『桐島、部活やめるってよ』 〜 後悔もまたつきものか...
あいも変わらずTVがつまらない昨夜、huluに追加されたこの作品を子供達と一緒に観た。どこかで見たキャストがたくさん出てる学園ものということで、子供達はすぐに映画に引き込まれていった。
タイムループの話しかと思いきや、その時そこに居た様々な人物からの視点で、ある一件への関わりが描かれる凝った手法だった。どうやら原作もそうらしい。
この春に高校へ進む長女は吹奏楽部の女の子にシンパシーを感じたらしい。「可愛い。私ってきっとこんな子だ。共学行きたい」ってニンマリ顔しながら言ってた。恋に恋するお年頃か。
この春に中学へ進む息子は、そんなのんきな姉の言葉を受け「姉貴がこんなトロいヤツだと、弟のオレまでイジメられるからやめろ」と。コイツもコイツなりに新しい環境に不安を感じてるんだな。
私は本気で好きでもない都合の良い女を言い訳にして、自分が今居るべき部活にもこれから進むべき未来にも真正面から向き合わない男にいつかの自分を見てしまった気がした。
小3の次女はポッカ〜ンである。「....で桐島は?」ってね。正しい反応。
とにかく。
恋も、部活も、本気だから楽しい。片想いだろうが、レギュラーじゃなかろうがそうなのだ。二度と戻らぬその時、子供達にはぜひどっぷりと楽しんでもらいたいものである。その時の痛みはすぐに癒えるけど、後悔の念は深まるばかりだから。
吉田大八『桐島、部活やめるってよ』インタヴュー / OUTSIDE IN TOKYO
http://www.outsideintokyo.jp/j/interview/yoshidadaihachi/index.html
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