カテゴリー「SIGMA70-200mmF2.8」の8件の記事

2010.03.12

【最終レビュー】SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO ~ 必携の1本だ、やっぱり

『SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO』のレビュー最終回。

このレビューはWillVii株式会社が運営する国内最大級家電・ゲームレビューサイト「 みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で) みんぽす


■ 最高のレンズだった!返したくない!


返却期限も迫ってきたので、泣く泣く梱包しました。このレンズとの別れは相当つらいです。当初はAF精度の相性でオロオロしましたが、そこを乗り越えたら撮り手のイメージ通り、いやそれ以上の絵を提供し続けてくれました。


■ 禁断の秘策、AF微調整


このレンズ個体とK-7個体の相性があまり良くないらしく、AF精度がかなりの前ピン傾向に感じられました。

彩度やシャープネスを上げて、ようやくSIGMA70-200らしいキリッとした描写に見え始めたものの、やっぱり釈然としない。一旦、気分転換にフィルム一眼のMFで使い、初めて「ハッとさせられる一枚」に出会ったものの、やはり母艦であるK-7でそれが味わえなければお借りした意味が無い。

そこで禁断の秘策に打って出ました。

K-7はカスタムメニュー内でにレンズ毎にAF微調整を記憶しておくことが出来る設定があるんです。

レンズ毎に異なる前ピン/後ピン傾向を解消し、かつ、いちいち付け替える毎に調整の必要も無く、個体毎に設定値を覚えておいてくれるんですから優れた機能です。

この機能が無いカメラだと、こうした場合はメーカーサービスセンターに持ち込んで調整してもらうより他に手段がありません。まして純正ではなくレンズメーカー製との相性となると、責任の所在が曖昧になってたらい回し...っていう可能性すらあります。

この機能は確かニコンのD3かD300で初めて表メニューに実装しましたでしょうか?当時K10DとSIGMA30mmF1.4でのAF精度に悩まされていたので、すごく羨ましく思いました。但し、あの時すでにK10DにもAF調整機能は実装されていたんですよね、裏メニューとして。

写真にとって肝心要の「ピント」に関わる設定ですので、メーカーとしてはユーザーに簡単に弄らせたくなかったのでしょう。またユーザーにとっても、いちいちレンズを付け替える毎に裏メニューを呼び出すのは煩雑ですよね。ですから裏メニューにひっそりと...。

K-7の世になるとれっきとした表設定として弄れ、しかも最大20本分の設定を記憶しておいてくれる幸せ。これに救われる人は実はたくさんいるはずなのだ。

それではなぜに禁断の秘策なのか?

AF精度の傾向を確認する手段が面倒で難しいからです。

「新聞紙を広げて、三脚にカメラをセットし、斜め45度の角度から.....」的な確認方法があるそうですが、丁寧に確実な検証をするのは相当面倒くさい。三脚立てるだけで面倒だし、ボク辺り(^_^;)

加えて、以前SIGMA30mmF1.4の微調整を行ったことがあるのですが、びっちり検証してパラメータを設定したはずなのに、逆方向にAFがズレたりして「えぇ~いもう最初のままでエエわ~い!」ってなったことがあるからなんです。

いやまぁ、とにかく「AF微調整」ってのは面倒なんざます(^_^;) 『微』っていう物差し持ってないですから『だいたい』だけ。

それでも明らかにお借りしたSIGMA70-200が前ピンでしたので、細かい検証無しに(^_^;)思いっきり前ピン補正の「-10」にしておきました。

調整前

調整後「-10」

どこにピンを合わせたか覚えてませんが、ピント位置が変わったのはご確認いただけますよね。最大補正するなんてホントに大雑把だけど、この時はそれでも足りないと思ったぐらい。(後日、「-9」に設定。以後返却までその設定でした)


■ 遂にきた~~~~~!!!!


最終手段(実際は一等最初にそこ弄れよって話し)のAF微調整に手を出し、背水の陣で臨んだ子供撮りがこれです。

肌がするする
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/50 | F2.8 | 70mm | ISO800 | -0.3EV | JPEG

きた~~~~!!!!苦節2週間(^_^;)遂にピンが来た(と見て差し支えなさそうな程度か?後ピン臭い)。

通学帽がそろそろ似合わなくなってきた
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/100 | F3.5 | 135mm | ISO2500 | -0.3EV | JPEG

ニヒルなヤツ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 200mm | ISO3200 | -0.3EV | JPEG

焦点距離が変わっても大丈夫そうだ。いやぁこのぐらい合ってくれれば、もう文句なし。ようやくすっきりと心が晴れました。

ほっとするひとときえらいね~
左)K-7 | SIGMA70-200mm | 1/50 | F2.8 | 70mm | ISO800 | -0.3EV | JPEG
右)K-7 | SIGMA70-200mm | 1/60 | F2.8 | 78mm | ISO2000 | -0.7EV | JPEG

AF精度に懸念が無くなった途端に楽しくって仕方なくなりました(^_^;)いつものように夜の室内でもガシガシ子供撮り。夜の室内ですからF2.8の大口径と言えど、最低でもISO800始まりになっちゃいますけどね。それでも手持ちで気軽に撮れるんだから有り難い。F2.8さまさま、手ブレ補正機構さまさまですな。


■ どんな出会いもウェルカム!実は最強のスナップレンズだった!


ばか長い、くそ重い。見栄は張れるけど、目立ちすぎる。

それが『SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO』を装着して外出する時の、偽らざる心境です。

長いレンズをどこかに当てない様に気を遣うし、見てくれが「ご立派」過ぎて目立ちまくって、とてもじゃないけど街角スナップなんて出来そうも.....

