【木曜小旅行】真鶴 〜 美味しい魚を食べに行く
自宅から真鶴の魚市場までクルマで2時間ほど。静かな港町です。
真鶴駅周辺にも地魚を食べさせてくれるお店は色々ありましたが、やっぱり港や魚市場まで来たくなるのが人情ってもんです。ちなみに駅から魚市場まで徒歩だと30分以上かかるようです。かなり距離がある上に、帰りは常に坂を登るようになりますので、バスやタクシーを利用しないとえらい目に遭いそうな気がします。
魚市場の駐車場にクルマを停めて市場見学。訪れたのが13時過ぎでしたので、今日の競りや出荷はもちろんすっかり終わっておりました。
魚市場2階に地魚を食べさせてくれるレストラン『魚座(http://www.sakanaza.jp/)』がありましたが、向かいの ”いかにも老舗” といった風情の料理旅館『いずみ(http://www.izumi.burari.biz/)』で地魚料理をいただくことにしました。
靴を脱いで座敷で地魚をっていうのが良いじゃありませんか。そして下足箱の向いには帳場。いいですね〜、旅気分が高揚します。
椅子席を通り過ぎ、どんつきの畳敷きの大広間に通されました。先客は2組、どちらもちょっと関係性が曖昧な感じ。目と鼻の先にある湯河原や熱海といった有名観光地ではなく、お忍びで訪れるには丁度いい場所なのかもしれませんね、真鶴は。
さて何を食べようか.....ってお高くて地魚定食以外は選べませんわ。でもふたりとも松竹梅の梅ってのもアレなので、嫁さんのは竹にしました。梅と竹の違いはお味噌汁がワカメからカニになり、刺身2種とイカ塩辛の追加であります。
先ずは小鉢がいくつか運ばれてきました。お酒をいただく方用ですな。小鉢はどれも美味しかったので、酒は進むでしょうなぁ。飲みたかった。
梅のお刺身は左からカナガシラ、甘エビ、ブリ、アジ、イカ、サワラ。竹にはキンメと鯛が追加されていたような気がします。
中でも魚編に春、サワラのお刺身が絶品でした。ねっとりとしていて、噛みしめる度に味が染み出るような。サワラもお刺身で食べられるんですね、びっくりしました。地元なら当たり前なのかもしれませんが、新鮮だからこそ楽しめる食べ方なのでしょうね。
初めて食べたカナガシラはさっぱりとしていて美味しいお魚でしたし、身厚のブリのこれまた美味いこと。イカもアジも甘エビもキンメもどれも新鮮で、ご飯を茶碗一杯だけにおさめるのに苦労しました。
真鶴のさかなはなぜ美味しいの?|真鶴町観光協会
真鶴はお魚の美味しい土地として名が知られておりますが、真鶴町観光協会によると5つの理由があるそうです。
その1. 定置網漁業
その2. どん深の海
その3. お林と湧き水
その4. 海藻類が着きやすい岩礁地帯
その5. 殺菌冷海水と神経締め
確かに海からすぐに山になって、そこには豊な林というか森が広がる地形なので、山からのミネラルが湧き水として豊富に流れ出そうです。そして岸近くからいきなり深くなり、10kmも沖合いに出ると水深1,000メートルの深海という「どん深」も良い漁場に繋がっているのでしょうね。そして確かに美味しかったです、地魚。
食後は真鶴半島の先へとクルマを走らせ、琴ヶ浜の潮だまりで生き物を探したり
真鶴半島の一番先にある「ケープ真鶴(http://cape-manazuru.com/)」でお土産を買ったり
真鶴のシンボル「三ッ石」や「初島」を眺めたりしました。そして冒頭の写真のようにケープ真鶴で、岩合さんの被写体にもなった「チャコ」にも出会えました。可愛かったな。
手前には小田原に箱根、もう少し足を伸ばせば湯河原に熱海と、真鶴を訪れる機会というか動機付けは今まであまり無かったのですが、たまには美味しい地魚を食べに来るべき場所でしたね。自然も豊かですし、穏やかで静かですし、伊東よりも近いですしね。またもや神奈川再発見でした。
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