シルクロード特別企画展 「素心伝心」 クローン文化財 失われた刻の再生
休日、東京藝術大学の美術館で催されている企画展を訪れてみました。
『シルクロード特別企画展 「素心伝心」 クローン文化財 失われた刻の再生』
嫁さんが行きたい行きたいと引っ張ってってくれました。私としては『怖い絵』が観たかったんですが、嫁さんの言うことを聞いておいて間違いなかったです。結果的に。
文化の交錯点でもあったシルクロードで花開いた文化財は、現在その存続の危機に瀕している。戦火の最中に荒々しく略奪されたり、異教のテロリストたちに破壊され永遠に失われたり...。東京藝術大学は、劣化が進行しつつある或いは永遠に失われてしまった文化財の本来の姿を現代に甦らせ、クローンとして復元する特許技術を開発。本展では古代シルクロードの各地で花開いた文化を代表する遺産をクローン文化財として甦らせた。展示会終了後、クローン文化財は故国に戻る予定だという。
【主な展示作品】法隆寺釈迦三尊像 / 法隆寺金堂壁画12面 / 高句麗古墳群江西大墓四神図 / 敦煌莫高窟第57窟 / 新疆ウイグル自治区キジル石窟第212窟 / タジキスタン・ペンジケント遺跡 発掘区VI 広間1壁画「ハープを奏でる女性像」 / アフガニスタン・バーミヤン東⼤仏天井壁画「天翔る太陽神」 / ミャンマー・バガン遺跡ミンカバー・グビャウクジー寺院壁画
藝大を訪れるまで「学生さんの卒業記念作品か何かで、シルクロードの文化財をテーマにした展示会」って完全に勘違いしておりました。実際は世界的にも非常に意義のある壮大なプロジェクトの一端を垣間見ることができる展示会でした。素晴らしかったです。
写真作品以外は撮影可能でした。でもあまりネタバレしてもどうかと思うので、ちらっとだけ。ぜひ実際に足を運んで、その復元された文化財の背景などを噛みしめながらその出来栄えをご自身で確かめていただきたいです。
企画展鑑賞後、藝大の学食ランチに惹かれましたが、上野~御徒町界隈をぶらりと散歩しながら店を選ぶことにして藝大を後にしました。そうそう学食を冷かしている時、手書きで美しい五線譜を書いている男の子がいて、ちょっと見惚れちゃった。
---------- ---------- ----------
| 固定リンク | 0
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 【小旅行】駒門風穴~丹沢湖のそば宿(2018.08.02)
- 【小旅行】箱根 リニューアルされた富士屋ホテルへ(2020.10.29)
- 【小旅行】くりはま 花の国~漁師料理よこすか(2020.11.05)
- 【小旅行】城ヶ島・三崎(2020.11.19)
- 【小旅行】横浜中華街で食べ歩き(2018.06.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント