
姉貴ふたりは要介護のおふくろの面倒を見てくれています。たまには心休まる日を作らないと...ということで家族みんなで行く温泉旅行を企画してみました。
おふくろにも姉貴達にも「近場で一泊」が一番負担が少ないけれど、たまの家族旅行ですし、たったの2日間でも近場でしっかり旅気分を味わえる温泉地を選びたい。
温泉旅情が充分に堪能出来る湯河原、熱海、箱根湯本といった温泉場が至近にあることに感謝しつつ、家族8名が一緒に泊まれる大きな部屋がある旅館を検索しましたところ、大挙して観光客が訪れる3連休にもかかわらず運良く『
ホテルおかだ』の和スイート(10名まで宿泊可)の予約が取れました。
3連休初日だったので混雑を心配しておりましたが、東海道線、箱根登山鉄道とも家族全員がゆったり座れワイワイと楽しくやっていたら、あっという間に箱根湯本に到着しました。
噴火騒ぎも沈静化した箱根湯本の駅前は観光客でいっぱいです。そんなこともあろうかと旅の前日、箱根湯本駅周辺で我が家の昼食に最適そうなお店を、『食べなきゃ損!絶対に美味しい箱根湯本のオススメ&王道グルメ34選| Find Travel』というサイトを参考に駅近店に絞っていくつかピックアップしておきました。
画廊喫茶ユトリロ、イタリア食堂オルテンシア、山そば、洋食スコットといったお店を候補に挙げておきましたが、「ホテル河鹿荘」直営の和食処という殺し文句にやられて開店と同時に『花さがみ』へ。




天丼やとろろそば御膳、いくら丼にすきやき定食など思い思いの料理を頂戴しましたが、どれも美味しかったですし、ボリューム満点で大満足。


食後はコーヒーが飲みたいっていうことで、お土産を買い求めるお客さんでごったがえすまんじゅう屋さん『菜の花』の2階へ。




2階の茶房は1階の喧噪が嘘のようにひっそりと静かな時間が流れておりました。


ポカポカとした陽の光が射し込む木のテーブルに座って、コーヒーや抹茶で好みのお菓子をいただきました。

「箱根のお月さま。」を初めて食べたけど、普通の温泉饅頭かと思いきや皮がもっちりとしていてこれは美味しいですね。自宅用に買って帰ってくれば良かった....失敗。

箱根湯本駅からホテルおかだへは、オレンジ色の100円シャトルバスを利用するのが便利。Aコース滝通り方面は毎時15分と45分に出発と事前に調べ上げておりましたが、48分にバス停に行ったら見事に乗り遅れ。
おふくろに聞いたら「待ってるより歩きたい」と言ってくれたので、箱根湯本の景色を眺めつつ、須雲川沿いの滝通りをポツリポツリのんびりと歩いてホテルおかだへ。もうすぐホテルおかだというところで30分後に出発したシャトルバスに抜かれましたので、おふくろに無理の無いペースで駅から徒歩30分程度でしょうか。

2011.08.27 | 夏休みの思い出は宝物
ホテルおかだは日帰り入浴&ランチバイキングで訪れて以来4年半ぶり。あんまり印象に残っていなかったのですが、現地に来るとだんだんと当時の事が思い出されたり。今度はちゃんと宿泊客だからぞんざいにはされんだろう。
正月明けとはいえ3連休初日ですから繁忙期には違いないようで、チェックイン時間の14時付近のロビーは宿泊客がたくさん待機しておりました。




通していただいたお部屋は2階の「紅藤」。いやぁ未だかつてないくらい豪華な部屋でした。12.5畳+4.5畳+2ベッドの洋間の3部屋に専用露天風呂、トイレや洗面台は2カ所ありました。2階と低層なので景色は楽しめませんでしたが、8名で泊まっても広々と使える贅沢な間取りですから文句はありません。

