SIGMA DP1x 〜 フィルムカメラ的な楽しさ 〜
自分仕様が整い、いよいよ現場投入のSIGMA DP1x。
■ AFは速くなったが...
「う〜ん(ーー;)」っていうほど遅かったAFは確かに速くなりましたね。ひとまず合焦音を先に鳴らして、モニターが一歩遅れて追従する感じにちょっと戸惑いましたが(^_^;)
最初は「AFが速くなったアピールのために合焦前に音だけ早めに鳴らしてるのかな?」と思いましたが、ただ単にモニター表示が遅いだけのようなので合焦音が聴こえたら即レリーズでイイみたいです。
ただし暗い場所や最短撮影距離付近そして被写体によって、合焦しにくい場面も結構あります。何度粘っても合焦しない時はしないという(^_^;)まぁでもDPシリーズにはダイヤルによるMFが出来ますから、そういう場面ではMFに切り替えてピント合わせをするべきなんでしょうね。拡大表示させても背面モニターだとちょい難しいけど。
■ より操作しやすくなった
奇跡的に同じような写真を撮ってましたのでDP2とDP1xの背面の違い。
基本的にはまったく変わりませんな。ただし各ボタンの機能がしっかり文字で記されるようになったんですね。DPシリーズ発売当初にプロカメラマンたちに「暗がりで操作しにくいじゃないか」と酷評されましたからね、しっかりと改善したんですね。SIGMAの美意識と相反するのでしょうけれど、確かにこの方が分かりやすい。
■ FoveonはRAWで
DP1xはRAW縛りで使います。勿体無いからJPEG撮影はしません。
↑の2枚は以前DP2を購入したときにも掲載しましたが、JPEG撮影とRAW撮影それぞれの写真です。DP2以降にDP1sやDP2sも発売されましたし、DP1xのJPEG写真も相当に良くなっているとは思いますが....
X3ダイレクトセンサーのカメラでRAW撮影をするとJPEGでの撮影よりも高画質になることが知られている。DP1xもJPEG撮影時は信号サンプリングをYCbCr=4:2:2(色差信号を輝度信号の半分に間引く)で記録するが、RAWファイル(X3F)から現像するとYCbCr=4:4:4で記録できる。1つのピクセルで3色の色情報を取り込めるX3ダイレクトセンサーならではのメリット / シグマDP1x【第1回】RAWとJPEGを撮り比べる
いやDP1xのJPEG処理はどうだか知りませんけども、やっぱりFoveon X3が捉えた「生」の情報を余すこと無く使いたいですからRAW縛りです。
■ 使いやすいSIGMA Photo Pro
Foveon X3のRAW現像ソフトといえば『SIGMA Photo Pro(以下SPP)』。DP2を使っていたときはSPP3.xだったのですが、今はSPP4.2までバージョンアップされていました。バージョンが4に上がって処理が高速化したりノイズリダクション機能が搭載されたりしているそうです。
DP2の頃、SILKYPIXやLightRoomもFoveon対応してウハウハしたもんですが、今はどうなのでしょうね?まぁでもSIGMA純正のフリーソフト『SPP』でまったく過不足ありません。処理速度も結果も上々です。
ちなみにノイズリダクション機能はISO400以上で撮影されたRAWファイルに対して、適応可能になるそうですな。でもDP1xのISO AUTOで撮影していると多分ISO200までしか上がらないので、使う機会は余り無いかも知れない(^_^;)Foveonはなるべく低感度で撮りたいもんね。
ボクのRAW現像の流れとしては...
1.外付けHDDにFoveonフォルダを作る
2.Foveonフォルダ / 「年」 / 「月」 / 「日」と細かくフォルダ分け
3.DP1xから当該「日」フォルダにRAWデータコピー
4.SPPで「お!」って写真だけ現像
5.デスクトップに新しく「日」フォルダを作る
6.デスクトップの「日」フォルダに現像JPEG保存
7.iPhotoにデスクトップの「日」フォルダをドラッグ&ドロップ
8.デスクトップの「日」フォルダを削除
結構面倒だけど作品作りにこだわる人は、SPPでTIFF出力してLightRoomやAperture、PhotoShopでさらにレタッチとかしてますから、ものぐさな方でしょう(^^)
RAW撮影基本だし、感度はあまり上げたくないし、AFが合わない時ある。でもだからといって「ダメ」とはまったくならないのがSIGMAのカメラの良いところ。個人的にはフィルムカメラ的な楽しさを感じますし、思わず見惚れてしまう写真も撮れちゃったりしますしね。
応援歌はまだまだ続く!
がんばれ、日本
がんばれ、東北
がんばれ、日本の工場
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