でっちさんぽ ~ 町田
休日の昨日、ひとまず最寄りの駅のホームに立ち、上り下りも関係なしに到着した電車に乗りました。嫁さんと車窓に流れる赤や黄色に色づいた景色を眺めつつ、降り立ったのは『町田』であります。もちろん取り立てた理由があるわけではなく、完全に気まぐれです。
学生時代、通学の乗換駅であり、なおかつバイト先の配送所がある街として、非常になじみ深い土地でありました。
あれから20数年、あれこれ光景が変わってしまっていましたが、そこかしこにあの頃の面影が発見でき懐かしかった。雑多で込み入った街の雰囲気は、あの頃のまんま何も変わってないとも言えます。
街の魅力は小奇麗なショッピングビルなどではなくて商店街さ。
いやはや久しぶりに町田の商店街を歩き回ってみましたが.....この路地には何がある?その角はどっちに曲がろうか?え?こんなところにお寺さんが?やけに立派な乾物屋さんが何軒もあるぞ、ツナピコなんて懐かしいものが売っているじゃないか....いやはや楽しい。
歩き回っているうちに腹が減り、どの店で食べるか物色している時間がこれまた楽しいのであります。そらもう豊富に食事処がありますから食いっぱぐれる心配はない街なのですけど、それだけに外せないなっていう気持ちが働いたりして....
非常にキャッチーな町田仲見世商店街の一本脇の細い細い路地。そこにちょっとした行列が見えました。普段なら昼飯ごときで並んだりしないんですけど『リッチな....カレーの店』なんていう看板を見てしまったもんですから、そら仕方ないよな、だってカレーだぜ?しかもリッチな...というわけで人とすれ違うのがやっとという路地のちょっとした行列を伸ばしてみました。
メニューはすべてリッチなカレーであります。こんな私ですからメニューを見る前から心は決まっているわけですが....
さらに店主もこう言ってるわけですからね、もうあとはサイズだけの問題ですよ。
店内はこんな様子、数人でいっぱい。カウンターを挟んでほぼ同じくらいのスペースの厨房に店主と奥様(?)が、休むヒマなく丁寧に調理や作業をしております。
行列が出来てもしかたないと納得。でもカレーは飲み物ですから、そう長くは待たされませんからね。気楽に並べました。
ドン。当然の大盛り。
後ろもつかえてることだし、さっそくあっつあつのカレーを流し込みます。
美味い!
店主が丁寧に作ったサラサラとしたカレールー。最初は優しい味だけど舌の上でコクがじわじわと広がり、遅れて後を引くよな微かな酸味、そしてとどめは喉を通り過ぎてからの少し強めだけど爽やかなスパイスの味と香りが口の中で炸裂。本当に美味しいよ、このカレー。
ほぼ全員がカツカレーを注文しますが、カツ抜きでも十分に満足できますな。そしてこれは個人差がありますけども、カツカレーを注文するならば大盛りにしなくとも、並で十分にお腹がきっつきつになります。
ま、1,450円のカツカレーですから美味しくて大満足で当たり前ですけど、美味しくボリュームよく作ったらこの値段になってしまったと言われたら納得だな。
アサノのカレーが町田に再訪する動機づけになるかもしれない。その街でしか食べられない美味いものって強力なんだなぁ。うちの街にもあるのかなぁ。
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