いや使う!

crocsショップにて 今年はコレを猛烈プッシュ 可愛いなぁ
サッカーは雨天決行 雨降ってきた ぱかっ!
ガチャガチャで上機嫌
この椅子、めっちゃ欲したんですが... 撮らせてくれよ~ はい、林檎ちゃんです 茜色に染まる道を

気合いを入れて、勇気を出して、外に連れ出してみると驚くほど使いやすいレンズだということに気付きます!億劫がらずに一歩踏み出せば、今まで諦めていた様な被写体も撮ることが出来ます。

「離れたモノを大きく」

今まで諦めていた様な遠距離の被写体もばっちり主役として大写しが出来る!「まさかそれ撮ってないよね?」ってレンジから「それ」が撮れちゃう!しかも大口径レンズだから背景と分離させて一眼レフらしい写真に!

「小さいモノを大きく」

寄れちゃうレンズですので、小さいモノも大得意です。CP+ではマクロレンズとしても大活躍。さすがにテーブルのランチを撮ったりするには、席を立って距離を取らなきゃいけませんがね(^_^;)

「急な子供撮りもお任せあれ」

街の人・モノ、遠景あらゆるモノを主役に出来る万能レンズですが、急な子供撮りももちろんOK。というかポートレートこそ本職みたいなレンズですからね、大きくとろける背景ボケでいつでもどこでも。


■ 警戒されずに自然な表情を撮れる!


今度は華が七味作り
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 200mm | ISO1600 | -0.7EV | JPEG

やってきましたプロペラ部隊
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/1000 | F4.0 | 70mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

そろそろ髪の毛、切ってやろう
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/500 | F3.5 | 200mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

えへっ、可愛い
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F2.8 | 200mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

ヒトが持つ警戒エリアの枠外から被写体の自然な表情をズケズケと大写しできちゃいます。う~ん良いなぁ。やっぱり「撮られてる」って気付くと自然な表情は出しにくいですもんね、誰だって。


■ 運動会レンズとしての資質:結論


これだけ室内でも街撮りでも重宝すると「運動会レンズとしてどうなんだ?」なんてことはどうでも良くなっちゃいますが(^_^;)当初もっとも気にかけていたことだけにしっかり判断しないと。


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/400 | F4.0 | 88mm | ISO400 | -0.3EV

テレ端300mm(450mm相当)レンズと同じ撮影スタイルでは、たぶん納得いく写真は少なくなると思います。やはり150mmの差は大きいですからね。

また残念ながらシグマが用意している焦点距離を伸ばすリアテレコンバーターも、SIGMA70-200+ペンタックスという組み合わせは使用不可(--;)これは痛い。(少数派の悲哀か...)

しかしこの描写力を知ってしまうと、普及型の望遠ズームに戻るのは並大抵ではないですな(^_^;)絶対に「70-200F2.8で運動会を撮りたい!」って思うはずです。きっとこの秋までには70-200mmF2.8を買っちゃうでしょう。

70-200mmF2.8を最前線投入するにあたり、変えなきゃいけないのは撮影ポジション。っていうかベスポジ争奪戦に敢然と立ち向かわなければならないかな?それが嫌ならトリミングへの抵抗を無くすことですな。ま、それなりに運動会でも気合い次第でどうにでもなるかと。


■ やっぱり絶対に欲しいレンズであるのである


今、丁寧に梱包されたSIGMA70-200を飛脚さんが貸出先へと持っていきました。

「あのレンズがあれば、こういう風な写真が撮れるなぁ」ってぼんやり外を眺めながら喪失感に浸っております。今までお借りしたカメラやレンズ、どれもこれも喪失感に苛まれましたが、レビューを終えようと決めた瞬間は喪失感より先にホッとしていたもんなんですがね~。

やっぱり欲しいな、70-200mmF2.8。

今まで単焦点ばかり買い集めてきたボクですが、このズームレンズは欲しい。改めてそう思ってます。

こんな高価なレンズを貸して下さったWillViiさん、そしてシグマさん、どうもありがとうございました。下手なレビューにお付き合い下さった読者の皆さんもありがとうございました。これにて『SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO』を終わりま~す。


参考リンク:撮り貯めたSIGMA70-200の作例@Flickr




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2010.03.11

CP+へ同伴出勤

今日はレッスンを休んで地元横浜で行われている写真とカメラの展示会「CP+」に嫁さんと行ってきました〜。嫁さんをカメラ道に陥れてやるのだ〜。

で、

会場リポートはツイッターでのつぶやきを転記ってことでw

CP+なう

posted at 09:50:27

こんな感じ

posted at 09:54:51

ペンタックス645D、並べば触れます!

ペンタックスブースは人だかり。645Dのタッチ&トライは朝イチから30分待ち。

ペンタックスのコンデジがどれも良い!I-10は可愛すぎる!

ペンタックス。意外や意外、H90がめちゃくちゃオサレだった。W90は大盛況で触れず!

完全に贔屓目ですが、ペンタックスのオネエサンが一番可愛かったです!

SIGMA ブース、SD15弄れます!AFも書き込みもストレスあまり無し。

シグマ。山木さんに色々とお礼を申し上げたかったけれど遠慮する。

パナソニック。G2の青ボディ、爽やかで鮮やかな色で好感!

パナソニック。G2のタッチシャッター、嫁さんのハート鷲掴み。

ハッセルブラッドブース。嫁さん、ファインダーの美しさに見惚れる。買ってもいいフラグ?

リコーブース。とにかく大写しの作品が目を惹く。GXRの高画質を再確認。

リコーブース。ハッセル + GXR!!!!参考出品とはいえ、中判まで視野とはすげぇな。

オリンパスはPENで攻勢をかける。

GF1ユーザーとしては悔しいけど、抜群に可愛かった。でも実機は結構ぽっちゃりなのねん。

オープンから1時間後にはこれだけの来場者が。人が増えたので、すごすご退散。

大黒屋@中央卸売市場。このお味、ボリュームで1,050円。超大満足。

本日の収穫。Canon、Nikon、SONYは遠巻きにするだけで完全スルー。

嫁さん孝行ならペンタのコンデジもしくはG2。自分孝行ならSIGMA SD15。GXRにもぐらっと来たな。ちなみに645Dだと一家離散w

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2010.03.06

【4th レビュー】SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO ~ フィルム一眼で撮ってみた

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SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACROのレビュー4回目。


■ フルサイズで撮る!


