【4thレビュー】SIGMA DP2 Merrill 〜 神奈川最南端の三崎港と城ヶ島へ(下)
さてDP2 Merrillのバッテリーも入れ替え、旅とカメラのレビュー下巻。
まるで色を失ったような商店街界隈に突如現れた極彩色の鮮魚店『まるいち』。ここに吸い込まれない観光客は居ないのではないでしょうか?まぁその割りに写真のデブは渋い顔してますが、ただ単に空腹なだけですので放っておいてやってくださいww
このレビューで使用しているDP2 Merrillはシグマ・Foveonスクエア × 東京カメラ部が企画した『シグマ カメラモニターキャンペーン』に参加することで1ヶ月間お借りしています。レビュー掲載は無報酬で、メーカーなどからの文言制約なども一切ありません。
DP2 Merrill / 1/60 / F5.0 / ISO125 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
DP2 Merrill / 1/60 / F5.0 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
近所では見掛けない魚介がた〜くさん。しかも瑞々しさが素晴らしい!そして好きな魚介を選んで横の食堂で食べられるっていうじゃありませんか。カワハギちゃんが「食べて」って潤んだ瞳で見つめてるのに食べないワケにはいきません。
DP2 Merrill / 1/160 / F5.0 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
DP2 Merrill / 1/20 / F2.8 / ISO400 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
暖簾をくぐるとそこは....田舎のおばあちゃん家?(;^ω^A 靴を脱いで通された6畳間(だったかな)が妙に落ち着くわ。カワハギと麦イカだけは頼んで、あとはお任せ。待つこと数分...
DP2 Merrill / 1/10 / F2.8 / ISO400 / WB : Incandescent / Color Adjustment : 14M+6Y / Color Mode : Standard / RAW
先ず運ばれてきたのがケッポの刺身。コリッコリとして美味しい!新鮮極まりない貝の味!美味しいなぁ。白いごはんが待ち遠しい。
そうそうこの貝の名前を何度も聞き返したら「まぁ法螺貝だよ」ってことでしたが、気になったのでググってみたら『ボウシュウボラ』という貝のようです。
ボウシュウボラの基本
■楽器、法螺貝の材料のひとつ。山伏などが修業に使う。
■漁村、海辺などで食用とされている。
■内蔵からフグ毒が発見されている。
あぁやっぱり法螺貝なんだねぇ、市場にはあんまり出回らない地の魚介かぁ漁港ならではのご馳走だなぁ、んで毒があるんだ〜フグ毒って結構強めだよね〜。
えっ!?
DP2 Merrill / 1/8 / F2.8 / ISO400 / WB : Fluorescent / Color Mode : Standard / RAW
続いて運ばれてきたのが麦イカのボイル。生姜醤油でいただきました。バクバクっと豪快に食べるとワタが身に絡んでまぁ美味しいこと。ちなみに麦イカとは...
初夏に相模湾など関東周辺で獲れる若く小さなイカ(外套長20cm以下の若齢個体)を「ムギイカ」と言う。後者は、麦が実るころ獲れ始める事に由来するものである
ってことでまぁ要はスルメイカの子供ってことですな。
DP2 Merrill / 1/10 / F2.8 / ISO400 / WB : Fluorescent / Color Mode : Standard / RAW
そしてどんぶりごはんと美味いアラ汁と一緒に運ばれてきたのがカワハギとカマスの刺身。カワハギのキモ付きも嬉しいですな。カワハギちゃんが美味しかったのはもちろんですが、驚きだったのがカマスの身の締まり!歯ごたえありあり食べごたえありありのプリップリでした!美味かったです!
んで食べ終わってから心配だったのがお支払額(^▽^;)鮮魚店に値札無かったしカマスとケッポはお任せだったし、あんまり美味しくてどんぶりめしおかわりしちゃったし....総額4,400円でした。なんとか走って逃げなくて済みました。
しかし暗めの電球で照らされた刺身をDP2 Merrillで撮って、実際の色に近づけながら現像するのは大変な作業でしたわ。やっぱり3層構造のセンサーは光量さえしっかり確保出来れば武器になりますが、光量不足になると一気に弱点に転んでしまいます。iPhoneの「懐中電灯。」アプリで照らしてやればよかったかもなぁ。
DP2 Merrill / 1/1600 / F4.0 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
食後は波止場の釣り客や空を旋回するトンビと地回りのカラスの喧嘩などを冷やかしながら、のんびり入江沿いを戻って...
