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2013.08.25

『偉大なる、しゅららぼん』 〜 勢い重視で本領発揮

偉大なる、しゅららぼん

来春映画化されるってことで慌てて読みました。ハードカバー版かと思いきや、大きい文庫本って感じだったのね。本編が綴られた紙がちょっと頼りなかったり、印刷がところどころ薄かったりしたけど、実はこの大きさ読みやすいね。

さて久しぶりの万城目学である。京都(鴨川ホルモー/ホルモー六景)、奈良(鹿男あをによし)、大阪(プリンセス・トヨトミ)ときて、てっきり和歌山辺りかと思いきや滋賀でしたか。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』は読んでませんが近畿シリーズでは無さそうな雰囲気、近々刊行予定の『とっぴんぱらりの風太郎』はどうやらニートの忍者の話しらしいので、近畿シリーズの次回作はまさかの三重県?ところで三重は近畿なのか?

行儀よく小さくまとまりかけている小説家としての自らを危惧し、鴨川ホルモーの時のように勢いを重視したという本作。いやいや良いですね、面白かった。

ある程度先が読めるにも関わらず少しずつ少しずつ美味しい甘味や滋味を読者に与えることで、逆に様々な憶測を生ませ結果的に飽きることなく楽しく読ませ続ける手法がさすがだ。ましてや最後までミステリアスなままのチャーミングなキャラクターなんぞ投入しているものだから、もうホントに意地が悪い(^▽^;)

『偉大なる、しゅららぼん』を読了したタイミングで愛読シリーズの新作が届きましたが、積ん読になってる『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』が読みたくて読みたくて。万城目が自身の行く末を危ぶんだ問題作と、本作とのテンションの違いを知るには続けて読まないとだし...

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