『神々の遺品』『海に消えた神々』そして『日本以外全部沈没』
『マークスの山』読了後の凝り固まってしまった感情を、『阪急電車』が読めるぐらいの平常心にまで整えてくれたのが今野敏のこの2冊。
「オーパーツ」とか「海底遺跡」とか「失われた文明」とか大好物ですから、スルスルと読めちゃいました。
ただ『神々の遺品』の込み入り重厚な物語に比して、『海に消えた神々』のなんと軽々しいことかw 2作目にはそれほど熱意がこもらなかったのか?
そうそうコレも読みましたな。『日本沈没』の第二部まで一気に読んだ後に、筒井康隆が茶化したコレを。
しかし読み始めてすぐに後悔しました。どうやら『日本以外全部沈没』はもちろん収録されていた短編の多くを昔に読んだ気が...。いやそれは別に普通の小説なら構わないんですけども、ほれ、こういう悪ふざけのドタバタものって一度読んだらそれで(ーー;)ねぇ。
子供の頃、『七瀬ふたたび』から筒井康隆に大ハマりした時期がありましたので、きっとその時に読んだんでしょうね。
七瀬シリーズそして筒井康隆にハマるきっかけになったのは、このNHKのドラマでした。七瀬役の女優さんがとにかく綺麗だったなぁと。
勝手に七瀬役は「木之内みどり」だって思ってたんですが「多岐川裕美」だったんですね。いやでもやっぱり七瀬は綺麗だ。
『家族八景』『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』という七瀬三部作、もちろん子供の頃に読んだんですけど、すっかりストーリーは忘れてます。真面目な方の筒井康隆の作品ですから、こっちは読み返す価値はありそうですw
--- 主に木之内みどりファンだった仲間へ ---
えい!刑事犬カール!
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