【1stレビュー】SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM 〜 12mmをフルサイズで 〜
いつも「欲しくたって買えないレンズやカメラ」を試させてくれるWillViiさんから、今度は『SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM』をお借りしました。
早いもので、そろそろあの大震災から1年が経とうとしています。
震災直後しかも会津の自社工場に被害を受けたSIGMA社からお借りしたのが、この『SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM』の弟分である『SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM』でした。
SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM レビュー【レビュー前】スペシャリスト達を誇り、守りたい
【1stレビュー】 〜 職人達が夢を実現したレンズ 〜
【2ndレビュー】〜 外観とデフォルメ効果 〜
【3rdレビュー】〜 FLDとは? 〜
【4thレビュー】〜 強烈なパースで超広角らしさを堪能 〜
【5thレビュー】〜 フィルム一眼で使ってみた 〜
【レビュー番外】 〜 一本の大木 〜
【6thレビュー】〜 サクラに挑戦編 〜
【7thレビュー】〜 ひとりのフォトグラファーをお手本に子供撮り 〜
【8thレビュー】〜 このレンズでしか得ることが出来ない特別な一枚を 〜
【最終レビュー】 〜 スペシャリストの完全勝利 〜
あんなにムキになって製品を試し、こんなにムキになってブログ記事を書いたのは最初で最後でしょう。(ォィォィ) 少しでもSIGMA社の復興に役立てればっていう思いで綴ったレビューは、レビュアーにあるまじき背信行為だったかも知れないけれどね。
震災からもうすぐ1年、その間にお父様を亡くされるなどSIGMAの山木社長には不幸が続く状況だったにもかかわらず、事業の立て直しどころか立ち止まることもなく業界や愛好家を驚かせる攻めの姿勢に拍車をがかかってます。同い年なのにすごいなってただただ尊敬しています。
前置きが長くなりました。
なぜ今回このレンズをお借りしたのかというと、この1年で私のカメラ環境もAPS-C規格から35mmフルサイズ規格へと大きく変わったからです。
APS-C規格で使う『SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM』と35mmフルサイズ規格で使う『SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM』は全く同じ画角になるわけで、その超広角ぶりに目新しさは無いのですが、あの素晴らしい描写力に虜になったんですよね〜。やっぱり35mmフルサイズでも味わってみたいじゃないですか、あの描写を。
いや、もしかすると『SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM』の方が『SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM』よりも素晴らしい描写をするかも知れない。その逆もまたあるかも知れない。というか性質が全く異なるレンズかも知れない。そんなことを想像していたら試してみたくなったというわけです(^^)
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM は、2003年11月に発売した「SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL /HSM」の後継機種となる35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラ対応超広角ズームです。蛍石と同等の性能を誇るFLD("F" Low Dispersion)ガラス4枚とSLD(特殊低分散)ガラス1枚を採用し、超広角で問題となる色収差を極限まで補正、更なる高画質化を実現しました。グラスモールド非球面レンズを3枚、ハイブリット非球面レンズを1枚採用することで、高性能化とともにコンパクト化も達成しています。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア・ゴーストの発生を軽減。周辺光量も豊富で開放からシャープでコントラストの高い描写を実現、ズーム全域で優れた描写性能を発揮します。超音波モーターHSM(Hyper Sonic Motor)搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。フルタイムマニュアルフォーカスも可能です。ズーム全域での最短撮影距離28cm、最大倍率1:6.4を実現。近接撮影にも威力を発揮します。(SIGMAサイトより転載)
この『SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM』は昨年7月にリニューアルされたばっかりですから、否が応でも期待が高まっちゃいますな。しかも受け止めるセンサーは前回よりも大きな35mmフルサイズですしね。
『SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM』
レンズ構成 13群17枚
絞り羽根枚数 6枚
最小絞り(W端) F22
最短撮影距離 28cm
最大倍率 1:6.4
最大径×全長 φ85mm×120.2mm
重量 670g
『SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM』
レンズ構成 11群15枚
絞り羽根枚数 7枚
最小絞り(W端) F22
最短撮影距離 24cm
最大倍率 1:7.8
最大径×全長 φ75mm×105.7mm
重量 555g
前玉の湾曲というか飛び出し具合は12-24mmの方が穏やかになった気がしますけれど、さすがは35mmフルサイズのイメージサークルを確保する超広角レンズだけあってフィルター径85mm!そして花形フードはさらにグイッと張り出しております。
そんな12-24mmですが「ゴッツイなぁ」って気はしませんし、長いとも重たいとも思いませんけどね。ただモノとしてのフォルムは8-16mmのあのストンとした愛らしさには負けますね。
5D Mark II | 1/10 | F4.5 | 12mm | ISO500
5D Mark II | 1/80 | F5.6 | 24mm | ISO200
8-16mmの時は広角端の呪縛に囚われ、なかなか納得行く作例が撮れずに苦労しましたから、今回はあまり気負わずに自然体で撮ろうかな。あ、でも12mmの画角がいろんな所に連れて行ってくれる場合もあるから、積極的に広角端の呪縛に囚われてみるのも手かな。
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