日ノ出町『レストランすいれん』
先日の休みは伊勢佐木町へ。
横浜の老舗洋食屋でランチを食べる気まんまんで訪れたわけですが、嫁さんも私も「ん〜?違うとこ探してみる?」という雰囲気に。なんでかな〜?自分でも入店を躊躇した理由がよく分かりません。ここを目指して伊勢佐木町に来たんだけど。
目当てを失い、ちょっと嫁さんを連れて歩くには微妙な昼の福富町を抜けて日ノ出町方面へフラフラと。
すると嫁さんの足がとあるショーケースの前でぴたりと止まりました。
『レストランすいれん』か....。
瀟洒なビルの2階にある洋食屋さんのようですが、ちょいと年季が入ったテントや洋食屋さんにはちょっと不釣り合いな和テイスト全開の「営業中」の木製看板。
およそ熱量が感じられないショーケースの密度と、やたらと今風な馬型看板。ちょっとチグハグな感じが否めない。そもそも平仮名で「すいれん」というスナックライクな屋号に引っ掛かっていたのですが、ステーキの手書き看板が素敵だったので入店を決意。
自然光プラス必要最低限のライトだけを灯した暗めの店内。でも落ち着いて悪くはありません。店内は少し雑然とした部分が見えますが、地元に愛されるお店ってのは往々にしてこういう部分がありますので、個人的にはそう気にはなりません。高齢の女将さんとジーパン姿の実直そうなマスターが応対して下さいました。
私は『すいれんスペシャルランチ(ステーキ150g)』を嫁さんは『ハンバーグとグラタンセット』をそれぞれ注文。ステーキはサーロインとテンダーロインからチョイス可能で、私はもちろん脂ありのサーロイン。
『すいれんスペシャルランチ』は美味いドレッシングがかかったフレッシュサラダをやっつけた後に、鉄板の上でジュウジュウ言ってる焼きたてステーキがドンと出てまいります。レモンとバターが良いですな。付け合わせが充実しているのも嬉しかったです。お肉も噛み応えしっかり目で「肉を喰ってる」という気にさせてくれて良いですね。なかなか満足度高いステーキ定食でありました。
一方の『ハンバーグとグラタンセット』少し小ぶりで薄めのハンバーグは濃厚なケチャップ味のソースが食欲をそそります。そして小さめの帆立型のお皿で焼かれたグラタンはかなり本格的なお味。写真を撮り忘れましたがセットに付いてきたポタージュがそうとう美味でした。
結果的には嫁さんの直感を信じて入店したおかげで、おいしいランチを食べることが出来ました。
ちなみに伊勢佐木町から福富町を抜けて日ノ出町駅に至る道すがらやこの界隈は、横浜イチの歓楽街でありますから被写体の宝庫なワケですが.....ちょっと勇気がなくて一枚だけ。(親父は若い頃にこの界隈で調子こいてブスッとされたらしいですし)
でもまぁ本来のヨコハマの姿を色濃く残していたこの界隈のアクがちょっと抜かれてしまったのは、すこしだけ寂しかったりもします。まぁまだまだアレですけどね。
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