夜店、今年の出し物は『コロコロつかみ』
例年は『三角くじ』や『スーパーボールすくい』をやっておりましたが、諸般の事情で今年は出店をやるスペースや大量の景品を保管しておくスペースが狭くなり、「今まで通りの出し物は出来そうもない。さて今年はどうしたものか....」と実は悩んでおりました。
出し物の企画は定まらないけれど、ひとまずめぼしいオモチャはないかネットで検索しまくりましたところ、『ぷかぷかまんまる〇〇シリーズ』というキャッチーで可愛いブツに出くわしまして、これだ!と一目惚れ。
今年の夏は『怪盗グルー』シリーズの最新作が上映され、シリーズのマスコットであるミニオンズの人気が高まっておりましたので、ミニオンズシリーズと不変の人気を博すディズニーシリーズを中心に、ツムツムとセサミストリートも少し加えて、ざっと3,500個ほど仕入れました。
出し物の具体的な企画も決まらないうちに、景品仕入れ用に商店街から預かった15万円の大半を『ぷかぷかまんまる〇〇シリーズ』につぎ込んでしまう大胆さ.....というか無謀・暴挙。残金15,000円、もう後戻りは出来ないぞ。
ぷかぷかまんまるボールは水に浮きます。本職さんはコレらを水に浮かべて金魚すくいのようにポイですくわせるシステムで商売をしているようです。
涼しげだし、子供達が喜ぶ出し物になるとは思うんですけど、ビニールプールを使う出し物は......場所をとるし、回転悪いし、まぁ実際のところ面倒くさい。
ではどうする?
思ってたよりも小ぶり(直径4cm)だったぷかぷかまんまるボールをグワシッとつかみ取りさせて、その中から好きなモノを3つ選んで.....
いやいやシステムとしては簡単だし、かわいいボールがたくさん目の前にあったら人気は出そうだけど「つかんだ中から3つだけしか持って帰れません」っていうと、いつまででも選べないお子さんがいたり、親御さんが口出ししたり、最終的に泣き出したりというトラブルの原因になるんだよなぁ。
じゃあどうする?
水に浮かべない、子供たちに選ばせない。それでも目を惹くキャッチーな要素があって、子供達がついやってみたくなる出し物....もう夜店開催まであと数日というところで閃きました。
コレです。
菊割れの穴から手を突っ込んで、中にあるオモチャをつかませる。中の景品に直に触れるガチャポン。ただしゲーム性はゼロ。
危険な香り
でももうコレしか無い。ことの成果はすべてこの抽選箱の出来にかかっています。
まずは家族総出で景品作りに勤しみます。メインの景品ぷかぷかまんまるボールを3つと、スーパーボールやちょっとしたオモチャをいっしょに入れた景品袋を1,100個ほど作成。
ぷかぷかまんまるボール、本職さんの出し物では1回500円でひとつふたつしか持って帰れないようなので、1回200円で3個入っていて、プラスちょっとしたオモチャも入っていれば、親御さんから辛辣なクレームも出まい.。(ぷかぷかまんまるボールは大国屋さんがすごく安かったです)
ただしコチラは本職さんの出し物と違い、ゲーム性はほぼゼロだからなぁ。う~んふたを開けてみるまでどうなるか分らんな。不安だ。すべては抽選箱次第だ....
まずはAmazonでカラーの布テープを購入。
ぷかぷかまんまるボールが入ってきた大きな段ボールをそのまま抽選箱として利用し、布テープを貼っていきます。
布テープがものすごく良い仕事をしてくれます。発色が良くてほぼモデルのカラーリング通り、嫌でも目を惹きます。また布テープによって段ボールが強化され、抽選箱ががっしりしっかりと出来上がります。
完成。手作り感満載の文化祭レベルなところが良いのですよ(^^;)ということにしといて。
手を入れる菊割れの穴は、キャラクターの口に直径15~18cmくらいの大きさで作りました。また手を出し入れしやすく、景品取り出し時に擦れて子供達が痛がらないように、菊割れの中心部分は段ボールを切り取り、黒い布テープで三角部分を作り中身が見えないように作成しました。
夜店開催3日前。「ダメだ!キャラクター抽選箱だけでは弱い!」と猛烈に不安になり、COSTCOに赴き、通称『ところざわ』を3体緊急購入。(くま1体@3980)
ぷかぷかまんまるボールとの統一性、出し物のシステムとの整合性は無いのですが、まぁ目立てば良いんですよ、目立てば(^^;)これにて預かった経費を使い果たしました。ひぃ~赤字だけは避けたい~。
当日までに出来ること言えば、ポスター作りくらい。いつになく真剣に取り組む私。
さていよいよ夜店当日。朝から本業を放り出して出し物の体裁を整えました。キャラクターの抽選箱、ぷかぷかまんまるボール、そして通称ところざわよ、子供達の心を掴んでおくれ。
16時からスタートした夜店、辺りが暗くなり裸電球の明かりに街が照らされだすと、本格的に人が出始めます。
ウチの出し物も客足は緩やかではあるけれど、小さい子を中心に遊んで行ってくれました。みんなで苦労して詰め合わせた景品もおおむね好評で、「こんなに入ってるんだ、すごいじゃん」と逆に喜ばれて一安心です。
嫌がらせのように大きな通称ところざわ達も、良い人に当たってくれまして、みな喜んで貰われていきました。今頃、それぞれのご家庭でものすごく愛されていることだろう。
用意した景品すべては捌けませんでしたが、おかげさまで仕入れ値とバイト代を差し引いて、ちょっと黒字になりました。はぁホッと一安心。夜店が終わって、今年の夏が終わりました。
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