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2014.10.29

『悟浄出立』

悟浄出立

嬉々として読み始めたが、すぐに失速してしまった。

『悟浄出立』は万城目氏の豊富な知識を礎に、主役の影に隠れてスポットライトが当たることの無かった脇役を丹念な心象描写で主役として浮かび上がらせた短編5作品が収められておりました。

タイトルとなった『悟浄出立』を除く『趙雲西航』『虞姫寂静』『法家孤憤』『父司馬遷』はいずれも哀感が色濃く漂い、登場人物の心の裡まで見えてしまうようでさすがの筆力と唸らせられますが、淡々と語られたまま終わるスタイルは万城目氏が著す作品としては正統派過ぎて....それでも最後に収められた『父司馬遷』は印象に残りました。

どうあれ、ファンとしては読まずにいられないわけです。さて少し読んでは放置を繰り返している『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』を今度こそ最後まで読みますか。

本当は『城崎裁判』が読みたい!城崎温泉まで行けない


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