DP2 Merrill / 1/1250 / F2.8 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : Standard / RAW
三崎港産直センター「うらり」から出ている城ヶ島渡船「白秋」に乗り込みました。三崎の港から城ヶ島までは目と鼻の先、古くから三崎〜城ヶ島間の渡船はあったそうです。城ヶ島大橋が出来ると同時に渡船は廃止されたのですが、2008年に50年ぶりに復活したそうです。
DP2 Merrill / 1/1600 / F4.0 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : Standard / RAW
あっという間に城ヶ島に到着。「帰りはこのボタンを押してくれたらすぐに迎えにくる」って言って渡し船はすぐに三崎に戻って行きました(^▽^;)片道ひとり200円。有料の城ヶ島大橋をクルマで渡って先方の駐車場に停めた方が安上がりかも知れないけどね。
DP2 Merrill / 1/320 / F5.6 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
飲食店が建ち並ぶ平日昼下がりのメインストリートは、シャッター街だった。三崎銀座に引き続いての寂しい光景になんだか胸が詰まってズラッと並んだシャッターが見えない角度からパチリ。
DP2 Merrill / 1/250 / F5.6 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
子供達が帰宅する時間がそろそろ気になるけれど、とりあえず港から見えていた灯台を目指します。灯台や海岸に続く細い道沿いにはお土産物屋や食堂が軒を連ねていまして、こちらはなかなか活気があります。
DP2 Merrill / 1/640 / F5.6 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
先を急いでいたのに、うっかり話し好きの店主に掴まって(^▽^;)店横で干していたヒジキのうんちくをひとしきり拝聴してきました。ちなみに芽ヒジキは地元の人にとっては「カス」らしい。茎の方こそご馳走でありヒジキなんですと。
DP2 Merrill / 1/500 / F8.0 / ISO100 / +0.3EV / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
ちょっと意味不明な庭園を通り過ぎると城ヶ島灯台に到着。いざ近くまで来ちゃうと灯台の姿を面白く撮るのって難しいっすね。
DP2 Merrill / 1/250 / F8.0 / ISO100 / +0.3EV / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
灯台の先の階段を下りて行くと城ヶ島京急ホテル前に、褶曲した岩礁が広がっていました。褶曲は地震や地殻変動などによって起こるそうですけど、横から押されて岩がねじれ地層が剥き出しになった様は少し恐ろしかったです。
DP2 Merrill / 1/50 / F9.0 / ISO160 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
畏怖すべき自然の力を思い知らされる景観の一方で、外洋に面した海の透明度の素晴らしさには感動しました。
DP2 Merrill / 1/50 / F11 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
またそこかしこに潮溜まりがあって、少し目を凝らしただけで小さなヤドカリやカニがちょこちょこと。子供達と磯遊びするには最高の場所かも知れません。
DP2 Merrill / 1/400 / F8.0 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
DP2 Merrill / 1/500 / F8.0 / ISO100 / WB : Daylight / Color Mode : 風景 / RAW
せっかくだからトンネル状に岩がくりぬかれた『馬ノ背洞門』まで歩いて行きたかったのですが、タイムリミットをすでに過ぎていたので断念。今度、子供達と一緒に行けば良いや。(上の写真をリンク先でオリジナルサイズにしてご覧いただくと中央部にしっかり写ってます。さすがはFoveon!)
以上ぶらり旅の記録終わり!
しかしバッテリー持続時間の短さには驚かされたなぁ。いつもより気を使ってON/OFFしてたんですけどねぇ。
他社とは全く異なる特殊な構造のセンサーだけに非効率で複雑な演算を強いられるのでしょう。しかしレスポンスの鈍さをさんざ叩かれてきたシリーズですから、マシンに高負荷をかけてでも軽快感を提供しなくてはならないと。現時点でバッテリー持続時間を延ばすにはまた以前のようにレスポンスを鈍くするか、ボディを大きくして大容量バッテリーを装着出来る様にするしか無いのかもなぁ。
暗い場所でのスナップには非常に神経を使いました。F2.8と凡庸な明るさのレンズなのにISO400(個人基準)までしか鑑賞に堪えない、しかしISO400までならば全ての画素でしっかりと解像してしまうからブラせば一気に酷い写真に、されどシャッタースピードは....手持ちで撮ろうってのが間違いなのでしょうがいちいち三脚据えてたらスナップにならんもんね。
個人的に『色』の面で少し引っ掛かっているんですよね。お気付きの方も多いと思いますけど、カラーモードを「スタンダード」から「風景」に切り替えています。まぁ好みの問題とも言えますが、いわゆる「Foveonらしい色」を回避する最も有効な手立てだと考えての設定です。
好きだったはずの「Foveonらしい色」を回避するとはどういうことなのか?DP2の発売日に飛びついたあの頃とは状況が変わって来ているんです。DP2、DP1xと使って来て少し見方が変わって来ているんです。ただ果たして簡単に「Foveonらしい色」を回避してしまって良いのだろうか?原理的に偽色が発生せず滑らかに色が繋がっていくFoveonの良点を打ち消してしまっているのではないか?そして...
大風呂敷をさらに広げて良いのだろうか?
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