なんといってもこの源泉内湯(半露天)が最高!
かけ流しではなく循環式でしょうけれど、こんこんと温泉が湧き出すかのように常に湯出し口から源泉が流れ出る演出が素晴らしい。入りたくてウズウズすること請け合いですわ。
旅館内の大浴場、日帰り温泉施設の『湯の里』も滞在中は入浴し放題だったのですが、私個人はこのお風呂が気持ち良すぎて、大浴場と湯の里のお風呂に行ったのは各1回きりで、部屋の源泉内湯に5回くらいは入ったかな(^▽^;)ホントに気持ち良いんですから。


お風呂に入ったら売店で買ってきたつまみやお菓子で各々お茶タイム。焼きいかくん美味しかったなぁ〜、ビールが進む進む。

食事は夕・朝ともバイキング。夕方は焼きたてステーキと揚げたて天ぷらとカニ食べ放題と...

こんなモノが売りになるでしょうか。チョコレートファウンテンなどデザートも充実しておったようです。朝もごくごく無難にいただけました。子供は喜んだし、おふくろもけっこう食べてくれたけど、う〜ん、期待してたんだけど無難だな、ほんと無難(^▽^;)
ネガティブ意見ついでにホテルおかださんのお部屋、広さや清潔さや源泉内湯などは素晴らしかったけど、トイレの水栓の音がすごく響いて、誰かがトイレに行く度に、やっと寝かしつけたおふくろが起き出してきて困ったなぁ。
あと施設内に微妙に階段が多くて、年寄りにはちょっとだけつらいかなと。そんなに何段も上がらなくちゃいけないわけじゃないけど、その段数少なめの階段を通らないとロビーや大浴場に行けないのがちょっとね。
あとチェックアウトね。チェックアウト時の混雑を避けるために朝7時半から利用出来る事前チェックアウトを利用したので、我が家はその行列に巻き込まれることはありませんでしたが、チェックアウト時間のロビーはチェックアウトのお客さんでごった返しておりました。日帰り入浴に来た時にこの混雑状況を目撃しておいて良かった( ̄Д ̄;; 事前チェックアウトしてなかったら朝っぱらから機嫌悪くなるとこだった。大型旅館だからチェックアウトでフロントが混むのは仕方ないんでしょうけどね。
最後に駅へのシャトルバス。10時過ぎに乗ろうと思ったのが甘かった。フロントが混むってことはシャトルバスも混むわね。ははは。1時間半くらい待ってれば悠々シャトルバスに乗って帰れるだろうけど、待つのも嫌だしおふくろも元気だったので、帰りも駅まで徒歩で行くことに。....あの源泉内湯は忘れられないけど、次は無いかな。

とは言っても歩くのは別に苦じゃないし、良いコトもあるのです。
歩き出してすぐ『箱根ベーカリー』の本店がありますので、おいしいパンのお土産が買えました。イートインで食べられるチーズを溶かしてかけて食べるなんとか言うヤツを姉貴は食べたかったみたいだけど、さすがに朝食直後だから無理でしたけどね。


んでもうちょっと歩くと天成園の裏手にある『玉簾の瀧/飛烟の瀧』も観光出来ます。
2014.06.03 | 【箱根 天成園】初夏の箱根を露天風呂にて満喫
滝見物をし終えたらちょうど天成園にシャトルバスが到着したんで、1000円片手に「8人分お願いします」と乗車したら「お釣りが出ませんので天成園のフロントで両替してきてからお乗り下さい」って言われてゲンナリ(ーー;)「お釣り要りません」って言おうかとも思ったけど頭を下げて下車。100円バスに乗る時はひとり100円ずつしっかり用意してから乗りましょう。

3連休中日11時前の箱根湯本駅周辺はすごい人でした。人の波をかきわけながら塩辛と蒲鉾と知人へのお土産を買って、小田原行きの箱根登山鉄道に。電車は行きも帰りも座れて良かった。お昼を地元の駅前の中華屋さんで腹一杯食べて、家族旅行を締めました。
細かい小言も書きましたけど、旅自体は大いに楽しみました。家族みんなでまたひとつ想い出を作ることが出来て何よりなのです。GWもこのメンバーでどこか近場に一泊したいな。
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