『種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展』を訪れて
本当はパンダに会いたくなって上野くんだりまで足を伸ばしたんですけど、改札を出るなり「え?今日は何かイベントでもあるの?」ってくらいやたらめったら動物園に向かう人がいまして、しかも脇道からは小学校の遠足の団体がわんさかわんさとその人込みに加わりまして....
偶然、上野の森美術館でこんな展示会をやってるってことで「そりゃいいや、行こ行こ」ってあっさりパンダは諦めました。
『種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展』
豪華絢爛なホテル、美しくノスタルジックな街並み、荘厳で重厚な法廷…。日本のエンターテインメント界を代表するヒットメーカー・三谷幸喜の映画の魅力は、舞台となるセットなしには語れません。そのセットを手がけるのが、三谷だけでなく、世界の著名な映画監督から絶大な信頼と高い評価を受ける美術監督・種田陽平です。「映画は建築だ」この言葉の通り、種田は『THE有頂天ホテル』(2006年)、『ザ・マジックアワー』(2008年)、『ステキな金縛り』(2011年)で美しく壮大なセットを製作し、「リアルだけど、おとぎ話のような」三谷映画の世界を具現化してきました。
本展では、そのセット製作のための貴重な資料や、実際に撮影に使われた装飾、小道具などを通し、種田のセットがどのように形になり、どのように三谷映画の世界を彩ったのかを、2人がタッグを組んだ3作品と最新作『清須会議』からご紹介します。
「映画を作るのってお金もかかるし、時間も手間もかかるし...大変だ」
って圧倒されました。作品中に当たり前の様に写っていた空間や背景は、こうして作られていたのかと呆れさえしました。いやいや途方も無いわ。
種田陽平氏(wiki)という方を全く存じ上げませんでしたが、凄い才能をもった人なんですね。この方の手がけたセットを見たくて思わず『有頂天ホテル』と『キル・ビル』を借りて帰りました。素晴らしいわ、この方。
三谷さんのセット説明ムービーを含め、細々とした展示をきっちり見て回ったら1時間半も経ってました。入場料1300円は決して高くなかった。こうした展示会では撮影禁止が当然なのに、各作品のメイン展示物は撮影可能(4カ所)というのも良いですね。
ってこの週末でこの展示会も終わりなんですね。ギリギリ間に合って良かった。
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