【5thレビュー】FUJINON XF23mmF1.4R 〜 上野をノーファインダーで
1/420 / F8.0 / ISO200 / -0.3EV
上野はちょっと親しみのある街です。
子供の頃は毎夏、母の帰省のお供として上野からボンネット型の特急に乗りました。特急から見える景色は楽しかったけど、東神奈川から上野までの京浜東北線がやたら時間が掛かって退屈で嫌でした。
また年の暮れには、祖父の描いた南画が展示されるってことで祖母に連れられて上野の美術館へ。子供ですから南画や書の展示はもちろん退屈でしたが、帰りにアメ横で新しい靴を買ってもらえるから喜んで付いて行きました。
あれから30年。鉄道駅としての上野の役割は変わってしまいましたが、上野公園やアメ横はあの当時からそう大きく変わってません。上野は東京にある大都会だけど渋谷・新宿・池袋はもちろん、浅草ともちょっと雰囲気が違うんですよね。落ち着く街じゃないけど、ワクワクする。
そんな街をXF23mmF1.4Rでスナップしてきました。
今までこういう撮り方をしたことはなかったんですが、距離指標を目安に多分3m界隈だろうってところに置きピンし、絞りをF8に合わせて被写界深度を確保してノーファインダーでスナップしてまわりました。フォーカスリングを手前にスライドさせると距離指標が現れるXF23mmF1.4Rだから、そんな撮り方がしたくなるんです。
1/400 / F7.1 / ISO200 / -0.3EV / RAW
1/180 / F7.1 / ISO200 / -0.3EV / RAW
1/420 / F8.0 / ISO200 / -0.3EV / RAW
1/34 / F8.0 / ISO320 / -0.3EV / RAW
1/42 / F8.0 / ISO200 / -0.3EV / RAW
1/125 / F8.0 / ISO200 / -0.3EV / RAW
1/500 / F7.1 / ISO200 / -0.3EV / RAW
1/34 / F8.0 / ISO400 / +0.3EV / RAW
1/34 / F8.0 / ISO2500 / +0.3EV / RAW
いやいや難しい。ただの街の記録になってしまった。いやいやそれですら無いか...orz
画角云々の問題ではなくて、自分の心の動きを伝える写真にするには、ひとえに被写体との距離感が大事。一歩退くのか踏み込むのか。そして何より素直に撮りたいモノを諦めずに撮るという勇気。それが一番自分には欠けてるな。上野にはもっともっと楽しくて可笑しい被写体がいっぱいあったんだよ、なんで撮れてないんだろう、どうして撮ってこなかったんだろう。
広くもなく狭くもない35mm。だからこそ画角の面白さで写真を助けてくれることは無い。何でもどうにでも撮れるから面白い写真を撮るのは難しいなぁ。贅沢な感想だけどさ。
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