【1stレビュー】KANKYO CONDENSE AZ 〜 家事をもっとラクにしたい 〜
いつも楽しくレビューをさせていただいているみんぽすさんから、今度はこんなモノをお借りしてみた。カンキョー製『コンデンス除湿機AZ』です。
実はこのコンデンス除湿器AZは5/1にプレスリリースが予定されている未発表の新商品でして、その画像も商品名も本邦初公開(ちょっとオーバー)であります。
トピックス 2012.5.1 コンデンス除湿機AZ新登場 / KANKYO
■ レビューに暗雲
レビューに入る前にこんなエピソードを....
10日ほど前、コンデンス除湿機AZが入ったダンボールが丁稚不在の自宅に着荷。いつもはカメラやレンズをお借りしているので 無用な嫁さんとの衝突を避けるため 勤務先でレビュー商品を受け取っているのですが、今回は家庭で使うモノですから受け取り先を自宅にしました。
嫁さん『ぐぉ〜るるるぁ〜!何やねんコレは!いったいまたアンタは何を勝手に買うたんや〜!なぁ!えぇ?なぁコレはどういうつもりや?あぁ〜?』
電話口から烈火の如きお怒りのお言葉が....(;゜∇゜)
どうやら受け取ったダンボールの大きさ(本体寸法は W37.2×D21.4×H59.5でありんす)が、最近上手いこと回避してきた触れてはいけない嫁さんの逆鱗を逆撫でしてしまったようです。「よかれ」と思ってお借りした商品だったのに、のっけからレビューに暗く重い暗雲がたれ込めました。事前に「これこれこうだから、こうなりまっせ」と申し開きをしておくべきだった...orz
■ なぜコンデンス除湿機AZをお借りしたのか?
「言葉ひとつ足らないだけで大惨事を招くことがある」と学習させてもらいました。もう身体にしみ込むまで反復学習ですね(ーー;)っていうかそろそろ本当に学習しろよ > オレ。
そんな夫婦のパワーバランスの話しは置いておいて。
今回、コンデンス除湿機AZをお借りしようと思った理由というのが...
「ん?何か普通の除湿機と違うみたいっすね。毎日、5人分の山のような洗濯物が出るし、嫁さん喜ぶんじゃね?コレ。よ〜し点数稼ぎに借りてみようっと!」
動機が不純でごめんなさい。いえね、レビュー募集の告知に掲載されていたこんな文言が妙に魅力的だったもんですから...
「梅雨時期の部屋干し等、家事をもっとラクにしたい」
コレ。梅雨時に限らず雨の日も曇りの日もあるわけです。でも洗濯物は毎日弛まずどんどん出る、しかも子供たちの身体も大きくなって洗濯物はどんどん乾きにくくなってきてる。「室内で夜干しして、日中はベランダの軒下や室内に干して、夕方取り込んで畳もうと思ってもまだ洗濯物が乾いてない」ってコトもしばしばですからね。
■ コンデンス除湿機AZは何が違う?
商品と一緒に送っていただいた商品説明文書によりますと、商品名にもなっている『コンデンス』という除湿方式が他の除湿機と違う点であるようです。
ニュースリリース 2010/04/20 造水システム「FUNNEL」開発着手(pdf)
先ずはここからになるでしょうか?
カンキョーのニュースリリースを見ると、ユネスコは2009年の世界水フォーラムで『水の需要は年々高まり、水不足の傾向は深刻さを増す。世界の人口の47%が水不足の激しい地域に居住するようになる』と警告をしたそうです。
それをビジネスチャンスと捉えたカンキョーは、無電力(太陽エネルギーや重力などを利用)で空気から半永久的に飲料水を生み出す造水システム「FUNNEL」の実験に成功し、そして開発に着手したと伝えています。
【FUNNEL:造水の仕組み】空気中の水分を吸湿部位に当てる → 空気中の水分を溜め込む → 吸湿した部位に熱風を当てる → 水分は高湿の空気として追い出される → 高湿な空気が熱交換部位に送られる → 外気で冷却・凝縮される → 水になる
なるほど。途上国など水不足にあえぐ地域に井戸を掘るという運動を耳にしたことはありますが、FUNNELの場合は地下水ではなく空気中の微量な水分を利用するってところは素晴らしいですね。無尽蔵ですから。無から有を生み出す...言葉は悪いですが、これこそ本物の錬金術か?
