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2010.03.12

【最終レビュー】SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO ~ 必携の1本だ、やっぱり

『SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO』のレビュー最終回。

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で) みんぽす


■ 最高のレンズだった!返したくない!


返却期限も迫ってきたので、泣く泣く梱包しました。このレンズとの別れは相当つらいです。当初はAF精度の相性でオロオロしましたが、そこを乗り越えたら撮り手のイメージ通り、いやそれ以上の絵を提供し続けてくれました。


■ 禁断の秘策、AF微調整


このレンズ個体とK-7個体の相性があまり良くないらしく、AF精度がかなりの前ピン傾向に感じられました。

彩度やシャープネスを上げて、ようやくSIGMA70-200らしいキリッとした描写に見え始めたものの、やっぱり釈然としない。一旦、気分転換にフィルム一眼のMFで使い、初めて「ハッとさせられる一枚」に出会ったものの、やはり母艦であるK-7でそれが味わえなければお借りした意味が無い。

そこで禁断の秘策に打って出ました。

K-7はカスタムメニュー内でにレンズ毎にAF微調整を記憶しておくことが出来る設定があるんです。

レンズ毎に異なる前ピン/後ピン傾向を解消し、かつ、いちいち付け替える毎に調整の必要も無く、個体毎に設定値を覚えておいてくれるんですから優れた機能です。

この機能が無いカメラだと、こうした場合はメーカーサービスセンターに持ち込んで調整してもらうより他に手段がありません。まして純正ではなくレンズメーカー製との相性となると、責任の所在が曖昧になってたらい回し...っていう可能性すらあります。

この機能は確かニコンのD3かD300で初めて表メニューに実装しましたでしょうか?当時K10DとSIGMA30mmF1.4でのAF精度に悩まされていたので、すごく羨ましく思いました。但し、あの時すでにK10DにもAF調整機能は実装されていたんですよね、裏メニューとして。

写真にとって肝心要の「ピント」に関わる設定ですので、メーカーとしてはユーザーに簡単に弄らせたくなかったのでしょう。またユーザーにとっても、いちいちレンズを付け替える毎に裏メニューを呼び出すのは煩雑ですよね。ですから裏メニューにひっそりと...。

K-7の世になるとれっきとした表設定として弄れ、しかも最大20本分の設定を記憶しておいてくれる幸せ。これに救われる人は実はたくさんいるはずなのだ。

それではなぜに禁断の秘策なのか?

AF精度の傾向を確認する手段が面倒で難しいからです。

「新聞紙を広げて、三脚にカメラをセットし、斜め45度の角度から.....」的な確認方法があるそうですが、丁寧に確実な検証をするのは相当面倒くさい。三脚立てるだけで面倒だし、ボク辺り(^_^;)

加えて、以前SIGMA30mmF1.4の微調整を行ったことがあるのですが、びっちり検証してパラメータを設定したはずなのに、逆方向にAFがズレたりして「えぇ~いもう最初のままでエエわ~い!」ってなったことがあるからなんです。

いやまぁ、とにかく「AF微調整」ってのは面倒なんざます(^_^;) 『微』っていう物差し持ってないですから『だいたい』だけ。

それでも明らかにお借りしたSIGMA70-200が前ピンでしたので、細かい検証無しに(^_^;)思いっきり前ピン補正の「-10」にしておきました。

調整前

調整後「-10」

どこにピンを合わせたか覚えてませんが、ピント位置が変わったのはご確認いただけますよね。最大補正するなんてホントに大雑把だけど、この時はそれでも足りないと思ったぐらい。(後日、「-9」に設定。以後返却までその設定でした)


■ 遂にきた~~~~~!!!!


最終手段(実際は一等最初にそこ弄れよって話し)のAF微調整に手を出し、背水の陣で臨んだ子供撮りがこれです。

肌がするする
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/50 | F2.8 | 70mm | ISO800 | -0.3EV | JPEG

きた~~~~!!!!苦節2週間(^_^;)遂にピンが来た(と見て差し支えなさそうな程度か?後ピン臭い)。

通学帽がそろそろ似合わなくなってきた
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/100 | F3.5 | 135mm | ISO2500 | -0.3EV | JPEG

ニヒルなヤツ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 200mm | ISO3200 | -0.3EV | JPEG

焦点距離が変わっても大丈夫そうだ。いやぁこのぐらい合ってくれれば、もう文句なし。ようやくすっきりと心が晴れました。

ほっとするひとときえらいね~
左)K-7 | SIGMA70-200mm | 1/50 | F2.8 | 70mm | ISO800 | -0.3EV | JPEG
右)K-7 | SIGMA70-200mm | 1/60 | F2.8 | 78mm | ISO2000 | -0.7EV | JPEG

AF精度に懸念が無くなった途端に楽しくって仕方なくなりました(^_^;)いつものように夜の室内でもガシガシ子供撮り。夜の室内ですからF2.8の大口径と言えど、最低でもISO800始まりになっちゃいますけどね。それでも手持ちで気軽に撮れるんだから有り難い。F2.8さまさま、手ブレ補正機構さまさまですな。


■ どんな出会いもウェルカム!実は最強のスナップレンズだった!