前回のレビューで「フルサイズ(35mm判)フォーマットのMFでSIGMA70-200の本来の力を覗いてみたい」なんて書いちゃいましたけど、目を釣り上げて真剣に....なんて気はさらさら無く(^_^;)せっかくのフルサイズ対応レンズですし、AF精度から解放されて撮影を楽しみたいっていうほんの気分転換です。

プロじゃないんですからレビューも楽しまないとね。

コストがかからなければ断然フィルムの方が写真は楽しいですから、ウキウキしながら手持ちのフィルム一眼レフMZ-5にSIGMA70-200を装着。

いやぁ著しくバランスが悪いや(@_@)完全にボディはグリコのオマケ的になっちまいます。

今回選んだフィルムは冷蔵庫で冷やされていた実売200円の『FUJIFILM業務用ISO400』。いかに真剣味が足りないかバレバレ(^_^;)レンズの解像度や色乗りもろもろをテストするためなら、リバーサルのフォルティアあたりを選ぶべきなんでしょうけどね....。

シグマさん、安ネガで試してごめんなさい。さ、ともかく、いつものお寺さんにお邪魔してさっそく被写体探し。


■ より使いやすくなるワイド端


70-200mmをfilmで試す(ワイド端)
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 70mm | Pモード | Canoscan8800F

ワイド端70mmでの一枚。

本来の70mmとして使いますと、非常に落ち着いた風情になりますね。多少圧縮される感じもありますけど、望遠っぽくなり過ぎないごくごく自然に使いやすい画角ですね。

っていうかですね(^.^)

デジイチ(APS-Cフォーマット)で一眼レフを始めたボクにしてみると、フルサイズ(35mm判)での70mm近辺の画角は、デジイチで使い倒してきた50mmレンズとほぼ等しい画角になりますから、落ち着くわけですな。


■ いつも助けてくれてありがとう


さて本領であるテレ端での撮影もいってみましょう!

70-200mmをfilmで試す
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F

70-200mmをfilmで試す
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F

いやぁブレるブレる(^_^;)

そこそこ良い天気の日中だったにも関わらず、テレ端だとブレ写真連発しちゃいました。無念。いかにK-7の手ブレ補正に助けられているかってのを痛感しました。


■ ピント精度が悪いのはオレか!


70-200mmをfilmで試す
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F

いやぁピントも外す外す(--;)

墓地の通路を悠然と歩くフォトジェニックな野良ちゃん。もう姿を見つけた時は「キタ~!」って大興奮ですよ、テニスで例えるならば「ネット際、目の前にぽよ~んと浮いた返球が来た」的な興奮度です。外せませんよね、本来ならば(--;)

はやる気持ちを抑えつつ、にゃんこにピントを入念に合わせながら、「ん?」って振り返る瞬間を待ってシャッターを切ったつもりだったんですが......。

腕が無さ過ぎる。水平も全然取れてないし。ま、どんまい。あ、そうそうピントリングの感触。ピンを外してるような奴が言っても説得力は無いんですが(^_^;)ホントにフォーカシングしやすいですよ~。


■ これがSIGMA70-200本来の画質!


70-200mmをfilmで試す
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F

近接撮影はまぁまぁ上手くいったかな。微妙に手ブレてシャープさが足りない気もしますが、スキャニングのせいってことにしておいて下さい。

70-200mmをfilmで試す(テレ端最短)
MZ-5 | SIGMA70-200mm | FUJIFILM業務用ISO400 | 200mm | Pモード | Canoscan8800F

この写真がベストな一枚でした。背景はぐわ~っとボケ、ピント部の花びらは浮き立ち、安ネガで撮ったとは思えないほど良好な色乗り。

これで日の丸構図じゃなければ最高だったかもしれませんが...SIGMA70-200をお借りしてようやく「おぉっ!」って一枚に巡り会えた気がしました。

---

いやぁやっぱりフルサイズだとより使いやすくなりますね!ホントに万能ズームになります。フルサイズデジイチで使えたら最高でしょうけど、庶民にとっては高嶺の花。中古のフィルム一眼でも十分にSIGMA70-200の素晴らしさを味わえました。


■ 『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』新発表


そうそう近接撮影といえば....

SIGMA70-200をお借りした途端にシグマから、レンズ内手ブレ補正機構であるOS(オプティカルスタビライザー)を搭載した『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』という新レンズが発表されました。

カメラ業界の両巨頭であるニコン様やキヤノン様はボディ内手ブレ補正は採用しておりませんから、レンズメーカーとしては望遠ズームレンズに手ブレ補正機構を搭載しないわけにはいきませんよね。まったく捌ける量が違ってくるでしょうし。

ただし....


新発表レンズ
『SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM』

お借りしているレンズ
『SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM』


レンズ名からも分かる様に新70-200には『MACRO』の表記がありません。最短撮影距離が100cmから140cmに伸びた分、最大倍率が1:3.5から1:8に変わったからです。

もしかしたら新旧の「70-200mmF2.8」という関係ではなくて、この2本は併売されるのかも知れませんけれど、少なくとも新しい「70-200mmF2.8」は近接撮影ではお借りしている1本よりも劣ります。

OS搭載、最新のガラス素材やコーティング。確かに魅力的ですが「寄れる大口径望遠ズーム」ってのは、それ以下の魅力とはとても思えません。併売されるとしたらボクならお借りしている『SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM』を選ぶでしょうね。

先立つものはないけど...

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フィルム1本で気分転換も出来ましたし、このレンズの実力も垣間見えたし、次回はAF問題にがっつり取り組んだレポートでも。




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2010.03.05

【レッスン】目指せ盆踊りマスター!


K-7 | SIGMA70-200mm

振替消費期限が迫り、珍しく水・木と2日連続でレッスンへ。

実戦形式での動きは、腹や胸の余分なお肉が揺れて不快ではあるものの、だいぶ暖かくなってきたので結構良い動きが出来ました。

ストロークさえなければテニスって楽しい。

まぁ反射的な動きと返球で誤魔化せているうちは良いけれど、いよいよ足腰にもだいぶガタが出始めておりますし、まだそこそこ動ける今から......