そしてコンデンス方式。『本体内部で水蒸気を発生させ、冷やして水を作る』というFUNNELと同じ原理で除湿をしています。夏でも冬でも室温が0度だとしても除湿が出来るコンデンス方式は、従来のコンプレッサー方式と段違いの除湿力を発揮するそうです。
■ ド迫力の大風量!
部屋干しのTシャツが10分で、厚手のタオルは15分、ワイシャツ22分、靴下8分、こども靴は21分で乾く圧倒的な除湿能力!という触れ込みのコンデンス除湿機AZ。
FUNNEL譲りの優れた除湿方式に加えて、5.6立方メートル/秒という除湿機のレベルを遥かに超えたド迫力の大風量が圧倒的な部屋干し性能を実現しているとのこと。
いやコレは大人しく静かに作動させている様子です。フルパワーだとホントにすごいんですよ、今度また動画録りますね、ごめんなさい。ようやっと色々説明書を読んだりしている状況なもんですからw
■ 多彩な運転モードが魅力的
大きく分けて運転モードは『除湿』『乾燥』『調湿』の3つに分かれてます。
*** 除湿 ***
梅雨時から夏にかけては『除湿』がフル回転で活躍してくれるでしょう。「おまかせ」「強」「弱」の3モードに分かれています。
この時季でも密閉度の高いマンションで、調理場とリビングが一緒になった我が家などでは、晩飯時などはもうすでに汗をかく室温と湿度になってます(ーー;)ですからさっそく『除湿』の「おまかせ」モードを活用させてもらってます。
*** 乾燥 ***
『乾燥』は「夜干し」「収納・浴室・寝具」「衣類パワードライ」とさらにモードが分かれています。嫁さんは風量控えめの「夜干し」モードをかなり活用しているようです。
雨の日が続くようになったらフルパワー運転で最高の除湿力(乾燥力)を発揮する「衣類パワードライ」モードが活躍するんでしょうね。大風量過ぎて怖いぐらいなんで、ビビって使ってません(ーー;)
*** 調湿 ***
この調湿ってのが、コンデンス除湿機AZの美点じゃないでしょうか。お借りした機種ですと「あったかモード」「あぜくらモード」「はるかぜモード」の3つが用意されています。
「あったかモード」は除湿力を高めにすることで少し熱を出させ冬場の結露対策に有用。
「あぜくらモード」は冬場の部屋干しと肌の潤いを両立させた女性に嬉しいモードです。湿度を60%前後に保って部屋の空気の乾き過ぎを防ぎつつ、部屋干しの洗濯物はしっかり乾かすという「ホントウですか?」というモードです。ヒノキの調湿作用を用いた正倉院高床式倉庫の校倉造りの様に、夏冬一定の湿度を現代風に蘇らせて進化させたそうです。借りるのが冬場だったら大活躍だったけどなぁ。
「そよかぜステップ」じゃなくて「はるかぜモード」は除湿機特有の温風(排熱)を最小限に抑えたモードです。これからの季節には嬉しいモードですな。
っていうか除湿しても室温が上がっちゃうんじゃ、夏場は使えませんよね(ーー;)え?他のモードは室温上がる?ここら辺も使いながら調べてみなきゃだな。
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ざっと最初はコンデンス除湿機AZの特徴を挙げた連ねたところでレビューを終えます。レビューを書きながら説明書もちょっと読んで使い方も分かったし(ぉ 返却までに色々と試してみますか
参考リンク
■ KANKYO公式サイト
■ コンプレッサー方式とデシカント(ゼオライト)方式 / All About
■ 除湿機の種類と特徴 / あつ花別館
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コメント
10年ほど前から室内干しのために除湿機を使っています。
最近は温風が出ないように改良されているのですけれど
それでも夏にはいささか室温が上がります。
それにしても最新機種には色々なモードがあるのですね(@_@;)
投稿: てにまま | 2012.05.02 15:00
■ てにままさんへ
10年前からとは導入が早いですね!まだそんなに一般的ではなかった頃では?
温風は出さないようにと言っても、エアコンのように室外機がある訳ではないので、限界はありますよね。
多彩なモードが果たして家庭の事情に則したものか、しっかと確かめてみますね。
投稿: 丁稚 | 2012.05.02 21:09