【4thレビュー】FUJIFILM X20 〜 心地良くアグレッシブに
【1stレビュー】注目の機能をピックアップ
【2ndレビュー】今後の付き合い方を見定める
【3rdレビュー】JPEG撮りかRAW撮りかを再検証
ブツ撮りも検証も一段落して作例集めに余念が無いわけですが、FUJIFILM X20の操作性の良さにかなり感心しています。
特等席に露出補正ダイヤル。意図を反映させやすい!
特等席に配置された露出補正ダイヤルが良いですね〜。基本露出はカメラ任せの気楽なPモード派にとって「露出補正」はもっとも頻繁に弄りたい設定です。意図だけは反映させたいっていうね(^▽^;)
Fujifilm X20 / 1/800 / F8.0 / 28.4mm / ISO400 / -0.7EV / RAW
Fujifilm X20 / 1/900 / F6.4 / 7.1mm / ISO200 / -1EV / RAW
Fujifilm X20 / 1/800 / F6.4 / 7.1mm / ISO200 / -0.3EV / RAW
まぁ基本的にいつものようにメーカー推奨よりちょい暗めの「-0.3」で撮ってますけど、露出補正を意のままに変更出来るカメラってのは本当に気楽にスナップ出来ますな。ただ個体差かもしれませんが露出補正ダイヤルが硬い....
ハイブリッドAFでストレス知らず
AF速度に不満は一切ありません。どこに出しても恥ずかしくないスピードを実現したのではないでしょうか(^^)なんて上から目線
Fujifilm X20 / 1/120 / F2.5 / 18mm / ISO1600 / -0.3EV / RAW
Fujifilm X20 / 1/600 / F2.8 / 28.4mm / ISO200 / -0.3EV / RAW
もちろん自分の意図通りに被写体を測距出来ないケースもあります。手前の被写体にAFポイントを合わせて一生懸命合焦させようとしてるのに、なかなかピントの中抜け状況から抜け出せない時もあります。位相差AFでもコントラストAFでも測距しにくい被写体があるのかも知れないっすね。
ただもっと手強いAFのカメラを何台か使ってましたし、たぶんどのカメラを使ってもそういうことはあるので、この程度なら有り難いばっかりっす(^▽^;)
要所をしっかり押さえた十字キーの機能割当
背面の十字キーに割り当てられた機能が非常に的確すぎて助かります。まず十字キー左を押すとマクロモードを即座に呼び出せるのが秀逸。
[広角]約10cm~3.0m [望遠]約50cm~3.0m
[広角端]約1cm~1.0m
んで十字キー上でAFポイント(測距点?)変更を即座に呼び出せて、すぐに思う場所に移動出来るのも良いんですよ。
通常のスナップなら中央1点で合わせてから上下左右に構図を動かしても、ピントに影響はありませんけども、近接撮影では中央一点で合わせて...ってわけにはいきませんもんね( ̄− ̄)ちょっと動かしただけで被写界深度から被写体が外れてしまいますから。
Fujifilm X20 / 1/800 / F7.1 / 7.1mm / ISO100 / -0.3EV / RAW
Fujifilm X20 / 1/300 / F4.0 / 7.1mm / ISO200 / -0.3EV / RAW
しかも広範囲にAFポイントが配置されているので、相当フレーミングの端っこに被写体を持ってきてもしっかりAFを使えるのも嬉しいです。
スーパーマクロで被写体に寄りまくって小さなセンサーでも大きな背景ボケを得つつ、広範囲なAFポイントを活かして構図にも凝ったりできると。
テレ端も良いからトリミングに自信
これは操作性の範疇ではないのですが、FUJIFILM X20のテレ端の描写力がコンパクトカメラでは出色なのではないかと。
Fujifilm X20 / 1/320 / F3.2 / 28.4mm / ISO200 / -0.3EV / トリミング / RAW
Fujifilm X20 / 1/850 / F5.6 / 28.4mm / ISO100 / -0.3EV / トリミング / RAW
高級コンパクトカメラに限らずズームレンズにおいて、全焦点域で素晴らしい描写っていう奇跡の様なレンズは殆ど無いでしょう。もちろんこのFUJIFILM X20だってきっとそんな奇跡のズームレンズではないと思います。
ただ少なくともテレ端で描写があからさまに甘くなったりしません。上の2枚はいずれもかなりトリミングしてますが大きな破綻はないように思います。甘い描写だとトリミングしたら甘さがもっと露になっちゃいますからね。
FUJIFILM X20 / 1/800 / F2.0 / 7.1mm / ISO100
X20の操作性は非常に良好、AFの反応の良さや全焦点域での高い描写力も頼もしい、しかもレンズ前1cmマクロで思い切った表現にも気軽に挑戦出来ます。これらに光学ファインダーの情緒や利便性が加わるわけですから、心地よく積極的に撮影を楽しめるカメラですな。
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