自分の打点にしっかり入る努力をする。

って基本に立ち戻らなければと痛感しております。「拾って拾って....」なんてプレーがこの先何年も出来るはずがないし、一球一球意図を込めた有効な配球をして一歩でも二歩でも相手より動かずに済ませるためにも、自分の打点に入る努力を怠らないようにしなきゃ。

その一歩を惜しんだばっかりに、数十倍の余計な歩数を後から請求されると...。

---

さて「フェデラーになりきってフォアを打つ!」と決めて臨んだレッスンでしたが、いざボールが飛んでくると....。

どんまい(--;)予想していたとおりじゃないか。凹むこたぁないさ。

コーチとのボレストやロングラリーでは色々と試行錯誤・苦心惨憺しながらフォアを打ち続けました。良いショットも出るんですが続かない。突如ネットやバックアウトを連発したり、振り急いだり遅れたりと...

そらもう荒れ放題。

直すべき部分は色々あることは自覚してますし、コーチもそれを共有してくれています。また全部いっぺんに直そうとしても無理な話ってのもコーチと認識は共通してます。それを踏まえて、コーチが放った一言は...


もうオープンスタンスで打っちゃったら良いじゃないですか


なによりボクのフォアで問題であり、矯正の最優先事項とコーチが考えているのが「身体とボールとの距離」なのです。確かに詰まってラケットを振り切れない場面が多いですからね。

そもそも何でボールに近づき過ぎちゃうのか。これは自己流でテニスを楽しんできた弊害であり、「スピンこそ格好いい」というボルグ~ビランデル世代の名残りでもあります。

いやいやボルグもビランデルもしっかり踏み込んで打ってますけど、自己流テニスでスピンを多くかけたいと欲した場合、オープンスタンスかつ後ろ重心、肘からワイパーでグリグリするのがとても簡単だったからです。ボールにスピンさえかかればイイって考えですからね。

そんな打ち方が長かったせいもあり、すっかりその時のボールとの距離感が染みついちゃってるんだと思うんです。ただ35歳を過ぎてテニススクールに再び通い始め、真っ先にその打ち方を全否定されたところからフォアの迷走が始まりました。

スタンスはスクエア、ボールは前に3個分押す。

くるレッスンくるレッスン、返す返す何年もそう指導されました。いや今でもきっとコーチが変われば、そう指導されるはずです。まぁおかげで厚い当たりが身に付き、波動砲も放てるようになりました。

しかしながら染みついた打点が矯正しきれないまま、スイングだけスクエアに変えようとしているので、拒絶反応を起こしたまんまなわけです。


それならいっそオープンで打ってもイイよ。その代わりオープンならオープンなりの流儀もしっかり守らないとアカンよ。しっかり右足に乗って、右腰はグッとロックしたまま、振り抜け


見るに見かねたコーチはいよいよ最終手段に出たのかも知れませんね。オープンの方が楽ならオープンで打ってイイけれど「身体の開きが早い悪癖」だけはしっかり直せ!そうでなければオープンでは打てない!ってことですな。なるほど。


なぜだか盆踊りになる

以前、盆踊りと自分で笑い飛ばしたショットですが、あながち間違った打ち方ではなくて、ボクにとっては突破口となる「あ~ら えっさっさ~」だったのかも知れません(^_^;)

これからは目指せ盆踊りマスターですよ!

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2010.03.02

【3rd レビュー】SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO ~ 自慢の飛び道具にするには腕も慣れも要す

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さて「SIGMA APO 70-200mmF2.8 EX DG MACRO」の3回目。いよいよ作例もそこそこ撮れてまいりましたので、この大口径望遠ズームレンズの描写性を探ってみたいと思います。


■ 先ずはさておきボケ味が知りたい!


後ろボケオタクとしてはやはり一番に気になるのがボケ味です。望遠でかつ大口径、かなりの出費を覚悟しないと得られない機材ですから、否応無しに期待しちゃいます。ピント部分はシャープに浮き立ち、アウトフォーカス部分は大きく柔らかくボケてくれるはずと。

日暮れの参道
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/500 | F2.8 | 200mm | ISO100 | -0.3EV | JPEG


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/500 | F3.5 | 180mm | ISO100 | -0.7EV | JPEG

2月はひっそり、氏神様
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F4.0 | 70mm | ISO100 | -0.3EV | JPEG


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 70mm | ISO100 | JPEG

ワイド端からテレ端まで開放付近でのスナップです。ボケ味云々よりも非常に線の細い端正な写りにため息が出ますね。もちろんボケ味だって柔らかく自然で好ましく思います。

墓地とお地蔵さんと枝垂れ梅
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/160 | F5.6 | 70mm | ISO100 | -1EV | JPEG

ワイド端で2段絞って被写体から距離を取れば、被写界深度を確保したキッチリとした作画も出来ます。多彩な表現手法を選択できるのは明るいレンズならではですね。


■ 最短撮影距離1m!スナップにも使いやすい!


長くて重いSIGMA70-200ですが、明るいので焦点距離が長くても十分なシャッタースピードが稼げますし、ズーム全域で最短撮影距離が1mと望遠レンズの割に被写体に寄れるので、実はスナップにも使いやすいことに気付かされます。(実は手ブレとはお友達)

もちろんこの鉄下駄レンズを振り回せるだけの気力体力を要しますがね(^_^;)

例えば先の作例最後のタンポポ大のヒナギク(?)に寄りますと...


K-7 | SIGMA70-200mm | ISO100 | 1/125 | F2.8 | 200mm | JPEG

このぐらいまで寄って可愛らしい花を大写しにすることが出来ます。MACROの表記に偽り無しですね。

ヒナギク / Daisy
K10D | Tamron90mm | 1/200 | F4.5 | 90mm | ISO100 | JPEG

さすがにマクロ専門のタムロン90には近接能力で劣りますけど、ここまで大写しにすることもそう多くありませんし、ホントに楽な姿勢からズームリングをテレ端に回すだけで、小さいモノを大きく写せますから楽しいです。

もちろんマクロ撮影を楽しんだ直後にレンズ交換無しで...


