【3rdレビュー】NEX-5R 〜 いったん白紙。ミラーレス買うとしたら何を選ぶ?
NEX-5Rを手持ちのPEN E-P3と並べてみました。
悔しいけどNEX-5Rは、より大きなセンサーを積んで180度チルト可動式液晶モニターも搭載してるのに、PENより小ちゃくて薄い。しかもお互いキットのズームレンズを装着しても約90gほどNEX-5Rの方が軽い。(NEX陣営:276g+116g=392g vs 369g+113g=482g:PEN陣営)
しかもNEX-5Rのパームグリップが秀逸で、ホールドする安心感まで段違いでPENが負けています。NEX-5Rの握り心地はGR DIGITALを持った時の"しっくり感"に匹敵し、一般的な一眼レフボディの"万全感"にも近しいです。
要は快適。超軽量な上にオーバースペックと言えるほどのパームグリップを用意してくれるもんですから、グリップさえ握っておけば落下させる心配がまるで無い。ディンプル加工っていうか梨地っていうのか、グリップ部分のあのボツボツもかなり良い仕事してますわ。
PEN E-P3だって決して保持しにくいカメラじゃないんですけど、中指・薬指・小指を鉤状にして保持できるNEX-5Rが相手では分が悪すぎますな。
好き嫌いが分かれる所ではありますが、キットのズームレンズを撮影可能状態にした時の佇まいもNEX-5Rに軍配が上がっちゃう。沈胴させた時の『M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R』はなかなかに愛らしいんですけど、プルンと飛び出る鏡胴が細すぎて貧弱に見えちゃう。ま、どちらも単焦点レンズを付けてこそ映えるカメラですから、キットの佇まいはどうでも良いんですけどね。
もっとも気になるのは両者の描写力の違い。ですが、今回お借りしたNEX-5Rは製品版ではないテスト機ですし、両者にもっともな言い分があるから不毛なことになるのが目に見えてますので、もう話題にもしないことにしますw
撮影時の操作性に関しては若干PEN E-P3に軍配かな。どちらも1ダイヤル1ホイールに加えてタッチパネルといった操作系統を持ってますが、さらにモードダイヤルが実装されてるPENは撮影モードを即座に切換え出来ますからね、この差は案外大きい。ただしどちらも積極的にあれこれ設定を変えようとすると快適とは思えないけども...(;^ω^A
![]() 【送料無料】オリンパス ペン ライト E-PL5 レンズキット ホワイト |
実は愛用しているE-P3よりも、発売されたばかりの『PEN E-PL5』の方が、ミラーレス一眼の購入を考えている方々にはNEX-5Rの対抗馬となるかも知れません。E-PL5も170度チルトの『自分撮り液晶』がありますしね。価格帯は異なりますが真っ向勝負といった様相。
ただNEX-5RにはWi-Fiが内蔵されてるんだよね。これは大きいですな。
スマートフォンに「PlayMemories Mobile」をインストール。NEX-5Rには"PlayMemories Camera Apps"から「スマートリモコン」をダウンロードしてインストール。
スマートフォンからNEX-5RのWi-Fiネットワークにアクセスして「PlayMemories Mobile」アプリを起動...
ほれ、スマートフォンがNEX-5Rのモニターになり、シャッターにもなるのであります。ここまで母艦となるPC一切必要なし、もちろんEye-FiとかFlashAirといった無線内蔵のSDカードも一切不要。んでもちろんカメラとスマートフォンの間は文字通り「無線」であります。
今まで「別にカメラにWi-Fi要らんし」って思ってましたけど、ただのファイル転送に留まらずスマートフォン(タブレットもね)がモニターとなりレリーズリモコンにもなるとなると「アイディア次第で色んな使い方が考えられるなぁ」とちょっと可能性を感じて思い直したり。(ただスマートフォンのモニターでAFを含むタッチシャッターが出来たらもっと良いのになって思います。実は出来たりするのかもしれませんけども)
とにかくスマートフォンが普通のケータイより利用率が高くなりつつあり、タブレットも本格普及の大きな波が来てます。これからのデジカメのセールスポイントに「スマートフォンやタブレットとの連携の良さ」が加わるのは間違いない流れですな。
自分がもしも一般的なコンデジやスマートフォンのカメラしか利用していなくて、「そろそろデジイチ並みにきれいに写せるミラーレス一眼欲しいなぁ」って思っていたとしたら...
『びっくりするぐらい小さくて軽い』『デジイチと同じきれいな写真が撮れる』『SONYらしく見た目がスマート』そして『Wi-Fi内蔵だから簡単に自分のスマホと繋がる』『AndroidやiOSみたいにアプリDLで機能拡張って面白そう』
ってことでNEX-5Rを本命に据えちゃう気がする。対抗はやっぱりイメージが良いキヤノンのEOS Mか?う〜んNikonのNikon 1とかPENTAXのQも気になっちゃうだろうなぁ。
って、あれ?PENは?LUMIX Gは?やばいな(ーー;) マイクロフォーサーズ陣営の一員なのに「ミラーレスはマイクロフォーサーズ」ていうイメージが近頃薄らいで来てることに気付いちゃったかも。
EOS Mのレンズキットが実売6万円を切ってる状況ですから実際はちょっと厳しいかも知れないけど、手持ちのスマホやタブレットとすぐに繋げられて遊べるっていうのはかなりアピール出来ると思うな。頑張れマイクロフォーサーズ(え?そっち?
![]() 【ショッピングクレジット20回まで分割金利手数料無料】ソニー α NEX-5RL(S) ズームレンズキッ... |
---------- ---------- ----------
| 固定リンク | 0
「カメラ」カテゴリの記事
- 旧100ー300mmを鳥見の供として(2021.02.07)
- 常夏の島に持っていく旅カメラ(2016.05.20)
- 娘にチェキ『instax mini 90 ネオクラシック』をプレゼント(2016.02.15)
- NOKTON 42.5mm F0.95 〜 必殺技ってそういうもんだ(2015.03.08)
- BC-TRWで快適充電(2014.05.11)
「モノフェローズ」カテゴリの記事
- CP+2014 〜 m4/3に返り咲き?それともフルサイズで600mm?(2014.02.16)
- 【レビュー】BenQ W1080ST 〜 狭い我が家であるからこそ(2014.01.28)
- 【レビュー】FUJINON XF14mmF2.8R 〜 いつ交わるのか、私とX(2014.01.24)
- 【レビュー】BenQ W1080ST ~ ONE DIRECTIONがキリッと大きくてどうしましょ!(2014.01.18)
- 【レビュー】FUJINON XF14mmF2.8R 〜 冬休みを過ごす子供を記録する(2014.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント