まちあるき 〜 『藤棚商店街』
先ずは相鉄線「西横浜」で下車して通称『藤棚商店街』へ。なにゆえ通称なのかというと隣り合う5つの商店街(「藤棚一番街協同組合」「協同組合サンモール西横浜」「藤棚商店会」「久保町ニコニコ商店会」「西前銀座商店街協同組合」)からなる商店街地区をまとめて『藤棚商店街』と呼んでいるからだそうです。横浜生まれの横浜育ちなのに昨日まで知らなかった。
『藤棚商店街』は現在の東海道(国道1号線)沿いでも旧東海道沿いでもなく、相鉄「西横浜」や京急「戸部」からは近いものの2つの駅を結ぶ道すがらに出来ている感じでもない。「どうしてこの地区に横浜でも有数の商店街が?」と思っておりました。
そこで気になって検索してみますと『藤棚商店街』は戸部村と保土ケ谷宿を結ぶ「保土ヶ谷道(よこはま歴史の道)」沿いに発展してきたようです。なるほど旧街道筋だったわけですね。それだけ歴史のある商業地であることがうかがい知れます。
大雑把に相鉄「西横浜」から京急「戸部」へと東西に長い商店街地区で、東西の中央を南北に走る国道16号線がぶった切る形になっております。
一方通行の車道の両脇に店舗が並び、商店街中央地区付近には歩道の上に雨よけのアーケードが設置され、ウチの商店街『おおぐち通商店街』と非常によく似た光景。既視感とともに親近感を覚えました。
兄弟と言って良いほどウチの商店街と雰囲気が似た商店街ですが、その賑わいは完全に『藤棚商店街』が上回ります。またウチの商店街が喉から手が出るくらい欲しい「本屋」「飲食店」「食料品店」などといったお店が多くあり、業種に偏りが無いのも羨ましい。
不思議なもので人の流れが確実にある駅に近い東西それぞれの端よりも、中央の国道16号線に近いほど商店街の活気があります。駅に近くなるとテナントの入らない空き店舗や一般住宅などが増えていきます。商店街地区一帯で駐車場が必ずしも充実しているとは思えないのですが、繁盛店が中央寄りに多くあるからなのでしょうか?
【空き店舗】ただし空き店舗に関してはウチの商店街よりも積極的にアクションを起こしていて、来街客の無料休憩所や地域交流の場として、また短期貸出のチャレンジショップとしてしっかり活用しておられました。街の雰囲気としてシャッターが閉まっているより、開いているお店が軒を連ねる様は断然良いですよね。
空き店舗のオーナーは「自分で商売をしなくても」「他人様に貸さなくても」という余裕のある方が多いので、こうしてシャッターを開けさせるには、それなりの交渉や出費もあるかと思いますが、商店街全体の商い環境の整備としてウチも何かアクションを起こさないとなぁ。
【車道と来街客の安全確保】『藤棚商店街』地区にはしっかりとした歩道が設置されていて、商店街にクルマの往来があっても買い物自体はしやすいです。でもそれは最低限の安全提供に過ぎず、「車道を渡ってこちらからあちら、あちらからこちらの店へ」と買い物をするには、来街客自身が常にクルマの存在を意識して注意を払わねばならず、複数店での買い物を楽しむ意識を阻害しやすいと感じました。
商店街に車の往来がある状況はウチの商店街もまさに同じなのですが、実際にお客としてそうした商店街を歩いたから気づく問題点でもありました。実はウチの商店街、15時から3時間だけイマドキ珍しく歩行者天国になります。
商店街加盟店の中には「最近はクルマで買い物をするお客様が増えているんだし、大きな国道にも面しているんだから、歩行者天国なんてやめちゃえ」という意見の方も少なからず居るのですが、一旦返上してしまったら二度と認可が下りないモノですし、メリット・デメリットあるにせよ商店街の特色のひとつとして歩行者天国の3時間は大事にすべきなのではないかと思いましたね。あっちの店、こっちの店とクルマを気にせず冷やかせる方が絶対購買につながると思うし。
【アーケード老朽化】レトロなアーケードが商店街の雰囲気作りに一役買っているとは思いますが、ウチの商店街と同じく、その老朽化が問題になっていないかな。
全蓋型のモノには劣るとはいえ、雨が降っても来街客が濡れない、店頭の品物が濡れないというのは、大切
うわぁ藤棚商店街のことでえらく長く書いてもうた(^_^;)後編に続きます。
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