ナウシカの流れで。
ナウシカの流れで思わず購入した『シュナの旅』。文庫本サイズだったんですね、ナウシカと同じサイズだとばかり思ってたから面食らいました。しかもそうページ数も無さそうだったので「大して物語の起伏も無い絵本を買っちゃったかな」と少しばかり後悔をしながら読み始めました。
いやいや充分の読み応えでしたわ。宮崎駿監督の長編アニメ映画を観たと等しい満足度がありました。少々老眼が進みかけてきた私には背景の絵にテキストが溶け込んで読めない部分もあったりもしましたが、この満足感は宮崎駿氏の素晴らしい画力や世界観構築に因るところも大きいのかな。
『シュナの旅』は宮崎駿氏がチベット民話を元にして描いた絵物語で、後にもののけ姫やゲド戦記の元になりましたが、これはこれで完成され完結した物語です。作中、多くを語らないものですから「あれは何なのだろう?」と不思議に思う部分も多々あるのですが、いたずらに現実に置き換えたりせず「この作品の世界での現実」として受け止めつつ読了すれば何かが心に残ると。
大人が真剣に読める絵本なのかな。
ナウシカの流れで思わず借りてきたのがコレ。即断と逡巡。非可逆と可逆。愛する物語の庵野秀明氏なりの続編なんだろうな。
庵野氏も興味深いなぁ。夫人による彼の日常を覗き見てみようかいな。
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