【1stレビュー】FUJIFILM X-E1 〜 解像番長の舎弟だぜ!一ヶ月ヨロシク!
めちゃくちゃ連れ出しやすくて、簡単に良い絵も撮ってくれて、すごく気に入ってしまったNEX-5Rを返却した翌日にまたまたレビュー商品が届きました。寂しがっている暇も与えないなんて、みんぽすさんありがとう!
お借りしたのはFUJIFILMの『X-E1』です。
そうです。今年の初夏にお借りして「何とかお金を工面して買えないものか」とまで真剣に悩ませてくれたFUJIFILMの『X-Pro1』の弟分です。
【1stレビュー】Foveon以来の衝撃”X-Trans CMOS”
【2ndレビュー】ハイブリッドビューファインダーとは?
【番外レビュー】本気モード発覚のレンズロードマップ
【3rdレビュー】操作感、細かくいえば不満アリ
【4thレビュー】富士フイルムのフィルムシミュレーション!
【5thレビュー】驚愕の高感度耐性!
【6thレビュー】XF60mmF2.4 R Macroを試す
【7thレビュー】XF18mmF2 Rを試す
【8thレビュー】vs 35mmフルサイズ & マイクロフォーサーズ
【9thレビュー】不思議と不満が引っ込む。そんなAF
【10thレビュー】XF35mmF1.4 Rを試す
【最終レビュー】FUJIFILM X-Pro1 〜 夢中になっても良いカメラシステム 〜
ほれ、この通り。ちなみに私の場合、レビュー記事の数と物欲の昂りが正比例しております。
さて、ご覧の様にX-E1にはOVF、光学式のビューファインダーが取り除かれています。
「取り除かれている」とは語弊のある言い方ですよね、すみません。でもX-Pro1の大きな特色である光学式と電子式を切り替えられる『ハイブリッドマルチビューファインダー』はどうしてもコストが高くなってしまうんです。凝った仕組みに凝った部材を使うわけですから。
X-Pro1のクラシカルな佇まいや素晴らしい描写力には惹かれるけれど、残念ながら高価で...
そうした声があがることをFUJIFILMも当初から予想していて、早くから「X-Pro1の廉価版を用意している」とアナウンスしていました。そしてそのX-Pro1の廉価版がOVFを削った『X-E1』です。
しかしながらOVFは削ってもEVFは頑として実装して来るのがFUJIFILMの理想の高さ、想いの深さです。そしてユーザーが望むほどには廉価にならないところもFUJIFILMらしいのかも知れません...EVFも取り払ってボディもプラスティックでも良かったんですけど(;^ω^A
恨み節はこの辺にしてと。
FUJIFILMのデジタルカメラ軍団の大将と副将たるX-Pro1とX-E1最大の魅力は『X-Trans CMOS』です。
X-E1のセンサーには、Xシリーズの最高機種X-Pro1に搭載されたものと同じ16M X-Trans CMOSが採用されています。周期性の低い独自のカラーフィルター配列をもつX-Trans CMOSは、従来のセンサーで、解像感を犠牲にしながらもモアレ抑制のために使用されていた光学ローパスフィルターを不要にしました。その結果、レンズから入る光を十分に受け入れることが出来、高い解像感を実現しています。また、独自のカラーフィルター配列は、高感度撮影時のノイズ分離にも高い効果を発揮します。さらにAPS-Cサイズの大型センサーのもたらす、大きく美しいボケ味も魅力の一つです。(公式サイトより転載)
〜 従来のカラーフィルター配列 〜
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〜 新開発カラーフィルター配列 〜
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ベイヤー配列と呼ばれる従来の(一般的な)配列が...
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2×2の中に赤・緑・青それぞれの色を読み取る画素を配置し規則正しく並べた物なのに対して、『X-Trans CMOS』はフィルム内の銀粒子の不規則な配置を発想起点とし6×6画素を1単位とした非周期性の高い配列としました。(人間の眼の分光感度は緑付近がピーク、緑の解像度が見かけ上の解像度を向上させるため緑の画素が2倍ある)
この非周期性配置がモアレを軽減しローパスフィルターを不要にし、しかも縦横方向に必ず赤・緑・青の画素が存在するため偽色も抑えることが出来るのであります。
X-Pro1 / XF35mm / 1/160 / F8.0 / ISO200
確かに『X-Trans CMOS』センサーの威力は絶大。等倍鑑賞でも破綻無い解像度、滑らかで豊かな階調再現、そしてデジタル画像らしからぬ透明感....私がX-Pro1に傾倒してしまったのも無理もない話しではありませんか。
ですからX-Pro1と同じセンサーを搭載したX-E1の描写力の高さに関しては、もう試す前から分かっています。ですからOVFを取り除いたことでどのくらい小さく軽くなり、どのくらい使用感に違いが出るのか、そしてどのくらい安くなったのかってのが気になるところです。
X-Pro1よりどのくらい安くなったのか?っていうと価格差25,000円ってところですな。現時点で価格コムの最安値を見るとボディ単体で78,000円欠けるくらいでした。う〜む( ̄− ̄)微妙である。
サイズや重量は?ってぇと...
【X-E1】
W129mm × H74.9mm × D38.3mm
約350g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
【X-Pro1】
W139.5mm × H81.8mm × D42.5mm
約450g(付属バッテリー、メモリーカード含む)
ひとまわりコンパクトになり100gの軽量化を実現しました。ま、NEX-5Rを試用した直後ってことを差し引いても、手に持った感じはあんまりX-Pro1と変わらn....w
最も気になるのはファインダーの違いですが、こればっかりはもうちょっと試用してからってことにしていただいて....各種操作部はどのくらい違うか見てみましょう。
【X-E1 ... 軍艦部】
【X-Pro1 ... 軍艦部】
【X-E1 ... 内蔵フラッシュ】
【X-Pro1 ... フラッシュ非搭載】
再生ボタンが背面左側に移動した程度で、操作部はほぼX-Pro1と同一。露出補正・シャッタースピードなどのダイレクトなマニュアル操作もX-Pro1の大きな魅力でしたから、これは嬉しいですね。
操作性とは関係ありませんが、X-Pro1には無かった内蔵フラッシュを搭載してきたのは大きな違いですね。「フラッシュを搭載しなければもっと安く出来たんじゃ...」と私は思ってしまいましたけども(;^ω^A ほぼ使わないもんなぁ。
うわっ(ーー;)のっけから長くなっちゃったな。作例のひとつも載っけないレビューは好きじゃないから、あんまりイイの無いけど無理矢理貼っておきますw
X-E1 / XF18-55mm / 1/30 / F2.8開放 / 18mm / ISO1000
X-E1 / XF18-55mm / 1/150 / F2.8開放 / 18mm / ISO400 / +0.7EV
X-E1 / XF18-55mm / 1/30 / F4.0開放 / 55mm / ISO400 / +0.7EV
.....あれ?
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