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F11 | 200mm | ISO125 | -0.7EV | JPEG

上空を旋回するトンビを撮ったり

ひこうきぐも
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F11 | 200mm | ISO125 | -0.7EV | JPEG

す~っと伸びていく飛行機雲を撮ったり

目線の先にワンコ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F4.0 | 200mm | ISO400 | -0.3EV | JPEG

犬の存在にびくつく猫を撮ったりも出来ます。

いやぁホント、欲しい焦点域をすべてカバーしてくれる万能スナップレンズですよ。ただし持ってる機材が相当いかつくなってしまうので、街角スナップにはみてくれ的に全く向きませんがね(^_^;)


極端に被写界深度が浅くなる最短撮影距離でのマクロ撮影、絞り込んでいくとどうなるかも一応検証...


- F2.8(開放) -

- F5.6 -

- F8.0 -


この検証は特に要らなかったかな(^_^;)でもまぁやっぱり背景がうるさくならず、かつ先鋭度が高いのはF5.6あたりかなと思ったり。


■ 問題はポートレート方面だ!運動会方面だ!


70-200F2.8というのは最強のポートレートレンズです。これは紛うことない事実のはずです。子供撮り専科のボクですから、この方面にこそ「このレンズの必要性」を感じているわけであります。

被写体となる子供がパッと浮き立つ。そんな一枚を運動会で多用するであろう300mmという焦点域まで実現したいからこそ、ステップアップを思案しているんですから。

被写界深度、あっさ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/800 | F2.8 | 200mm | ISO200 | -0.3EV | JPEG

公園で遊ぶ我が子をテレ端の開放絞りでパチリ。

ふ~ん。なるほど。

いまいちテンションが上がらない。テレ端でこれだけの写りなら文句ないじゃないか。でもどうしたことか何かこう納得いかない....。

ボール行きましたよ~
K-7 | Tamron90mmMacro | 1/200 | F2.8 | 90mm | ISO200 | -0.3EV | JPEG

ポートレートマクロレンズとして定評のタムロン90mmの同じぐらいの距離からの一枚。上の写真と較べると同じ開放絞りでも圧倒的に70-200mmの方がボケも大きく、圧縮効果もあいまって被写体が際立っています。

しかしながら...

おぉ美しいね〜
K-7 | FAJ75-300mm | 1/800 | F7.1 | 300mm | ISO200 | +0.7EV | JPEG

同じ距離感ならば手持ちの廉価な運動会主砲レンズの方が被写体の際立ちが顕著だからです。


K10D | FAJ75-300mm | 1/500 | F8 | 300mm | ISO100 | +.07EV | JPEG

被写体の大きさを揃えてもやはり35mm判換算で150mmの差が大きいのか、被写体の際立ちもボケの大きさも廉価レンズの方が上回っているように感じられます。

図らずも15000円前後の廉価な望遠ズームでも、十二分に運動会の主砲レンズたり得ることが証明されてしまったのだろうか?大枚はたいてステップアップする必要性は無いってコトか?

いやまだ結論付けるのは早計。

上の写真をよく見較べてみると、FAJ75-300の被写体の際立ちは素晴らしいけれど、溶けた背景とのコントラストで際立っているだけで、決して背景と被写体の分離が良くは無い。被写体自体は平面的で、奥行き感というか浮き立ちというか生々しさという点ではSIGMA70-200の方が上回っているように感じます。

ただ今度は、最も被写体が浮き立って生々しいのがタムロン90だということに気付かされます。この原因はハッキリしています。SIGMA70-200で撮った一枚はピントが来ていないからです。

通常人物を撮る場合は近接する瞳にピントを合わせるのがセオリーなのですが、上のSIGMA70-200の一枚は右肩付近、いや右肩よりも前で合焦している様にも見えます。つまりピントを合わせるべき瞳部分はすでにアウトフォーカスとしてボケ始めているから、被写体が浮き立ってこないのではないでしょうか。

SIGMA70-200が本来持つエッジ立つ様な先鋭感を撮り手のボクが再現し切れていないんです。

大口径レンズゆえ、ペンタックスユーザーゆえ

明るいレンズ好き、しかもAFに弱点を感じさせるペンタユーザーですから、こういうことには慣れっこです。同じSIGMA製で大口径単焦点標準レンズである30mmF1.4を愛用しておりますが、実は今使っている30mmF1.4は2本目。最初に買った30mmF1.4はどうにもこうにもピントが合わず、頭に来て売却してしまった過去があります。

AFのズレ、こういうコトはよくあってはいけませんが、時折あることなのです。レンズメーカー製だから頻発するとか、純正だから絶対大丈夫っていう話しでもありません。これはレンズ個体とカメラ個体の相性的な部分もあると思うんです。

いやちょっと待てよ。まだAFのズレとは断定出来ない。

大口径ゆえに被写界深度が浅い。被写体や撮影者が合焦からレリーズまでに微妙に動いてしまっていたり、手ブレや被写体ブレによってシャープネス不足に陥っているのではないか?いやもしかすると中央一点で合焦させてからフレーミングしていることで誤差が生じているのかも知れない。

K-7は20本までレンズごとにAFの微調整を変えて記憶させておくことが出来ます。「AFのズレ」と確信出来るまではこのまま弄らずに撮ろう。だってAF微調整って難しくてややこしいんだもん(^_^;)いやホントに。合わせたはずがよっぽど酷くなったりするんですから...


