ドブ川
小さな町工場、県営住宅に市営住宅、アパートに長屋に一軒家、パチンコ屋に一杯飲み屋にアーケード商店街。それぞれがひしめきあって町が出来ていた。
そんな町に一本の川が流れてる。一時やたらとキレイになって魚や亀が泳ぐ様になったけど、結局今でもドブ川だわ。
「落ちたら死ぬよ」って子供の頃、ドブ川のそばで遊んでたら近所のおばさんによく注意されてたっけ。でもまぁドボンと落ちてあの川の水飲んだら、ただでは済まないのは確かだったな。
町の景色は少しずつ、そしていつの間にか大きく変わった。マンションや細長い一軒家がやたらとデカイ顔をする町になった。ドブ川のそばで遊ぶ子供達も今は見掛けない。落ちるから危ないよと叱ってくれるおせっかいなおばさんももう居ない。
でもこのドブ川には今日もゴミがたくさん流れてる。変わったモノはいったい何だろう。
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