もしも麦わらの一味がラケットを握ったら...
ナミ「ルフィ、たすけて」
ルフィ「あたりまえだ〜!ゴムゴムの〜......スマッシュ!」
ナミの頭上を襲うストレートロブを、文字通り腕を伸ばしてスマッシュするルフィ。唸りを上げたスマッシュがネットを挟んだブルックの顔面を襲う。
ブルック「ヨホホホ〜。あんなスマッシュを顔面で受けたら死んでしまいます。あ、ワタシ、もう死んでるんですけどね。ゲップ」
辛くもよけたスマッシュはコートに叩きつけられ、バックネットへ向けて一直線。
ロビン「シエンフルール。カウンター!」
100本もの腕をコートに咲かせて、バックネット直前で返球をするロビン。
ルフィ「おぉやっぱすげぇなぁロビンは〜。返ってきた。」
ナミ「アンタ、感心してる場合じゃないでしょ!このポイントにロビンとわたしのどっちが美しいかが賭かってるんだからね。何とかしなさいよ!」
ルフィ「それ、でも、食えねぇだろ〜。肉の方が良いぞ〜おれは。」
ナミにラケットでしこたま殴られ顔を腫らすルフィ。
ナミ「しょうがないわ。このラケットに仕込んであるインパクトダイヤルで凄いの打ってやるわ!インパクト!」
ブルック「失礼します。もうすでに勝負はついてますから。パンツ見せてもらえますか?ヨホホホホ」
インパクトダイヤルを仕込んだナミのラケットは寸前でブルックの矢筈斬りで粉砕され、唸りをあげたボールはナミの横をすり抜けていく。
ルフィ「やるなぁブルックも!さすがは海賊王になる男の仲間だ!」
腕組みをして感心しきりなルフィ。
ウソップ「仕方ねぇ、ナミに10万ベリーの借りがあるんだ。鉛星!」
ナミの策略でコートサイドに潜ませておいた狙撃手、見事に着弾した鉛星の衝撃でボールは推進力を失う。そしてコートサイドからサンジが侵入。足元にはラケットの絵が描かれている。
サンジ「ナミすわ〜ん、恋のドライブボレーみててくれ〜!ロビンちゃん、ごめんよ〜」
足の芯を....いや描かれたラケットの芯を喰った豪打がブルックとロビンの間を抜ける。突然の出来事に一歩も動けぬふたり。
フランキー「くだらねぇ勝負に参加する気はねぇが、何でもありの乱戦は面白ぇじゃねぇか。おい、ゾロ、おれ様があのコックのボールを止めるから、あとは頼んだぜ。.......クー・ド・ヴァン!」
サンジの参戦に釣られたフランキーが空気の衝撃でボールを止めた。そしていつの間にか両手と口にラケットをくわえたゾロが万全の体勢でベースラインに仁王立ち。
ゾロ「あのくそコックの思い通りにはさせねぇ。三刀流........百八煩悩鳳!!!!」
ルフィ「へへへ。楽しくなってきた〜!.....ギアサード。ゴムゴムのギガント......ボレー!」
ネット上でぶつかり合ったゾロとルフィの必殺技。肝心のボールは拮抗する力に押し出されフラフラと舞い上がる。そしてルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、ロビン、フランキー、ブルックが一斉に声を上げる!
全員「チョッパー!」
医者としてコートサイドに待機していたはずのチョッパー。しかしこうなることを予測もしていた。
チョッパー「オ、オ、オレは医者だ。ど、どっちの味方にもつかねぇ。そして決着だってつけさせてやらねぇぞ。」
パニックに陥ったチョッパーは素早くランブルボールを三つ口に含むと、一気に噛み砕く。
全員「チョ、チョ、チョッパー!?」
チョッパー「オォォォォオ〜〜〜!!!!」
巨大化し自分でも制御不能なモンスターと化したチョッパー。ボールの行方もラケットも放り投げて逃げ惑う一団。
ラフテルヘ向かうグランドラインの途中に立寄ったセンターコー島での出来事。ひとつなぎの財宝を求め、麦わら海賊団の旅はまだまだ続く。おそまつ。
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