■対応策その1 ... 絞って被写界深度を稼ぐ

あぶね!って言っても
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/320 | F5.6 | 70mm | ISO100 | JPEG

これは意味ありませんな、せっかくの大口径を使う。どうしても外せない場合以外は却下です。

■対応策その2 ... 彩度とシャープネスを上げる

ペンタックスデジイチのJPEGは結構濃厚な色。なのでカラーモードをデフォルトの「鮮やか」ではなくて彩度を抑えた「ナチュラル」で撮り続けてきたのですが、もしかするとこのSIGMA70-200装着時にはそれが災いしているんじゃないかと思ったんです。

そこでカラーモードを「鮮やか」に戻し、かつファインシャープネスという描写の線を太くしないでシャープネスを高める機能もONにして撮ってみました。


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/60 | F2.8 | ISO800 | 98mm | JPEG


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F2.8 | ISO100 | -0.7EV | 200mm | JPEG

OKAJIMA
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/60 | F2.8 | ISO640 | 88mm | JPEG

これも結局は付け焼き刃なわけですが、劇的に変わりました。多少ピンを外しても(手ブレをしても)モニターで等倍鑑賞さえしなければ見られる写真になります。SIGMA70-200がようやく鼓動を始めたような気さえしました。

SIGMA70-200は線の細い描写をする高解像度レンズであると同時に、誇張の無い色乗りあっさり系レンズなのかも知れません。

でもやっぱり、カメラ内部でブーストかけてるようで引け目も感じますし、SIGMA70-200が本来持つ潜在能力を出し切れてもいないわけです。そもそもジャスピンの作例がひとつも無いのは問題だ。

そんな葛藤を解消すべく次回は、フルサイズフォーマットのMFでSIGMA70-200の本来の力を覗いてみたいと思ってます。


5542-638-158225




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2010.02.27

【2ndレビュー】SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO ~ いきなり核心!運動会の主砲レンズの資質を問う!

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半端な気持ちじゃ外に持ち出すことさえ出来ない「SIGMA APO 70-200mmF2.8 ⅡEX DG MACRO」のレビュー2回目。K-7にガシャコンと重量級のSIGMA70-200を装着し、いざ撮影へ!


■ さ・て・と......なに撮ろう?


これがコンデジならば、身の回りのモノからドンドン気軽に撮って試せます。ところがSIGMA70-200ってば、みてくれがこの上なく本格派。「使い手もそれに負けない被写体を選ばなければ.....」とよそ行きの気分になってしまいます。カップスターとか撮ってる場合じゃないんだよ、撮ったけど。

70-200mmF2.8というレンズはそもそもよそ行き用なんですよね。『ここぞ!』って時の勝負レンズ。身の回りの細々したモノとか、気軽な街角スナップにはほぼ使わないし、使いにくいんですよね(^_^;)分かっちゃいたけどさ。

でもそんなことぁ言ってられない。借り物だ!それも日限は一ヶ月って決まってる!こんな高価なレンズはおいそれとは買えない!こんな美味しい機会はもう無いぞ!デカいだ重たいだなんて贅沢言っちゃいけない、被写体だってよそ行きのモノを狙ってなんていられないんです。

よ~し、貧相な作例の言い訳はこのぐらいでOKだろう。ガシガシ撮り始めるとするか。


■ APS-Cデジイチとの相性


まぁ70-200mmがF2.8通しのズームレンズを作るに当たって、現実的な大きさで製品に出来るメーカー側の限界値でもあるのでしょうけれど、本来70-200mmというのは35mm判の一眼レフでこそ、使いやすい画角なんだと思います。

被写体のプライベートエリア内外から縦横無尽に撮れるのでポートレートに真向きですし、大風景を切り取るにもせめてワイド端70mmぐらいは必要な時も多いでしょうからね。

70-200mmを焦点距離表記約1.5倍の画角になるAPS-Cデジイチに装着すると、105-300mmF2.8というレンズに変わります。もうれっきとした望遠専科のズームレンズですな。

墓地とお地蔵さんと枝垂れ梅
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/160 | F5.6 | 70mm | ISO100 | -1EV | JPEG

ただボクの場合、町の様子を撮ることはあっても大風景を撮りに行くことはありませんから、ワイド端が狭く感じたら自分がバックオーライすれば済んじゃいます(^_^;)

絞り開放&ISO1600
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/60 | F2.8 | 200mm | ISO1600 | -0.3EV | JPEG

またポートレート...いや子供撮りスナップには、距離が取れれば取れるほど子供の自然な表情が撮りやすくなりますので、望遠側にシフトしてくれるのは有り難い。

もちろん狙ったのは顔ですが....
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/2000 | F2.8 | 200mm | ISO200 | JPEG

もちろんカメラパパの檜舞台である運動会で「70-200mmF2.8」が主砲となりうるためにも、テレ端が300mmまで伸びてくれるのは有り難いのであります!これ大事ね!ペンタ党も今年こそ白いレンズ軍団に対抗しうるところを見せてやりたい!


■ 運動会の主砲レンズとしての資質


運動会のこと書いちゃいましたから、まだ検証不足ですが現時点でこのSIGMA70-200mmが主砲たりうるかどうか考えてみます。

デジイチ導入当初から運動会の主砲として活躍してくれているのが、ペンタ純正の普及版望遠ズームの「FAJ75-300mmF4.5-5.8」です。

- 450mm相当 -
楽しんで踊ってる
K100D | FAJ75-300mm | 1/350 | F5.8 | 300mm | ISO200

テレ端で450mm相当の画角が得られ、運動会に無くてはならないレンズであります。実売15,000円ほどなのに写りだってナカナカであります。DAレンズよりも広いイメージサークルを持つので手持ちのフィルム一眼MZ-5でも使えますし、手放せない1本であります。

ありますが、そろそろ少し望遠域のステップアップをしたい今日この頃(^_^;)

昨年、そんな望遠域にテコ入れもしてみました。当時、破格の投げ売り状態だったE-520と「ZD70-300mm F4.0-5.6」を購入し、副砲として最前線へ投入。

