄れません(゜o゜)ISO400以上が欲しい場合は「ノイズとトレードオフになるけど、それでも高感度にしたいのならご自分でどうぞ」とばかりに能動的に切り替えてやらねばなりません。
でも出来ればISOの上限をユーザーが決められるようにしてもらいたいなぁ。そういう声があればファームアップで対応してくれたりするのかな?
RAW
JPEG
DP2ではRAW撮りをしようと決めておりましたが、JPEG撮って出しでもOKなんじゃないかと思うぐらい良いじゃないすか。カメラが吐き出すJPEGは少しさっぱりしちゃうのかな?
でも附属の現像ソフト「SIGMA Photo Pro」(Win/Mac)がシンプルで自宅のiMacならそこそこ軽快に動くので、RAW現像もそんなに面倒じゃありません。AUTOで適正と思われるパラメーターもSPPがすぐにはじき出してくれますし、いざ調整が終わったら現像は速い速い。SILKY PIX、LR、Apertureなども使ってみましたが、一枚の現像速度に関してはSPPが一番速いかも。まぁその他の現像ソフトよりも圧倒的に弄れる部分は少ないですが(^_^;)
ところで「X3 Fill Light」っていう調整項目はなんじゃ?
RAW | F2.8 | ISO200 | -0.3EV | 1/60
Pモードで何も考えずに撮ったほぼ1stショット。いつもの癖で-0.3EVにしてますが、DP2の場合マイナス補正はあまり必要が無いみたいですね。RAW+現像を基本スタイルとするカメラだけに、明るく撮ろうとはしないようです。これはJPEG一発勝負派にも好ましい露出ですね。
いやぁそれにしても写真の出来不出来は別にして、どこまでもクッキリ写っちゃうカメラですなぁ。コンデジサイズでこの写り、すんごいです。
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