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2013.08.21

『人造人間キカイダー The Novel』 〜 われら変身ヒーローど真ん中世代

人造人間キカイダー The Novel (角川文庫)

ようやっと読了。あ〜いや、400頁を超える作品ですが松岡圭祐らしい軽快な文章ですので、本腰入れて読み始めたらあっという間に読破出来ましたけどね。

変身ヒーローとしては異形の姿だったという強烈な記憶。そして当時、キカイダーのソフビ人形や極彩色の絵本が手元にあったおぼろげな記憶。

幼い頃、胸ときめかせて見ていたキカイダー。石ノ森章太郎は「変身した強いヒーローが必殺技で悪い怪物をやっつける」だけではない、しっかりとした世界観をこのキカイダーという作品に与えていたのだと、この作品を読んで知りました。そしてアンドロイドであるキカイダー自身にも夢があったことを。(参照リンク:人造人間キカイダー / wiki)

どういった経緯で松岡圭祐が『人造人間キカイダー』のノベライズをすることになったのかは知りませんが少なくとも、私と同い年の彼の記憶にも異形のヒーローとしてキカイダーが強く刻まれていたのは間違いないだろうな。

だからこそ著者自身が興味深くまた突き動かされるかのように、丹念に忠実に石ノ森章太郎が築いた世界観を現代に再現したのではないかと。またQやαでは禁忌であるバイオレンスな戦闘シーンの描写は圧倒的で、松岡圭祐の内面に「強かったヒーローへの憧憬」があることを感じさせられました。

キカイダーを知らない世代や女性が楽しめる作品かどうかは、甚だ疑問ではあります。ただ変身ヒーローがど真ん中だった世代ならば間違いなく最後までハラハラと読んでしまうことでしょう。

そうですなぁ、本作の味わいとしては、かつて夏休みや春休みに観た東映まんがまつりでのよく見知った採石場辺りで戦うキカイダーではなく、CGてんこもりのやたらともの凄い映像に映る股下が長くなったキカイダーって感じですかね。

続編を匂わす部分もありますが、01(ゼロワン)あるのかなぁ(^▽^;)どうせならQやαの合間にロボット刑事やゴレンジャーまで書き上げてちゃって良いよ。同年代が描いたヒーロー物、付き合うからさ。

万能鑑定士Qの推理劇IV (角川文庫)

というわけでコイツが届き次第、サクッと読めますな。Amazonさん、早めに届けてね。

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