- 600mm相当 -
ポケモンのテーマに乗って踊る踊る
E-520 | ZD70-300mm | 1/800 | F5.6 | 300mm | ISO100

テレ端600mmF5.6というウルトラスーパーなスペックに恥じない写りで、実は主砲たるK-7+FAJ75-300mmよりも歩留まりが良かったぐらいでありました。

ですが運動会シーズン終了とともに売却してしまいました。何故でしょうね?良い写りしてたのになぁ。今考えると非常に勿体ないことしたと思ってます。いまだに画角の自由度という観点ではフォーサーズ一眼レフこそ運動会カメラ最強と思ってます。もうあの時点でマイクロフォーサーズ規格に惹かれていたのかも知れないなぁ...。

おっと、過ぎた話しはどうでも良くて、運動会レンズとしてのSIGMA70-200mmF2.8....。

- 300mm相当 -
せ~ので飛ばすよ、いい?
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/200 | F2.8 | 200mm | ISO100 | -1EV | JPEG

遠くの子供を大きく写す。それこそ運動会レンズたる最低限にして最重要なポイントではありますが、当然SIGMA70-200mmは先の2本に劣ります。運動会ではえてして絶好の撮影ポイントに陣取れるケースの方が少ないですから、分かっている事とはいえ痛いですね。

- トリミング無し -

- トリミング有り -
はじめのいっぽ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/250 | F5.6 | 200mm | ISO100 | JPEG

でもどうしても大写し出来なかった時はトリミングしちゃえばOKかも知れません。たしかK-7の画素数は1500万画素ぐらいありましたか?ヨコ撮りした写真をタテ撮りにトリミングしてもA4ぐらいのプリントなら余裕の高画質を保てるはずです。

ま、個人的にはトリミングするの好きじゃないけど(^_^;)

いや大口径レンズ特有のボケを生かして、いっそ余計な群衆(語弊あり失礼)はボカして処理しちゃえば良いかも知れません。

ビリーブ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 200mm | ISO1250 | -0.3EV | JPEG

.....いやナンボ大口径でもボカして処理は無理だな、やっぱり(^_^;)

ま、それでも大口径ならではの「ピント部分の立ち上がり」で余所の子からウチの子を際立たせることは出来そうです。そうピントさえきっちり合わせられれば浮き立たせられる。

色々とデメリットもありますが、もしも懐が良いタイミングで暖かければ、今年こそ大口径ズームを実戦投入したいと思ってます。ただそれにはクリアしておきたい条件も...


■ 美しいピントを実現するAFに不安が....


運動会レンズとして...いやどんな撮影機会においてもジャスピンこそ良い写真への第一歩。逆に言えば、どんなに構図が日の丸であろうと被写体の適切な部位にピントがばっちり来てると駄作から脱却出来ます。

ところが.....

大口径ゆえの被写界深度の浅さが災いしてか、ビタッ!とピントが決まって被写体が浮き立つような写真がなかなか撮れないのです(--;)作例はどんどん増えていくのに「ジャスピン」の写真がなかなか取れなかったこともレビューが遅れた理由でもあります。

200mmでも寄ってナンボ
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/1000 | F2.8 | 200mm | ISO100 | -0.3EV | JPEG

長男の瞳に念入りにピントを合わせてシャッターを切ったはずなのに前ピン。被写体が動いたのか、ボクが動いたのか、それともレンズとカメラの相性の問題か、開放絞りゆえの滲みなのか。


K-7 | SIGMA70-200mm | 1/125 | F2.8 | 200mm | ISO160 | -0.3EV | JPEG

阿
K-7 | SIGMA70-200mm | 1/100 | F2.8 | 128mm | ISO100 | -0.3EV | JPEG

どうもスッキリしない。開放なんかで撮るボクが悪いんですけど、それにしたってである。

K-7には個別のレンズ毎にAFを調節する機能が付いているから、前ピンならマイナス方向に適宜調節すれば良いだけの話しだけど、果たしてそれがレンズとカメラの責任かはっきりしないしなぁ。三脚に固定して新聞紙を写してAFのクセを調べてみても良いのかも知れないけど.....面倒だし。

ただK-7のある設定を変えたらようやくSIGMA70-200mmが本来持つ描写性能が息を吹き返し始めたんですが、それはまた次回にでも.....。


■ 超音波モーターも良いけどインナーズームが良いね


静音でかつ、ちょびっとだけ普通のモーターよりもAF動作が速いHSM(超音波モーター)はやはり快適。でも超音波だからって、従来のモーターとは隔世の感とは言いませんよ。そりゃ超音波の方が断然良いんだけど。

それよりワイド端からテレ端までレンズ全長が変わらないのが良いですね~。今までビュイ~ンと伸びていく望遠ズームしか使ってこなかったから、すごく感動しましたね。


■ ズームリングとフォーカスリングの感触


三脚座を取り外せばズームリングは快適に回せます。70mmから200mmへもスッと移行でき、かといって節度のない軽さかと言えば適当なトルク感があって途中の焦点域で固定させておくのも容易です。インナーズームだから下向けても焦点域が変わったりしないし良いですね(^_^;)

またフォーカスリングはズームリングよりも幅広に設置されていて、ズームリング同様に適度なトルク感があってMFの快適性もしっかり考慮されています。MZ-5に装着した場合はMFでのフォーカシングになりますので、きっと使いやすいと思います。MFの使用感はまた後日にでも。

---

次回以降の宿題を多く残しちゃってますが、先ずは撮影時に感じたファーストインプレッションだけで2回目のレビューを終わります。




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2010.02.26

【1stレビュー】SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM ~ 半端な気持ちじゃ使えない

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みんぽすさんからお借りして1週間が経ちましたし、そろそろこのレンズのことを書きましょう。



15群18枚 | 画角 34.3°-12.3°| 絞り羽根 9枚 | 最小絞り F22 | 最短撮影距離 100cm | 最大倍率 1:3.5 | フィルター径 Ø77mm | Ø86.5mm×184.4mm | 1,370g

