【4thレビュー】SIGMA18-50mmF2.8 EX DC MACRO ~ 単焦点レンズとガチンコ勝負 ~
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すっかり手に馴染んで重宝している『SIGMA18-50mmF2.8 EX DC MACRO』ですが、そろそろみんぽすさんに返却する頃合いとなりました。いやぁ離れ難いんですが(^_^;)
適当なレビューを3回ほど書きましたが、それなりの比較レビューを1本ぐらい書かないと「次回は無いと思え」って言われても困ります。そこで思いついたのが手持ちの単焦点レンズとの描写比較でっす。
いやぁなんのかんの言っても単焦点派というのは、こと描写力に関してズームレンズに上から目線な部分があるわけですよ。「そこはほれ、単焦点レンズだから写りは良いでしょ」みたいなね。
ところが、試した自分もビックリな驚きの結果が.....
~ VS SIGMA30mmF1.4 ~
先ずはワタシが最も愛し最も枚数を重ねているレンズ『SIGMA30mmF1.4』と、画角や絞りを合わせて較べてみます。
ちなみにど素人のやってることですので、角度や距離が異なってしまっていてもご容赦下さい。また無料画像ソフトのPicasaでコラージュしてPicasaウェブアルバムにアップロードし、このブログに画像を貼り付けてます。実際の画像とは少し異なっているとは思いますが、両レンズとも同じ条件ですのでお含みおき下さいませ。
18-50mmF2.8の開放絞りに合わせて撮り較べ。
色乗りの点では18-50mmF2.8の方が濃いんですな。ただよ~く見ると少し18-50mmF2.8はハロっぽく甘~い感じも見受けられます。背景ボケに関しては同じ絞り値ですが、30mmF1.4の方が若干大きく崩れます。
等倍などにしないでモニターに映った画像を見る限りでは18-50mmの方がコントラストも効いて好ましくさえ思えますけれど、少し拡大してみるとやはり単焦点レンズである30mmF1.4の方が細やかに写し取っています。
JPEG撮ったまんまL判印刷とかだと、18-50mmF2.8の方が綺麗に見えるかも知れませんな。驚いた。
続いて18-50mmF2.8の描写力がグッと上がる絞り値での撮り較べ。
背景ボケの傾向はF2.8の時と同様ですな、30mmF1.4の方が大きい。ただ拡大して較べてみますと、もはや単焦点のアドバンテージがほとんど無いって思っちゃいました(--;)18-50mmF2.8の方が黒を締めてコントラスト効くだけに...
中途半端な焦点域なのに凄いぞ18-50mmF2.8。
さて開放対決。単焦点派としてはここで30mmF1.4に頑張ってもらわんと。
被写体との距離が結構あるんですが、さすがに30mmF1.4のボケは大きく出ます。加えてカリッとこそしませんが、ピント部は十分にシャープです。明るい単焦点レンズならではのメリハリの効いた表現ですね。
大口径標準ズームの18-50mmF2.8もコントラストの効いたピント部分と濃厚な色乗り、綺麗な背景ボケで良い線行ってますけど、さすがに被写体の際立ちや浮き立ちって部分では30mmF1.4に及びませんね。
あぁホッとした。
加えて開放対決でのシャッタースピードの差も大きな差が出てます。30mmF1.4が1/25秒なのに対して18-50mmF2.8は1/8秒となりました。暗めの店内でISO100ですから両者とも手持ちでは厳しいSSですな。
ただ2~3段分以上の効果があるボディ内手ブレ補正機構が搭載されていれば、1/焦点距離は越えますので30mmF1.4なら手持ちで行けるかも知れませんし、感度を上げても人物などの被写体ブレを防ぎやすいですな。
これだけズームレンズの写りが良いと、明るい単焦点レンズは開放付近で撮ってナンボってことになりますな。
続いては...
~ VS PENTAX FA50mmF1.4 ~
続いてはワタシが初めて買った明るい単焦点レンズ『PENTAX FA50mmF1.4』と、画角や絞りを合わせて較べてみます。
あまり程度の良い中古品ではありませんでしたが、明るい単焦点レンズ沼にズブズブと沈むキッカケとなったレンズですから思い入れがあるんですよね。もしかしたらコーティングとかもう剥がれて.....いや言い訳せずにガチンコ勝負じゃ!
やはり18-50mmF2.8の色乗り良さから来る「キリッと感」は素晴らしいですね。普通テレ端ともなると甘い描写になったりするんでしょうけれど、黒も締まってコントラストが効きまくってます。これで開放絞りの描写ですから驚きますな。
一方の50mmF1.4はさすがにちょっと草臥れた...いえいえ色乗りこそ18-50mmF2.8に譲るもののボケの大きさでは上回りますし、細かい描写面でも少し優っています。
ここまで絞ると描写に関しては、もう好みの問題かも。パンチの効いた18-50mmF2.8か、素直な描写の50mmF1.4か。背景ボケに関しては絞り値は一緒でも50mmF1.4がかなり大きめです。
絞り開放時の描写の違いは歴然。50mmF1.4の場合、背景はもう原形をとどめずに崩れました。ポートレート風に子供を撮る時などは、やっぱりこのぐらいボケが大きいと嬉しいですな。
ただピント部分を細かく見ると、18-50mmF2.8は開放からクッキリしてますが、50mmF1.4はハロが出てソフトレンズの様になっています。ただまぁ人物を撮る時などは、こういうふんわり感も悪くないんですけどね。
■ やっぱり写りの良いズームだ
改めて単焦点レンズと撮り較べてみて、このレンズの写りの良さが分かりました。
F1.4やF2といった明るい単焦点レンズ特有の「大きな背景ボケを活かした表現」や「光量不足の場面でのシャッタースピードの確保」という面では劣るものの、描写力に関しては開放からしっかりシャープでコントラストも効き色乗りも良い好ましい写真が簡単に写せる点では優っている面もあります。
F3.5-5.6といった暗いキットレンズからの買い換えはもちろん、写りにうるさい単焦点派も満足できるズームレンズだと思いますね。事実、荷物を減らしたい場面やレンズ交換したくない場面でとても重宝し、且つ満足行く写真が撮れると思いますから。
次回に「室内での子供撮り」での感想を書いて返却しようと思います。ホントに返したくないんだけど....(^_^;)
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