ばか長い、くそ重い。見栄は張れるけど、目立ちすぎる。

それが『SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO』を装着して外出する時の、偽らざる心境です。

長いレンズをどこかに当てない様に気を遣うし、見てくれが「ご立派」過ぎて目立ちまくって、とてもじゃないけど街角スナップなんて出来そうも.....

いや使う!

crocsショップにて 今年はコレを猛烈プッシュ 可愛いなぁ
サッカーは雨天決行 雨降ってきた ぱかっ!
ガチャガチャで上機嫌
この椅子、めっちゃ欲したんですが... 撮らせてくれよ~ はい、林檎ちゃんです 茜色に染まる道を

気合いを入れて、勇気を出して、外に連れ出してみると驚くほど使いやすいレンズだということに気付きます!億劫がらずに一歩踏み出せば、今まで諦めていた様な被写体も撮ることが出来ます。

「離れたモノを大きく」

今まで諦めていた様な遠距離の被写体もばっちり主役として大写しが出来る!「まさかそれ撮ってないよね?」ってレンジから「それ」が撮れちゃう!しかも大口径レンズだから背景と分離させて一眼レフらしい写真に!

「小さいモノを大きく」

寄れちゃうレンズですので、小さいモノも大得意です。CP+ではマクロレンズとしても大活躍。さすがにテーブルのランチを撮ったりするには、席を立って距離を取らなきゃいけませんがね(^_^;)

「急な子供撮りもお任せあれ」

街の人・モノ、遠景あらゆるモノを主役に出来る万能レンズですが、急な子供撮りももちろんOK。というかポートレートこそ本職みたいなレンズですからね、大きくとろける背景ボケでいつでもどこでも。


■ 警戒されずに自然な表情を撮れる!


今度は華が七味作り
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 200mm | ISO1600 | -0.7EV | JPEG

やってきましたプロペラ部隊
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/1000 | F4.0 | 70mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

そろそろ髪の毛、切ってやろう
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/500 | F3.5 | 200mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

えへっ、可愛い
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F2.8 | 200mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

ヒトが持つ警戒エリアの枠外から被写体の自然な表情をズケズケと大写しできちゃいます。う~ん良いなぁ。やっぱり「撮られてる」って気付くと自然な表情は出しにくいですもんね、誰だって。


■ 運動会レンズとしての資質:結論


これだけ室内でも街撮りでも重宝すると「運動会レンズとしてどうなんだ?」なんてことはどうでも良くなっちゃいますが(^_^;)当初もっとも気にかけていたことだけにしっかり判断しないと。


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/400 | F4.0 | 88mm | ISO400 | -0.3EV

テレ端300mm(450mm相当)レンズと同じ撮影スタイルでは、たぶん納得いく写真は少なくなると思います。やはり150mmの差は大きいですからね。

また残念ながらシグマが用意している焦点距離を伸ばすリアテレコンバーターも、SIGMA70-200+ペンタックスという組み合わせは使用不可(--;)これは痛い。(少数派の悲哀か...)

しかしこの描写力を知ってしまうと、普及型の望遠ズームに戻るのは並大抵ではないですな(^_^;)絶対に「70-200F2.8で運動会を撮りたい!」って思うはずです。きっとこの秋までには70-200mmF2.8を買っちゃうでしょう。

70-200mmF2.8を最前線投入するにあたり、変えなきゃいけないのは撮影ポジション。っていうかベスポジ争奪戦に敢然と立ち向かわなければならないかな?それが嫌ならトリミングへの抵抗を無くすことですな。ま、それなりに運動会でも気合い次第でどうにでもなるかと。


■ やっぱり絶対に欲しいレンズであるのである


今、丁寧に梱包されたSIGMA70-200を飛脚さんが貸出先へと持っていきました。

「あのレンズがあれば、こういう風な写真が撮れるなぁ」ってぼんやり外を眺めながら喪失感に浸っております。今までお借りしたカメラやレンズ、どれもこれも喪失感に苛まれましたが、レビューを終えようと決めた瞬間は喪失感より先にホッとしていたもんなんですがね~。

やっぱり欲しいな、70-200mmF2.8。

今まで単焦点ばかり買い集めてきたボクですが、このズームレンズは欲しい。改めてそう思ってます。

こんな高価なレンズを貸して下さったWillViiさん、そしてシグマさん、どうもありがとうございました。下手なレビューにお付き合い下さった読者の皆さんもありがとうございました。これにて『SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO』を終わりま~す。


参考リンク:撮り貯めたSIGMA70-200の作例@Flickr




このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。本レビュー掲載によるブロガーへの報酬の支払いは一切ありません。レビューの内容につきましてはみんぽすやメーカーからの関与なく完全に中立な立場で書いています。(唯一事実誤認があった場合のみ修正を行います)商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら

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