SIGMAの「APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM」(製品詳細@SIGMA)です。

個人的に憧れ続けていた大口径望遠ズームレンズを遂に借り物とはいえ、自由に使えることになりました。写真愛好家の方なら、この興奮をご理解いただけると思います。


■ カメラメーカーの看板レンズ


「70-200mmのF2.8通し」

このスペックにグッと来ない写真愛好家は居ないはずです。「手放せない1本」もしくは「いつかは必ず手に入れたい1本」という存在であるに違いありません。これはフィルム一眼レフの時代から、デジタル一眼レフ全盛の今に至るまで変わらないとも思います。

だからこそ各カメラメーカーとも、このスペックもしくはそれに準ずるレンズに最大限の技術を投入してくるのであります。

Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM EF70-200LIS2
Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM
Canon EF Lレンズ 70-200mm F4L IS USM
Canon EF70-200mm F4L IS USM


Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II AF-S 70-200/2.8G ED VR II
Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II


SONY 70-200mm F2.8 G SAL70200G
SONY 70-200mm F2.8 G


OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED50-200mmF2.8-3.5SWD
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED50-200mmF2.8-3.5SWD

カメラメーカーの看板レンズといっても差し支えないのが「70-200mmF2.8」というレンズであります。

フルサイズデジタル一眼レフを抱えるキヤノン・ニコン・ソニーはもちろん。フォーサーズという小さめな規格を活かしてオリンパスも70-200F2.8を超える超弩級スペックレンズを用意してます。


■ ペンタックスユーザーの悲哀


ところが我がペンタックスだけは、看板レンズたる70-200mmF2.8というスペックのレンズが存在しないのであります。

いや語弊がありますね....

PENTAX DA☆50-135mmF2.8ED [IF] SDM (フード・ケース付) DA50-135F2.8SDM
PENTAX DA★50-135mmF2.8ED [IF] SDM

35mm判換算で76.5-207mmとまさに「APS-C規格の70-200mmF2.8」というレンズがあり、なおかつ!

PENTAX DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
PENTAX DA★60-250mmF4ED [IF] SDM

一段暗くなるもののF4通しでさらに広い焦点域をカバーするレンズも用意されております。しかも2本とも技術も贅も尽くしたスターレンズですから文句なんて言ったら罰が当たります。

でもさ、やっぱり「70-200mmF2.8」っていう純正レンズがあって欲しいではありませんか、たとえAPS-C規格のみDAレンズだとしても、35mm判換算で約105mm-300mmの画角になってもです。

以前は「PENTAX FA★80-200mm F2.8」というスターレンズがあったようで、今でも中古物件が高値で取引されてますけどね。

ですから今現在ペンタックスのデジイチ愛用者が頑なに「70-200mmF2.8」というスペックを追い求めるのならば、今回お借りしたシグマ「APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM」もしくは...

TAMRON SP AF70-200mm F/2.8DI LD IF MACRO ペンタックス用 A001P

タムロン「SP AF70-200mm F/2.8DI LD IF MACRO」のどちらかしか選択肢がございません。だからこそなおさら、今回シグマの70-200mmF2.8をお借りできて興奮しているんです。


■ 半端な気持ちじゃ持ち歩けない


喜びのうちに開梱をしてレンズを手に持った瞬間、呆然自失。

「長っ!!! 重っ!!!」

レンズの重さ1.37kgですよ!K-7がバッテリー込み750gですから倍ですよ、倍!巨大さを表現するために横に並べたマイクロフォーサーズ用レンズのG20mmが100gですから実に14本分の重さですよ。

付属の花形フードを取り付け、鏡胴部に三脚座ベルトを装着した様子です。いやとてもじゃありませんが、この風情では持って歩けません。申し訳ないんですがフードも三脚座も取り外して...

こういうあんばいで使わせていただきます。それでも....

これだけの体格差でございますからして、愛用のカメラバッグはK-7+SIGMA70-200でパツンパツン(@_@)もう一切何も入りません。GF1を同時に持って出たい時は、もうひとつ衝撃緩衝用の袋物が必要となってしまいます。

総重量2kg超の機材をおもむろにガバッと構えて被写体を狙いますってぇと、手がぷるぷるします(^_^;)こりゃ素人が半端な気持ちで使って良いレンズじゃなかったな。


--- 記念すべき1stショットがこれ ---

せっかくの70-200が泣いている
ISO800 | 1/15 | F2.8 | 110mm | JPEG


ISO800 | 1/50 | F2.8 | 70mm | JPEG


ISO800 | 1/20 | F2.8 | 200mm | JPEG


ホントに猫に小判だよな(--;)分かってるんですよ、ボクに70-200mmF2.8なんて勿体ない。でも高嶺の花だからこそ、この機会にこれでもかと何だって写してやろうと気合いが入りましたよ!カップスターを作例に撮る人だってボクぐらいでしょうしね!

本格的に使い始めた印象などはまた次回のエントリーで...




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2010.02.25

良い時間を過ごしたいな


K-7 | SIGMA70-200mmF2.8

いやぁバカ陽気が続いてますね。花粉飛散は全開なのは辛いですけど、朝、家を出る時に身体が軽く感じられるのはありがたいですね。


K-7 | SIGMA70-200mmF2.8

京都での用事を済ませ、嫁さんと次女が帰ってきました。目が回るような仕事と家事の両立生活も終わり、ホッとしました。子供達も久しぶりの邂逅を喜んでおります。

(自分としては鬼の居ぬ間の物欲解消を忘れ、失敗してしまった感いっぱいです。G45-200mmとNEW17-70mmで迷ってしまったのが運の尽きでしたな。PMAなんてやってるからなおさら...)

重ささえ克服すれば使いやすいレンズだ
K-7 | SIGMA70-200mmF2.8

さ、今日は3週間ぶりのテニスです。なんだかもう間が空き過ぎて、かえって開き直った新鮮な気持ちでプレー出来そうです。たとえ上手く打てなくても「ボールを思いっきり打てる」ってだけで楽しいんですよテニスってのは。

良い被写体も帰ってきたことだし、午後からはレビュー用にお借りしたレンズも試したいな。今日の休みは充実した時間を過ごせると良いな。

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今日発売ですな。

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