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2015.12.01

ハワイ旅行 〜 3日目前半

HAWAII

前夜の願いもむなしく、ハワイ3日目の朝は土砂降り。神も仏も居ないのさ。

この日は唯一の有料オプショナルツアー「天使の海ピクニックセイル」を予約しております。カネオヘ湾沖合にある浅瀬「サンドバー」を散策し、ウミガメを船から探し、珊瑚礁でシュノーケリングを楽しむという内容。天気が良ければ最高でしょうね、天気が良ければね。

ホテル内のJTBカウンターを朝一番で訪ねて、このツアーが催行されるのか中止になっているのか確認に行きました。中止なら中止で早めに違うプランを立てなくちゃいけませんからね。

JTBスタッフ「中止の報告は入ってません。前の回(7:00出発)はもう出発しました。中止の場合は部屋に連絡が入るか、集合場所で告げられるか、現地で中止になるかのいずれかです」

おい本気か( ̄Д ̄;; やるっていうのか?

半信半疑のまま水着に着替え、ホテルのプールでバスタオルを借りて集合時間の9時半に集合場所へ。同じツアーに参加されるとおぼしき女性グループも寒々しい水着姿で半信半疑の佇まい。

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迎えのバスが到着したのは集合時間の実に40分後。もちろんその間、ホテル内のJTBスタッフから何のアナウンスもありません。こんな天気だからと子供達を早起きさせなかったので朝食が取れてませんでしたので、待たされてる間にちょっとそこらのABCストアで朝飯調達出来ましたけどね。(スパムにぎりはもちろんだけどこのサンドイッチがすこぶる美味い!)

HAWAII

バスに乗り込むと各ホテルでピックアップされた暗い顔したツアー客の面々(^▽^;)過酷なハワイにようこそ俺たち。

HAWAII

カネオヘ湾に至る道中にはギザギザと波打つ異様な山が迫力ありました。火山活動で誕生に至ったこの島の歴史に思いを馳せているうちに...

HAWAII

ヘエイアケア・ボートハーバー」到着しました。

HAWAII

この港から双胴船に乗ってサンドバーに行くわけですが、厚手のパーカーを着ても肌寒い状況で本当に海に入って、あまつさえシュノーケリングなんてするのだろうか俺。

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よし到着しましたよ、サンドバー。到着時点で満潮です( ̄Д ̄;; くるぶしどころか腰まで冷たい海に浸かりますよ。

HAWAII

楽しそうに見えるかも知れませんね、実際のところ地獄絵図ですよ。さらに悪いことは重なるもので、この直後、昨日からの豪雨の影響で山から赤土が流れ出し、見る見る白い浅瀬が茶色い水とゴミに浸食されていきました。

嗚呼、神よ、悔い改めますから

HAWAII

それでも次女を筆頭に我が子達はそれなりに楽しんでいる模様でよかった。

あっという間にサンドバーを撤退し、ウミガメが多く棲息する海域へ。ウミガメは遠くにしか見られなかったけれどマンタは目の前で見られました。

そして救命胴衣とフィンを装着して珊瑚礁のシュノーケリング。コンディション的に透明度は望めませんでしたが、頑張ってお魚さんを何匹か発見。しかし嫁さん、長女、息子はあまりの寒さに打ち拉がれ、ものの5分で船に戻ってしまいました。やはりこういう状況では肉襦袢という名の脂がモノを言う....

唇を紫に染め、ブルブル身体を震わせながら船に戻ると、大きな身体をしたクルーのお兄ちゃんやお姉ちゃんが背を丸くして一所懸命我らの昼食を作ってくれてました。ありがとう!

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焼きたて肉のチーズバーガー!冷えきった身体を奮い立たせてくれる美味さ!船のルーフから滴る雨を避けながら夢中で頬張りました。

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「わたし、なんか悪いことした?」とバスタオルにくるまって泣きべそをかいてた長女の表情が、みるみる明るくなったよ、このハンバーガーで。「ハワイで一番何が美味しかった?」って子供達にきくと「船で食べたハンバーガー」って3人とも口を揃えたもんね。悲運や過酷さに耐えたからこそ分かる、食事の有り難さ。

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船から見えるチャイナマンズ・ハットやクアロアの山を見ながら、貴重な機会を逸したような喪失感と苦難を乗り越えた達成感が綯い交ぜになった、何とも言えない心境になりました。

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