【最終レビュー】FUJIFILM X-Pro1 〜 夢中になっても良いカメラシステム 〜
完全に惚れました『FUJIFILM X-Pro1』に。 ぽろっと、あまりにも簡単にエエのが撮れちゃうから。てなわけで懸命になって金の工面を思案している真っ最中です。しかしあてはありません...
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もしもそんな妄想が叶うなら”差し当たって”のレンズは広角のXF18mmを選びたいですね。
X-Pro1 + XF35mm / 1/850 / F2.0 / ISO200 / -0.33EV/ RAW / RFC_EX powered by SILKYPIX
作例の手応えとしてはXF35mmの方がありました。大好物である背景ボケも素晴らしいし、50mm近辺の画角なのにバカに寄れるし、XF35mmこそ最強の標準レンズだとは思うんです。
でも同じ50mmで撮るなら、5Dmk2にSIGMA50mmF1.4を付けて撮る方が快適だし楽しい。撮れる絵に関しては甲乙付け難いけど。
X-Pro1 + XF18mm / 1/320 / F2.8 / ISO200 / RAW / RFC_EX powered by SILKYPIX
んでXF18mmは大きな矛盾も孕んじゃうんだけど、ノーファインダーや背面モニターであまりキッチリ構図取りしなくても撮れちゃう所が良いんです。
ほら、お父ちゃんの顔は娘の目線の先、カメラは彼女の目の高さからノーファインダーで。こんな乱暴な撮り方でも、ちょっと絞って中央1点AFを信頼すれば上手いこと撮れちゃう。
個人的に言えば27mm相当のXF18mmを装着すると、凝った仕組みのハイブリッドビューファインダーをほぼ使わなくなっちゃう。でもこの光学式/電子式を切り替えられるビューファインダーが無ければ、ここまでX-Pro1に魅力は感じていなかったと思うんですよね。
大きな矛盾だけどカメラとしてはファインダーがあって欲しいし、撮り方としてはファインダーから開放される気楽さも欲しいんです。
でもそんなXF18mmも”差し当たって”のレンズであって大本命じゃないんです。大本命はこの秋に発売予定の35mm判換算21mmの超広角単焦点レンズ『XF14mmF2.8』ですよ!
PEN E-P3 + MZD14-42mm + WCON-P01(ワイドコンバーター) / 35mm判換算22mm相当
X-Pro1 + XF14mmならばワイコン無しに超広角スナップが楽しめます。ワイド感と強烈なパースを気楽な撮り方で楽しみつつ、高解像力と透明感ある素晴らしい描写力が手に入っちゃうということ。これは堪えられません。ま、XF18mmやXF35mmよりも高価になる可能性大ですけどね。
富士フイルムXF14mm F2.8R と XF18-55mm F2.8-4 OISの詳細スペックが掲載 / デジカメinfo
なんて書いている間にリークが飛び込んできた。”R”表記があるってことで絞りリング有りですね。期待していたよりもちょっと大きいな、まぁAPS-C規格だから仕方ないのかな。
広角はX-Pro1、50mm以上は5Dmk2。
理想的な布陣!最強!幸せ一杯!.......しかしそれは同時に運動会は、年に数度のお父ちゃんの腕の見せ所は....大きな妥協をするということです。テレ端200mmで撮れるものだけを撮るか、お母ちゃんのデジカム動画に全てを任せるか。
X-Pro1は見なかったことにして、先日発売された『EOS Kiss X6i』を運動会までに購入すればEF70-200mmF4Lはテレ端320mmに化けます。もしくは今月末に発表されると噂されるキヤノンミラーレスが、これまた噂通りにG1 Xのセンサーを採用するならマウントアダプター経由で370mmに.....。
月半ばにパナソニックからもm4/3関連含めた新製品発表があるとも言われてますし、OIS化が既定路線となったG Vario7-14mmF4の中古価格が底を打ち始めたのも心をざわめかせています。X-Pro1に傾いた天秤も月末にはどうなるか分かりません。この夏もとても危険だな。
と、話しがあらぬ方向に行ってしまいましたが、まぁ強烈に物欲を喚起する恐ろしいカメラとレンズだったっていうことです。
細かく言うと色々と不満もあるんですけど、すごく楽しみながら撮れるし、撮れた写真は素晴らしいし、レンズ開発ロードマップを見るとFUJIFILMが相当本気だし、これは夢中になっても良いカメラシステムだと思うことが出来ました。
最後にレンズごとの作例セットへのリンクを書いておきますので、ご参考になれば。
XF18mm作例セット / flickr
XF35mm作例セット / flickr
XF60mmMacro作例セット / flickr
そしてX-Pro1のレビュー群へのリンクも以下に。
【1stレビュー】Foveon以来の衝撃”X-Trans CMOS”
【2ndレビュー】ハイブリッドビューファインダーとは?
【番外レビュー】本気モード発覚のレンズロードマップ
【3rdレビュー】操作感、細かくいえば不満アリ
【4thレビュー】富士フイルムのフィルムシミュレーション!
【5thレビュー】驚愕の高感度耐性!
【6thレビュー】XF60mmF2.4 R Macroを試す
【7thレビュー】XF18mmF2 Rを試す
【8thレビュー】vs 35mmフルサイズ & マイクロフォーサーズ
【9thレビュー】不思議と不満が引っ込む。そんなAF
【10thレビュー】XF35mmF1.4 Rを試す
長々とありがとうございました。これで『FUJIFILM X-Pro1』のレビューを終えます。
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