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2012.06.11

『日本沈没 第二部』 〜 日本、日本人、ヒト、地球 〜

日本沈没 第二部〈上〉 (小学館文庫) 日本沈没 第二部〈下〉 (小学館文庫)

前作から25年後の物語が描かれた本作を「読了したくない」と思いながら、結局は結末に向けて貪欲に読み進めてしまいました。

誰かひとりの登場人物に感情移入したわけでなく、またそれを許さない構成ですけど、そのかわりに物語の長い時の流れと大きなうねりに揉まれるうちに当事者意識のようなモノが芽生えたかも知れません。

日本とは?日本人とは?ヒトとは?地球とは?

答えなど見つからない。だから物語を終わりになど出来るはずが無いと思いました。そしてそれでも決着(結末)をつけるというのなら、きっとそれは自分にとって望まないモノだろうと薄々感じていました。だから読了したくなかったんです。

70億もの世界人口。何故ヒトという種はこんなにも増えることが出来たのだろう。そして野放図にこれからも増えていって良いのだろうか?いやヒトという種の異常な増殖も、長い長い地球の一生で見れば一瞬の出来事なのだろう。そしてヒトを脅かす地球環境の移り変わりも、宇宙の規模や時の流れに比せばほんの些末な出来事で...

なんでしょうね、寂寞、寂寥っていうんでしょうか?読み終えてしまった時の何とも言えない感じは。

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小松左京氏亡き後、もうこの物語の続きは無いでしょう。そうか、このぽっかり空いた虚無感を埋めてくれるのは、作者の友人でもあった筒井康隆氏のあの作品なのだろうな。

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筒井 康隆
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