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2009.10.03

遂にSILKYPIXがFOVEON X3対応

ドルドルの実の能力者
E-520 | elfoto | FA50mm

今日に予定されていた運動会は、昨日の午後のうちに中止の連絡アリ。今朝起きたらめっちゃ良い天気でゲッとなりましたが、みるみる雲行きが怪しくなり、降ったり止んだりの不安定な空模様。いち早く中止の判断をした校長先生も今頃ホッと胸を撫で下ろしていることでしょう(^_^;)

というわけでこの日のために買い揃えた運動会カメラ&レンズ達の活躍は明日以降に持ち越し。

そんな折、SIGMA方面より楽しげな報がありました。

シグマ、逆光耐性を高めたAPS-Cコンパクト「DP1s」 / デジカメWatch

の方じゃなくって...

SIGMA DP1/DP2/SD14に対応したRAW現像ソフト「SILKYPIX Foveon対応テスト版(SF)」を無償公開中です / 市川ソフトラボラトリー

国産RAW現像ソフトの雄である「SILKYPIX」が、満を持してFOVEON X3センサーに対応したというんですからワクワクするじゃありませんか。

(FOVEON X3については「【2ndレビュー】SIGMA DP2....いやFOVEONが欲しかったんです」あたりをご参照いただければ)

DP1、DP2、SD14それぞれのカメラには「SIGMA Photo Pro(SPP)」というRAW現像ソフトが付属してきます。なかなか軽快ですし、不自由なく美しく現像することが可能な優れたソフトです。

ただSIGMAカメラに搭載されたFOVEON X3という特殊なセンサーの吐き出すRAWファイルもこれまた特殊のため、対応するRAW現像ソフトがめっちゃくちゃ限られていたんです。っていうかRAWのままならSPPとAdobeのLightroomぐらいしか無かったんじゃ?

DP1s発表と同時に、そんな日陰者的FOVEONユーザーの選択肢がやっと広がるこの朗報(^_-)試さずにいられますかって話です。


■ お手軽オート現像で絵作りに違いが出るの?


SILKYPIX Developer Studio Pro Foveon対応テスト版で現像してみた
SILKYPIX FOVEON

おぉ~(^.^)色合いが良いねぇ~。露出もホワイトバランスもオートにして、あとはな~んにも弄らずに現像したのがコレです。


SIGMA Photo Pro

こちらはSPPでな~んにも弄らずにオートで現像したもの。見慣れた色合いです。緑にカブりがちなのはDP2特有の色合いってわけじゃなくって、SPP特有の解釈なのかもとSFの現像写真を見て思いました。


SIGMA Photo Pro

SPPにも名誉ってものがありますから、ホワイトバランスを「太陽光」に変えただけでこのような色合いに変化することもご報告しておきます。それでも子供の肌はSFの方が健康的ですし、パッと見も良いはずです。


上:SILKYPIX FOVEON
下:SIGMA Photo Pro

どちらもオート現像ならば、SFはSPPに較べて記憶色寄りと言いますか、好ましいと思う方向に絵作りをするような印象です。もしかしたらFOVEONのひとつひとつのセンサーからのデータを余すところ無く再現してくれているのかも知れません。ただ好ましい絵作りをしてくれるかわりに、FOVEONのアクと言いますか渋い独特の発色は見事になくなりますな。悪い事じゃないけど。


■ お手軽オート現像で露出に違いが出るの?



上:SILKYPIX FOVEON
下:SIGMA Photo Pro

確かFOVEONはダイナミックレンジの面では他のイメージセンサーよりも不利だった気がします。だからなのか純正のRAW現像ソフトであるSPPは「全体の露出を暗めにして白飛びを回避し、中間部や暗部を持ち上げる」傾向にあると思います。

いまどきのデジカメには必ず搭載されている疑似ダイナミックレンジ拡大機能を活用するような感じなんですが、過剰に補正されますってぇと違和感ありまくりなノッペリとした絵になりがちなんですよね。

一方のSFはオート現像でそこまで過剰な補正はせずに「ハイライトが多少飛ぶぐらいならOK」って感じの露出をしてくれます。

かなり分かりにくいんですが、子供の頭の後ろというか背景に白いビルが写っているんですが、SPPがパラメーター総動員で頑ななまでに階調を保とうとするのに比べて、SFは飛んだら飛んだで良いじゃんとスカッと適正露出を弾き出してます。

ま、どちらもこれはオートに限った話で、各パラメーターを自分で弄れば自分好みの露出、自分好みの発色で現像できます。


■ 暗部のノイズやカブりは?



SILKYPIX FOVEON

市川ソフトラボラトリーも苦心したそうですが、センサーから読み込まれたデータって驚くほどノイジー。っていうかこれはFOVEONに限ったことじゃないでしょうけれど、あのザラザラのデータが現像ソフトを通り抜けるとこんなに滑らかな画像になるんだと驚きますな。

今日も幼稚園を休みました
SIGMA Photo Pro

SPPだと暗い部分に緑色のノイズが乗ったり、カブったりするんですが、SFはそういうノイズやカブりは皆無に見えます。上手く補完し修正しているのかも知れませんね。この面ではもしかしたらSF圧勝かも。


■ 操作感はどっちがいい?


SILKYPIXはRAW現像ソフトの大御所でありますから、GUIなどに不満なぞあるわけもなく、とても洗練され痒いところに手が届く素晴らしさであります。

ところが、これはボクのPC環境が悪いのでしょうけれど、動作は非常に重たかったです。っていうかいつ止まるかと冷や冷やしながらの作業でした。読み込みもパラメーター変更も現像も、すべての面でSPPの方が軽快です。


■ 結局FOVEONのRAWはどっちで現像すればいい?


使い分けがベストですな。

軽快で必要十分な設定パラメーターがあり、しかも全体の露出バランスを大きく崩すことなく、中間部や暗部を簡単に持ち上げられる「X Fill Light」があるSIGMA Photo Proは手放せない1本でしょう。

しかし一方のSILKYPIX FOVEONも十分な速度のPCさえ使える環境ならば、スカッと印象の良い色合いの写真が簡単に現像出来ます。FOVEONの精細感は捨てがたいけど、渋い発色に不満を持っている人には最適の現像ソフトかも知れません。

また「テイスト」というアートフィルター的なプリセットがたくさん入っていて、ネットに数多転がるプリセットファイルを追加して様々な表現が楽しめるのもSFの抗いがたい魅力です。JPEGではなくRAWにそうしたテイストをかけられるのは貴重ですよね~。

ボクとしては渋い発色もスカッとした発色も好きだから始末に負えない(^_^;)多彩な表現が出来るSFの方がどちらかと言えば好みですけど、あの重さでは常用は出来そうも無いな。しばらくはSFで現像しようとは思ってますけども....。

今回のSILKYPIXのFOVEON対応はSIGMAからのたっての依頼だったそうな。その情熱にほだされる形で市川ソフトラボラトリーは、長い時間や多くの苦労を積み重ねてようやく対応を果たしたそうです。

つまり、SPPが劇的に変化する可能性もありなのでは無いでしょうか?シンプルさを保ちながらもSILKYPIXの良い部分を取り込む.....いや純正がSILKYPIXの亜種になる可能性だって...ま、分かりません(^_^;)だったら良いなぁって話です。

FOVEON X3は非常にマイノリティなセンサーですが、一度体験したら忘れられない魅力もあるセンサーです。ひとりでもふたりでもこの記事でFOVEON X3にご興味をもたれる方が出てきたら嬉しいな。

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