【4th レビュー】SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO ~ フィルム一眼で撮ってみた
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SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACROのレビュー4回目。
■ フルサイズで撮る!
前回のレビューで「フルサイズ(35mm判)フォーマットのMFでSIGMA70-200の本来の力を覗いてみたい」なんて書いちゃいましたけど、目を釣り上げて真剣に....なんて気はさらさら無く(^_^;)せっかくのフルサイズ対応レンズですし、AF精度から解放されて撮影を楽しみたいっていうほんの気分転換です。
プロじゃないんですからレビューも楽しまないとね。
コストがかからなければ断然フィルムの方が写真は楽しいですから、ウキウキしながら手持ちのフィルム一眼レフMZ-5にSIGMA70-200を装着。
いやぁ著しくバランスが悪いや(@_@)完全にボディはグリコのオマケ的になっちまいます。
今回選んだフィルムは冷蔵庫で冷やされていた実売200円の『FUJIFILM業務用ISO400』。いかに真剣味が足りないかバレバレ(^_^;)レンズの解像度や色乗りもろもろをテストするためなら、リバーサルのフォルティアあたりを選ぶべきなんでしょうけどね....。
シグマさん、安ネガで試してごめんなさい。さ、ともかく、いつものお寺さんにお邪魔してさっそく被写体探し。
■ より使いやすくなるワイド端
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 70mm | Pモード | Canoscan8800F
ワイド端70mmでの一枚。
本来の70mmとして使いますと、非常に落ち着いた風情になりますね。多少圧縮される感じもありますけど、望遠っぽくなり過ぎないごくごく自然に使いやすい画角ですね。
っていうかですね(^.^)
デジイチ(APS-Cフォーマット)で一眼レフを始めたボクにしてみると、フルサイズ(35mm判)での70mm近辺の画角は、デジイチで使い倒してきた50mmレンズとほぼ等しい画角になりますから、落ち着くわけですな。
■ いつも助けてくれてありがとう
さて本領であるテレ端での撮影もいってみましょう!
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F
いやぁブレるブレる(^_^;)
そこそこ良い天気の日中だったにも関わらず、テレ端だとブレ写真連発しちゃいました。無念。いかにK-7の手ブレ補正に助けられているかってのを痛感しました。
■ ピント精度が悪いのはオレか!
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F
いやぁピントも外す外す(--;)
墓地の通路を悠然と歩くフォトジェニックな野良ちゃん。もう姿を見つけた時は「キタ~!」って大興奮ですよ、テニスで例えるならば「ネット際、目の前にぽよ~んと浮いた返球が来た」的な興奮度です。外せませんよね、本来ならば(--;)
はやる気持ちを抑えつつ、にゃんこにピントを入念に合わせながら、「ん?」って振り返る瞬間を待ってシャッターを切ったつもりだったんですが......。
腕が無さ過ぎる。水平も全然取れてないし。ま、どんまい。あ、そうそうピントリングの感触。ピンを外してるような奴が言っても説得力は無いんですが(^_^;)ホントにフォーカシングしやすいですよ~。
■ これがSIGMA70-200本来の画質!
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F
近接撮影はまぁまぁ上手くいったかな。微妙に手ブレてシャープさが足りない気もしますが、スキャニングのせいってことにしておいて下さい。
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F
この写真がベストな一枚でした。背景はぐわ~っとボケ、ピント部の花びらは浮き立ち、安ネガで撮ったとは思えないほど良好な色乗り。
これで日の丸構図じゃなければ最高だったかもしれませんが...SIGMA70-200をお借りしてようやく「おぉっ!」って一枚に巡り会えた気がしました。
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いやぁやっぱりフルサイズだとより使いやすくなりますね!ホントに万能ズームになります。フルサイズデジイチで使えたら最高でしょうけど、庶民にとっては高嶺の花。中古のフィルム一眼でも十分にSIGMA70-200の素晴らしさを味わえました。
■ 『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』新発表
そうそう近接撮影といえば....
SIGMA70-200をお借りした途端にシグマから、レンズ内手ブレ補正機構であるOS(オプティカルスタビライザー)を搭載した『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』という新レンズが発表されました。
カメラ業界の両巨頭であるニコン様やキヤノン様はボディ内手ブレ補正は採用しておりませんから、レンズメーカーとしては望遠ズームレンズに手ブレ補正機構を搭載しないわけにはいきませんよね。まったく捌ける量が違ってくるでしょうし。
ただし....
新発表レンズ
『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』
お借りしているレンズ
『SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM』
レンズ名からも分かる様に新70-200には『MACRO』の表記がありません。最短撮影距離が100cmから140cmに伸びた分、最大倍率が1:3.5から1:8に変わったからです。
もしかしたら新旧の「70-200mmF2.8」という関係ではなくて、この2本は併売されるのかも知れませんけれど、少なくとも新しい「70-200mmF2.8」は近接撮影ではお借りしている1本よりも劣ります。
OS搭載、最新のガラス素材やコーティング。確かに魅力的ですが「寄れる大口径望遠ズーム」ってのは、それ以下の魅力とはとても思えません。併売されるとしたらボクならお借りしている『SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM』を選ぶでしょうね。
先立つものはないけど...
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フィルム1本で気分転換も出来ましたし、このレンズの実力も垣間見えたし、次回はAF問題にがっつり取り組んだレポートでも。
このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
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◎ [ポイント3倍!]SIGMA APO 70-200mm F2.8IIEX DG MACRO HSMペンタックス用 《エントリーでポ...
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